受付年月 | 2025年03月 |
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要望区 | 鶴見区 |
事業名 | 市長陳情 |
内容分類 | 交通・道路 > 鉄道 > 鉄道計画・新設 |
対応区分 | 情報提供その他(既に実施済み・お礼お詫び等) |
鶴見駅の公共交通ネットワークとしての利便性向上、横浜と東京都心・羽田方面とのアクセス拠点としての発展等のため、次のとおり要望します。
1 相鉄・JR直通線の鶴見駅停車に向けたホームの新設及びこれに伴う駅舎改良を実現するための鉄道事業者との協議や財源確保に向けた国費導入など事業化に向けた検討の深化
2 公共交通ネットワークの利便性・安全性向上に向けた要望
(1) 京急鶴見駅への特急電車停車や、駅間連絡施設等JR鶴見駅舎改良と併せた駅施設の整備に向けた取組の推進
(2) 鶴見線混雑緩和に向けた、市としての働きかけ
(3) 横浜環状鉄道(鶴見〜日吉間)の早期整備に向けた取組の推進
(4) 東海道貨物支線貨客併用化(品川・東京テレポート〜浜川崎〜桜木町)に向けた取組の推進
1 JR鶴見駅への中距離電車(相模鉄道・JR直通電車)停車の実現については、これまで神奈川県鉄道輸送力増進促進会議を通じて東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」という。)に要望するとともに、日本貨物鉄道株式会社(以下「JR貨物」という。)に協力を要請してきました。
JR東日本からは、「駅構内にホーム新設スペースがないことから大規模な施設改修が伴うことや、貨物輸送への影響が大きいことなどから関係自治体のご協力が不可欠である長期的な検討課題と考えております。」との回答を得ています。
また、JR貨物からは、相鉄・JR直通線の駅新設に伴う旅客車停車による貨物輸送への影響が大きいとの見解が示されています。
このようにさまざまな課題がありますが、引き続き、鉄道事業者の協力を得ながら、鉄道需要の変化なども踏まえ、実現可能性を検討していきます。
2(1) 京急鶴見駅への特急電車停車については、これまでも神奈川県鉄道輸送力増強促進会議を通じて京浜急行電鉄株式会社に要望しています。同社からは「現在のお客さまニーズを踏まえ、各駅の乗降客数や混雑率、また、他社線との乗り換え利便等、沿線全体のバランスを考慮したうえでダイヤを作成し、改正しております。お客さまのご利用状況は、回復傾向にあるものの、コロナ前と比べますと、以前厳しい状況でありますが、今後も公共交通機関として、出来るだけ多くのお客さまに便利にご利用いただけるよう、お客さまニーズに応じた柔軟なダイヤを目指し作成してまいりますので、何卒ご理解をいただければと存じます。」との回答をいただいています。
また、駅間連絡施設については、駅舎改良等の機会を捉え、関係事業者とともに検討するものと考えています。
2(2) 鶴見線については、これまでも神奈川県鉄道輸送力増強促進会議を通じ、輸送力強化と利便性向上に向けた通勤・通学時の増便や編成両数の増加及びそれに伴う駅ホームの延長等をJR東日本に要望しており、平成30年、令和2年と2度にわたりダイヤ改正を行い、増発していただきました。同社からは「鶴見線のご利用状況は、沿線に立地している企業等の動向に大きく影響されることもあり、引き続きご利用状況を見据えつつ輸送体系を見直してまいります。また、車両の増結(長編成化)・ホームの延長等については、ホームの前後に踏切道のある駅が多い事や車両基地の拡張など、全線にわたり設備の大幅な改修が必要となるため、現時点で実施についての計画はございませんが、今後も沿線や臨海部の発展などによるお客さまのご利用状況の変化を見極めつつ、臨海部ビジョンなど地域の取り組みを注視し検討してまいります。」との回答をいただいています。
今後も、更なる利便性向上等に向け、JR東日本に要望していきます。
2(3) 横浜環状鉄道については、事業性に課題があることから、長期的に取り組む路線とし、鉄道整備とまちづくりの連携方策等、事業性の確保に向けた検討を進めます。
2(4) 東海道貨物支線の貨客併用化については、多くの自治体にまたがる長い路線であり、沿線の土地利用の動向などを踏まえて長期的に検討を進めていく路線とし、引き続き、沿線自治体等で構成される「東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会」と連携しながら検討を進めます。
都市整備局交通政策部交通企画課
電話:045-671-3576 FAX:045-663-3415
Email:tb-kotsu@city.yokohama.lg.jp
2025年5月28日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。