| 受付年月 | 2025年09月 |
|---|---|
| 要望区 | 保土ケ谷区 |
| 事業名 | 市民からの提案 |
| 内容分類 | 交通・道路 > バス > バスダイヤ・定時運行 |
| 対応区分 | 情報提供その他(既に実施済み・お礼お詫び等) |
仏向町を走る220系統の存在する意味を教えてください。
現在のバス事業は、少子高齢化の影響によりお客様が年々減少していく中で、コロナ禍におけるリモートワークなどの「新しい生活様式」の定着に伴いお客様が一層大幅に減少し、非常に厳しい経営状況となっています。
また、令和6年4月よりバス乗務員の長時間労働を防ぐ目的として「改善基準告示」が改正され、乗務員の勤務時間が短縮されています。これにより、乗務員不足に拍車がかかるため、一定の運行効率化は避けられない状況です。
加えて、全国的に大型二種免許保有者数は年々減少する一方で、退職者は増加傾向にあり、今後も深刻な乗務員不足が見込まれます。
こうしたことから、今後も市民の足として市営バスネットワークを維持できるよう、最寄り駅までの交通手段としての位置付けを明確化し、お客様のご利用実態に合わせた運行便数の効率化、長距離路線の短絡化、夕方から夜間帯の運行便数の見直しなど、路線の効率化を実施しています。
ご質問は「仏向町を走る220系統は1日2本しかありませんがこの路線は何の意味があるか教えてほしいです。」ということですが、市営バス220系統は、交通不便地域の解消として、地域からの要望を元に、平成8年(1996年)に運行を開始した22系統を、平成22年(2010年)に黄金湯前から仏向地域ケアプラザ前まで路線延伸した運行系統です。狭あい道路を通るため小型車両を採用しています。22系統とルートが異なる部分があることから令和5年(2023年)に系統番号を220系統としました。
「令和6年度路線別収支は4,989千円の赤字であり、また、営業係数(100円の収入を得るために必要な支出。算出方法」=支出÷収入×100)は173.3であることから、効率性の低さが課題となっています。
ご利用状況について令和7年6月を調査しますと、黄金湯前〜仏向地域ケアプラザ前間では最大通過人員が1便あたり14人であることから、バスの乗車定員35名を踏まえると輸送力は確保されています。
いただきましたご意見は、貴重なものとして受け止めさせていただきますが、諸事情をご賢察のうえ、ご理解くださいますようお願いします。
交通局自動車本部路線計画課
電話:045-671-3194 FAX:045-322-3912
Email:kt-rosenkeikaku@city.yokohama.lg.jp
2025年10月24日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。