受付年月 | 2025年01月 |
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要望区 | 金沢区 |
事業名 | 市長陳情 |
内容分類 | 交通・道路 > 総合交通対策 > 総合交通対策 |
対応区分 | 要望等にお応えできません |
並木地域の住民は、地域内の移動や金沢文庫方面に行くために市営321系統のバスを利用しており、利用者も増えてきています。
しかし、金沢文庫方面に行くには「能見台駅入ロバス停」と「富岡バス停」で他社の鉄道やバスに乗り換えなければなりません。他社のバスは混雑しており高齢者や身障者にとって利用は大変です。廃止された市営94系統のように並木地域から直接行けるバスの運行を今も多くの住民が望んでいます。
市営321系統を新杉田駅や金沢文庫や金沢八景駅を結ぶ路線に見直して利用者を増やしていくことを改めて検討してください。
並木地域に大規模マンションが建設中で、住民が大幅に増えます。文庫方面、区心部に直接行けるバス運行は高齢者も子育て世代、若い人にも必要です。
「横浜市地域公共交通計画(素案)」に対する市民の意見募集が始まっています。移動手段を保障していくために市民の意見を計画に反映してください。そのために協議会などに実際利用している住民の代表を入れてください。行政として住民の要求を把握すことや現場に足を運び実態を把握することを要請します。
公共交通を守るために横浜市として市営バスやバス事業者に財政支援を行っていくことを求めます。
市営バスでは、経営の収支見通しが非常に厳しいことに加え、乗務員確保の困難さが増している中で、人口減少や少子高齢化といった社会情勢の変化に対応し、お客様の足を将来にわたって確保していきたいと考えております。このため、引き続き各路線の特徴や利用状況を注視しつつ、長距離路線の短絡化や利用実態に応じた便数の適正化など、更なる運行効率化を図っています。また、民間バス路線を含めて、より効率的に運行可能な事業者が路線を担当するなど、市内バスネットワーク全体を維持する最適な路線形態を探っております。
そのうえで、低廉な運賃で需要の大きな部分の輸送を担う、大量輸送機関(マストランジット)としての役割を果たし採算性を確保しながら、今後も可能な限り地域の公共交通網を維持していきたいと考えております。
市営321系統については、地域の方々から運行ルートのご要望を頂いた経路で運行を開始しましたが、運行している時間帯も長く、便数も多めに設定したため、経費が増大し、大きな赤字に繋がっていました。その後、「改善基準告示」の改正により、乗務員の休息期間を確保するため、路線の効率化について、地域の代表の方々と話し合ったうえで、令和6年4月1日ダイヤ改正で、朝・夜のご利用が少ない時間帯を減便いたしました。1便あたりのご利用者数は約18名から約25名に増加したので、一定の効率化は図られたと考えております。引き続き、ご利用状況を注視しつつ、地域の代表の方々と話し合ってまいります。
ご提案のとおり、市営321系統を延伸して、並木地域と新杉田駅や金沢文庫、金沢八景駅を結ぶ新規路線を設定するとなりますと、運行距離はさらに延び、一層の収支の悪化も招きかねません。
また、長距離路線となりますので、乗務員の長時間労働を招くうえ、必要な乗務員数を増やすことで、乗務員不足の深刻化につながります。
さらに、この新規路線は、鉄道だけでなく、民間バス事業者の並行路線と競合するため、交通局と同様に厳しい経営環境にある民間バス事業者にも影響を与えることになります。
以上のことから、交通局といたしましては、ご提案に沿うことは難しいと考えております。
交通局自動車本部路線計画課
電話:045-671-3194 FAX:045-322-3912
Email:kt-rosenkeikaku@city.yokohama.lg.jp
2025年2月4日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。