受付年月 | 2024年08月 |
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要望区 | 全市 |
事業名 | 市民からの提案 |
内容分類 | 教育 > 学校施設 > 学校開放 |
対応区分 | 情報提供その他(既に実施済み・お礼お詫び等) |
小学校について、平日放課後の教室開放はないのでしょうか。学生向けの自習環境の増加や、不登校や通信制学校に通う学生向けの学校慣れにもなると思います。一方で、管理費等の経費増については課題と認識しています。
これを実現するにあたって、課題となることがあれば教えてください。
【現状と課題】
1 学校の教室には、個人の所有物や付帯設備・備品などが保管・設置されており、放課後にその場を開放するには、それを管理する人員の手当てや光熱水費などの経費が必要となります。
2 教室は、単独の建造物ではなく、学校内の施設のため、校内に第三者が出入りすることによる防犯上の対策も必要となります。
3 夜間学級は本市に1か所(南区蒔田中学校)のみですが、市立小学校は339校(分校2校、義務教育学校3校を含む)あること及び上記1、2を339校で本務ではない教員が担うことは適当ではないため、民間企業等に委託した場合は、莫大な経費が必要となります。
4 行政が実施する各種施策の財源の多くは、市民や企業の皆様の税金により賄われており、その実施の可否を検討するに当たっては、市民ニーズの把握とコスト意識を念頭に置き、その上で、限られた予算の中で、費用対効果を考慮し、優先順位を付して判断していくこととなります。
その上で、ご提案のあった「近くに図書館がない方や学校の自習室が使えない学生方、通信制の学校に通う学生に向けた新しい勉強環境の提供」について、学校教育を行う場の小学校の教室を目的外使用していくのか、開放するだけの市民ニーズがどの程度あるのか、民間企業や地域の施設など、他の受け皿はないのか、等々を慎重に検討していく必要があります。
【結論】
上記のことから、現状では小学校の教室を放課後に開放することは困難と考えますが、可能性としては、339校全校ではなく方面ごとに校数を絞って試行的に実施するなど、市民ニーズを十分に把握したうえで、検討することは可能と考えます。
教育委員会事務局学校教育企画部小中学校企画課
電話:045-671-3285 FAX:045-664-5944
Email:ky-kikaku@city.yokohama.lg.jp
2024年8月26日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。