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○横浜市基本構想

平成18年6月23日

議決

1 横浜の都市像

「市民力と創造力により新しい「横浜らしさ」を生み出す都市」

横浜は、平和や人権の尊重を基調として、世界との窓口として歴史的に果たしてきた役割を常に認識しながら、知恵と活力を最大限に発揮し、市民が生き生きと暮らせる魅力あふれる都市であり続けます。

また、年齢や性別、障害の有無や国籍にとらわれることなく、多様な個性を尊重し、市民自らが多様な力を地域社会で発揮します。

市民の意識と行動が、これからの横浜を形づくります。新しい「横浜らしさ」を生み出し世界に発信することで、横浜は常に新たな魅力と活力を創造し続けます。

(1) 市民力(市民の活力と知恵の結集)

横浜の特徴であり最大の活力の源は、多様で豊富な人材と、活発な市民活動です。市民が生活を営んでいく上で、地域において様々な課題が発生しますが、「横浜らしさ」である豊かな市民の力を最大限に発揮し、解決に取り組みます。

また、世代間で互いに助け合い、連携しながら、柔軟性と新しい発想を生み出す地域づくりを進め、安全と安心の中で充実した暮らしを送ることができるまちをつくりあげます。

そのために、市民一人ひとりが広い視野と責任感を持って自発的に地域や社会活動に参画し、知恵と行動を結集することにより、生き生きと暮らせる都市の魅力と活力をつくりあげていきます。

(2) 創造力(地域の魅力と創造性の発揮)

横浜の特徴であり最大の魅力は、豊かな水・緑と歴史的建造物や先進的な都市景観に加え、多様な文化や人々を分け隔てなく迎え、受け入れてきた開放性と、常に新しい技術や文化に目を向け積極的に取り入れていく進取の気風です。

社会経済のグローバル化や情報化が進み、ますます世界が身近になる中で、世界の中の横浜としての役割を担っていくために、横浜ならではの魅力「横浜らしさ」を、誇りを持って世界に発信します。

国内外から人や企業、国際機関などが集まり、それぞれの知恵や文化の融合により新たな魅力を創造し、世界で活躍する人をはぐくむ、躍動する創造的都市をつくりあげていきます。

2 都市像を支える5つの柱

(1) 世界の知が集まる交流拠点都市

横浜は、開港期以来、国内外から多くの意欲と才能あふれる人々が集まり、常に時代を先取りしながら、国際港都として新たな魅力と活力を生み出してきました。

知的財産や活動の重要性が高まる中で、国内外の知識や人が集まる場を豊富に提供するとともに、次代を担う子どもたちを社会で温かく見守り、充実した教育環境の下、世界で活躍する人々をはぐくみます。

国際機関や研究活動の場が集まる横浜で、私たちと、世界から集まる多様な文化や技術を持つ人々が交流し、互いに切磋琢さたく磨することにより、新しい文化芸術や先進的技術を生み出し、特色ある都市の創造性を発信することで、横浜は世界の知識と知恵の拠点を目指します。

(2) 新たな活躍の場を開拓する活力創造都市

横浜は、その立地条件や港の存在を基に、時代に応じた産業が生まれ、集積しながら発展し、都市の活力を生み出してきました。

社会経済のグローバル化や情報化が進み、都市間競争が激しくなる中で、横浜から新たなビジネスチャンスと企業活動を生み出すことにより、国内外から企業の集積を進め、多くの人に活躍の場を提供していきます。

高度な技術や人の集積による都市の創造力と、新しい就業の場の創出により、横浜は人も企業も躍動する活力あふれる都市を目指します。

(3) 多様な働き方や暮らしができる生活快適都市

横浜は、東京への一極集中に伴い、急速に住宅地が拡大する中で、産業の集積を図るとともに、魅力的な都心部を形成することにより、多くの人が訪れ、生活し、就業する大都市となりました。

働き方が多様化し、年齢や性別による固定的な役割が変化する中で、個人の価値観に応じて、働きながら地域や家庭で心豊かな生活を送ることができるような、高齢者や女性も生き生き暮らせるライフスタイルを実現していきます。

また、自然環境や都市景観など地域の特性に応じたまちづくりを市民自らが愛着を持って行うことにより、横浜は豊かな生活環境のある快適で暮らしやすい都市を目指します。

(4) 市民の知恵がつくる環境行動都市

私たちの日々の生活や活動は、地球環境に影響を及ぼしており、環境に対する配慮を常に意識し、行動することが求められています。

地球規模での環境問題がより深刻化する中で、身近なところで積極的に環境を守り、質の高い環境を創造していく行動を積み重ね、世界の一員としての役割を果たします。

世界から環境に関する情報や技術、人が集まり、その交流の中から新たな環境技術や取組を生み出すとともに、人と自然が共生し、環境と経済の好循環を実現する都市の姿を世界に発信することで、横浜は環境の港を目指します。

(5) いつまでも安心して暮らせる安全安心都市

私たちが安心して暮らしていくためには、災害や犯罪、病気などの不安に備えることが必要です。

少子高齢社会の進行や人口の減少により、地域コミュニティが変化しても、そこで生活する人々が、人と人とのつながりを大切にし、互いに支え合うことができれば、暮らしの安全と安心が生まれます。

横浜は、一人ひとりの知恵と行動力を結集しつつ、セーフティネットの行き届いた社会の仕組みをつくりあげていくことにより、いつまでも心豊かに暮らせる都市を目指します。

3 実現の方向性と取組

(1) 多様な文化を持つ人々と共に生きよう

横浜が、世界との窓口としての役割を果たしていくためには、世界で活躍する人々を豊富に輩出するとともに、多様な文化を持つ人々が集い、生き生きと暮らすことができる都市づくりが重要です。

ア 日本や横浜の歴史と文化を理解し、世界の人々とコミュニケーションがとれる国際性豊かな人を育てましょう。

イ 国籍にかかわらず、人と人とのつながりを大切にし、多様な文化が共生するまちを目指しましょう。

ウ 横浜の技術力や市民の多様な力を生かし、アジアとの交流や貢献を重点としつつ世界の都市との連携を活発に展開し、アジアと世界を結ぶ架け橋の役割を担っていきましょう。

(2) 充実した学びにより豊かな人生を送ろう

一人ひとりが将来を展望し、充実した暮らしを送るとともに、国内外で活躍する人々を育てていくためには、子どもから高齢者まで生涯にわたる多様な学びの機会を充実させることが重要です。

ア 多様な個性やニーズに応じた充実した学びと、再挑戦できる教育システムが整った、教育が充実したまちを目指しましょう。

イ 学校と家庭や地域が連携し、共に人を育てるとともに、青少年の自立を支援するまちを目指しましょう。

ウ 地域コミュニティを支える人々が育ち、地域の課題解決に向けて技術や能力を生かせるまちを目指しましょう。

(3) 子どもを温かく見守りのびのびと育てよう

次代を担う子どもたちの健全な成長は、未来への希望あふれる都市づくりの根本です。ライフスタイルが多様化する中で、誰もが暮らしやすく、子どもたちがのびのび育つまちを実現していくためには、子どもが成長する喜びを社会全体で共有し、見守っていくことが重要です。

ア 社会全体で子育てを支援することにより、子育てに関する様々な不安や負担を解消して、子どもと夢を共有できるゆとりある生活を実現しましょう。

イ 子育てしやすい住環境や、子どもたちがのびのびと遊び、学べる安全な地域と親子の居場所づくり、医療の充実など、子育てバリアフリーが徹底された生活環境の整ったまちを目指しましょう。

ウ 青少年が積極的に地域社会へ参画するとともに、世代間で互いに助け合い連携して子育てを支援する地域コミュニティを実現しましょう。

(4) 横浜ならではの魅力を創造し都市の活力を高めよう

横浜の活力を高めていくためには、活発な文化芸術活動や国際機関などの集積により、多様な人々が集まり、交流することで、横浜ならではの魅力と可能性を創造することが重要です。

ア 横浜の立地条件を生かし、空港、港、道路、鉄道が一体的に機能するまちをつくり、活力ある産業の集積とともに、新たな産業や観光資源の創出と活用に積極的に挑戦し、活力と競争力のあるまちを目指しましょう。

イ 横浜の活力の源である港の魅力を高めるために、アジアや世界に貢献する物流機能の強化とともに、海に親しめる憩いの機能も高めていきましょう。

ウ 環境に配慮した事業活動や技術開発、消費が活発に行われるとともに、豊かな自然環境と、都市活動が持続的に共存できるまちを目指しましょう。

エ 横浜の食を支える農業と都市生活を共存させ、大きな消費地を背景とした地産地消を積極的に進めるとともに、安全で新鮮な農産物を生み出す都市農業が活発に行われるまちを目指しましょう。

(5) 活発な情報交流により新たな可能性を創造していこう

情報通信技術の飛躍的な進歩により、時間と距離を超えて自由に情報を発信し、受信することが可能となってきています。

すべての人々が、自由に、かつ、容易に情報通信技術を利用できる社会を築き、情報交流を活発に行うことにより、新たな可能性を創造していくことが重要です。

ア 横浜の知恵や創造力を生かした先駆的な情報を創出し、世界へ発信していきましょう。

イ 世界の多様な人々との情報交流を活発に行い、新たな発想や技術、ビジネスチャンスなどの創出につなげていきましょう。

ウ 情報通信技術を積極的に活用し、地域社会における合意形成や防災・防犯など、様々な課題の解決や利便性、効率性の向上につなげていきましょう。

エ 個人情報を適正に管理するとともに、情報を活用するための知識と技術、マナーを身につけ、活発な情報交流を行いましょう。

(6) 個性を生かして働ける社会をつくろう

将来への希望を持ちながら生き生きと暮らしていくためには、「働く」ことの大切さや意義を誰もがしっかりと認識し、働く意欲や努力が報われる社会を実現していくことが重要です。

ア 年齢や性別、障害の有無や国籍などにとらわれずに、個性や能力に応じた多様な職業や働き方を選択できるまちを目指しましょう。

イ 子育てや介護など、生活環境が変わっても、働き続ける選択もできる柔軟な労働環境をつくりましょう。

ウ 知識や技能を修得し、向上する機会が豊富にある中で、一人ひとりの能力を生かして挑戦でき、また、挑戦する人を応援する気風にあふれるまちを目指しましょう。

(7) 暮らしやすい快適なまちづくりをしよう

高齢社会や人口減少社会の中で、誰もが快適に暮らしていくためには、ライフスタイルや地域の特性に応じた住環境の中で生活し、身近な地域で様々な活動ができることが重要です。

ア 多様化するライフスタイルや、地域の特性に応じた質の高い住環境と効率的な交通体系が備わったまちを目指しましょう。

イ 誰もが働きやすい就業の場と居住の場のほか、楽しみ、学び、憩いの場などが駅を中心に近接するコンパクトなまちを目指しましょう。

ウ 歴史的建造物や水・緑・文化などの地域の特性を反映しながら、都市の景観を守り、住民自らが活発なまちづくりを展開しましょう。

(8) 地球にやさしい都市環境を未来へ引き継ごう

地球環境に配慮した質の高い都市環境を創造し、未来へ引き継いでいくためには、一人ひとりが環境問題を考え、行動するとともに、様々な主体が協働して取り組むことが重要です。

ア 廃棄物の発生抑制、再使用、再生利用を進め、持続可能な循環型社会を目指しましょう。

イ ヒートアイランド現象や地球温暖化などの環境問題に対して、省エネルギー行動や、環境負荷の小さい新エネルギーの普及に向けた技術の開発と利用を進めましょう。

ウ 海や川、緑地や公園などの水と緑に加え、多様な生物が生息できる豊かな自然環境が身近にある、潤いのあるまちを目指しましょう。

エ 農地を、農業生産の場として認識するとともに、防災、景観の保全、学習の場や、自然環境の一部として多面的に活用しましょう。

(9) 住み続けたいと感じられる魅力をつくろう

横浜に住むことに魅力を感じるためには、それぞれのライフステージの中で、住み続けたいと感じられる生活満足度の高いまちを実現していく必要があります。特に、若者に対する魅力づくりは、都市の活力を維持していく上でも重要です。

ア 新たに横浜に住む人々も温かく受け入れられ、地域の一員として活躍できるまちを目指しましょう。

イ 就職や就学などで生活環境が変化しても、自己実現を図ることができるなど充実した生活を送りながら住み続けることができるまちを目指しましょう。

ウ 多様な仕事を選択できる就業環境や、それぞれのライフスタイルに応じた住環境と楽しみがある、若者や子育て世帯に魅力ある地域づくりを進めましょう。

エ 世代間交流や市民活動などにより地域の人々が支え合い、障害者や高齢者などが地域の中で生き生きと暮らしていけるまちを目指しましょう。

(10) ゆとりをもって安心して暮らそう

障害者や高齢者はもとより、誰もが地域で安心して生活していくためには、将来にわたる安全と安心が確保され、ゆとりをもって心豊かに暮らせる社会を実現していくことが重要です。

ア 個人の尊厳を尊重した福祉や医療の仕組みが整備され、バリアフリーが行き届いた、誰もが生活しやすいまちを目指しましょう。

イ 救急医療や健康危機管理への備えを行うとともに、主体的な心と体の健康づくりを社会全体で支援し、健康で安心できる暮らしを目指しましょう。

ウ 災害発生時における避難や救援などの応急態勢や防犯に対する取組など、安全と安心を支える充実した機能をもつ地域を目指しましょう。

4 実現のための基本姿勢

人口減少社会における、少子高齢化や社会経済のグローバル化などの進行は、新たな行政需要を生み、経営資源の制約を招きます。

社会経済情勢の変化に柔軟に対応しながら、都市像を実現していくためには、限られた経営資源を有効に活用し、効果的に取り組まなければなりません。

横浜を支える市民と行政がそれぞれの役割と責任を認識し、協力して都市の魅力や活力をつくるとともに、安心して生き生きと暮らせる社会を実現します。

(1) 市民力の発揮(新しい公共の創造)

社会経済情勢の変化に伴い、市民や行政が単独で対応することが難しい新たな課題が増加し、解決に向けて柔軟かつ多様な取組を行う必要があります。

横浜には、多様で豊富な人材が集まり、活発な市民活動が展開されています。この豊かな市民力を最大限に発揮し、互いに助け合いながら自らが主体的に取り組むとともに、市民と行政が互いを理解し、尊重しながら協働して取り組みます。

ア 市民主体の取組

自らできることは自らが行うことを基本とし、世代間で互いに助け合い、連携しながら、市民が主体となって自主的に知恵と行動を結集し、取り組みます。

(ア) 地域や社会活動に自発的に参画し、持てる力を発揮します。

(イ) 自治会・町内会や市民公益活動団体などが、それぞれの特徴を生かし、互いに補いながら地域課題を解決できるコミュニティを形成します。

(ウ) 企業の社会的責任に基づく地域活動を尊重し、社会に貢献する文化をはぐくみます。

イ 協働による取組

市民と行政が互いに特性を生かし、地域課題や社会的な課題に協働して取り組み、多様なニーズへきめ細かく対応することで、市民生活の質の向上を目指します。

(ア) 市民と行政は対等の立場に立ち、活動目的や課題などの情報を共有し、相互理解を深めます。

(イ) 地域の特性に応じて、市民や企業、行政などの地域を支える様々な主体が議論し、合意を形成しながら課題に対応します。

(ウ) 社会の変化やニーズに応じて、協働にふさわしい領域を柔軟にとらえて取り組みます。

(2) 行政の役割(自律と分権の地方自治を目指して)

地方分権の流れの中で、特色ある「横浜らしさ」を発信し、新たな魅力と活力を創造するためには、市民との協働による「自治」と「経営」を進めるとともに、行財政改革に取り組み、持続可能な行財政運営を行い、市民満足度の高い自主的・自律的な大都市運営を目指します。

ア 市民が自発的に地域や社会活動に参画できるよう、情報提供を進めるとともに、市民の活動を支援する仕組みを整えます。

イ 地域の身近な課題に迅速かつ的確に対応できるよう、地域コミュニティを支援する仕組みや体制を整えます。

ウ 他の自治体と連携し、防災や環境問題などの市域を越えた広域的な課題に対応します。

エ 地域のニーズを客観的かつ的確に把握・分析し、自律的な政策形成能力を高めます。

横浜市基本構想(昭和48年6月1日議決)は、廃止します。






-2022.04.01作成-2022.04.01内容現在
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横浜市基本構想

平成18年6月23日 議決

(平成18年6月23日施行)

体系情報
第1編 総則、議会、執行機関/第1類 則/第1章の2 基本構想
沿革情報
平成18年6月23日 議決