受付年月 | 2024年09月 |
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要望区 | 磯子区 |
事業名 | 市民からの提案 |
内容分類 | 交通・道路 > バス > バスダイヤ・定時運行 |
対応区分 | 要望等にお応えできません |
市営バスの215系統が慢性的に混雑して遅延が発生しています。大型車両の使用やピーク時間帯のダイヤ改正など、対応を検討してください。
現在のバス事業は、少子高齢化の影響によりお客様が年々減少していく中で、コロナ禍におけるリモートワークなどの「新しい生活様式」の定着に伴いお客様が一層大幅に減少し、非常に厳しい経営状況となっております。
また、令和6年4月からバス乗務員の長時間労働を防ぐ目的として「改善基準告示」が改正され、乗務員の勤務時間が短縮されています。これにより、乗務員不足に拍車がかかるため、一定の運行効率化は避けられない状況です。
加えて、全国的に大型二種免許保有者数は年々減少する一方で、途中退職者は増加傾向にあり、今後も深刻な乗務員不足が見込まれます。
こうしたことから、今後も市民の足として市営バスネットワークを維持できるよう、最寄り駅までの交通手段としての位置付けを明確化し、お客様のご利用実態に合わせた運行便数の効率化、長距離路線の短絡化、夕方から夜間帯の運行便数の見直しなど、路線の効率化を実施しています。
さらに、小型バスは、運行コストは大型バスとほとんど変わらない一方で、定員(35名)が少ないためコロナ禍前から全路線が赤字であり、採算性は極めて厳しく、運行経費の負担のあり方等について課題となっています。
ご意見をいただきました215系統は、乗車定員が35名の小型車両を使用して運行していますが、直近の利用状況を調べたところ、車内にいるお客様の数が最大でも概ね29名となっております。
増便するとなると、新たな車両や乗務員を投入する必要がありますが、令和5年度の路線別収支では約4,000万円の赤字路線となっており、採算の見通しが乏しいうえ、乗務員の確保が困難な状況にあることから、ご要望への対応は困難と考えております。
また、遅延状況については、概ね3〜4分の遅れが発生しており、遅延の発生原因は、日々の天候や道路状況に左右されますが、時間調整できる場所がなく対応に苦慮しているところです。
今回ご要望いただいたご意見につきましては、大変貴重なものと受け止めさせていただきますが、諸事情をご賢察のうえ、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
交通局自動車本部路線計画課
電話:045-671-3194 FAX:045-322-3912
Email:kt-rosenkeikaku@city.yokohama.lg.jp
2024年10月3日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。