| 受付年月 | 2026年04月 |
|---|---|
| 要望区 | 鶴見区 |
| 事業名 | 市民からの提案 |
| 内容分類 | 交通・道路 > 鉄道 > その他鉄道 |
| 対応区分 | 情報提供その他(既に実施済み・お礼お詫び等) |
現在、川崎市側で進められているJR南武線連続立体交差事業との整合性確保、及び災害時における市民の生命維持、さらには横浜市境の持続的な税収基盤の維持という観点から、矢向駅周辺の立体交差化を「構想」から「計画」へと早期に引き上げることを強く要望します。
1.隣接自治体との事業不整合による「公金投下効率」への疑義
現在、川崎市側では矢向駅北側から武蔵小杉駅までの立体交差化が決定しており、着実に事業が進んでいます。しかし、市境を接する矢向駅周辺が平面交差のまま残されれば、鉄道高架化による「渋滞解消」という本来の事業効果が横浜市境で遮断され、広域的な道路ネットワークに深刻なボトルネックが生じることは明白です。
川崎市側が多額の公金を投じて得ようとしている「交通円滑化」の便益を、隣接する本市の未整備が阻害する形となれば、将来的に広域行政上の責任を問われかねません。両市が足並みを揃えてこそ、本市側の費用便益比も最大化されるはずです。相鉄線の進捗を待つのではなく、南武線独自の特殊性を鑑みた「川崎市との共同歩調」を優先すべきではないでしょうか。
2.災害時における「防災孤立地帯」解消の緊急性
矢向駅周辺は木造住宅密集地域を抱えており、一度大規模地震が発生すれば、火災延焼のリスクが極めて高いエリアです。現在、通勤・通学時間帯に発生している「開かずの踏切」は、単なる交通渋滞の問題にとどまらず、災害時に救急車や消防車といった緊急車両の通行を阻害し、市民の救命時間を奪う致命的な障壁となります。
市が掲げる「防災に強いまちづくり」において、踏切による地域分断を放置することは、市民の生存権に対する行政の不作為と受け取られかねません。カラー舗装等の速効対策では、物理的な遮断という根本的リスクは解消されません。防災計画の実効性を担保するためにも、抜本的な立体交差化こそが最優先の安全投資であると考えます。
3.都市間競争力の維持と将来的な税収基盤への投資
現在、川崎市側では鉄道の高架化に合わせた駅周辺の再開発が活発化しており、若い子育て世代の流入が顕著です。一方で、線路により地域が分断され、古く狭あいな踏切が残る矢向駅周辺は、居住地としての魅力が相対的に低下しており、将来的な地価の下落とそれに伴う固定資産税収入の減少が強く懸念されます。
「投資をしないことによる損失(機会損失)」は、数十年後の市財政に重くのしかかります。矢向を「取り残された境界地域」にするのではなく、高架化によって生まれた高架下スペースの活用や駅前再整備を一体的に行うことで、横浜市側への民間投資を呼び込み、持続可能な税収基盤を構築すべきです。
矢向駅周辺の立体交差化については、川崎市とも協議を実施してますが、貨物線が並行しており、南武線を高架化できたとしても貨物線の踏切が残るなどの課題があると認識してます。
また、現在事業中の、相模鉄道本線の鶴ヶ峰駅付近での連続立体交差事業を着実に進めていくことが重要で、これらの理由から、南武線の連続立体交差化については、現時点では未定です。
ご理解くださいますようお願いします。
道路・交通政策局建設部建設課
電話:045-671-2792 FAX:045-663-8993
Email:do-kensetsu@city.yokohama.lg.jp
2026年4月21日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。