受付年月 | 2024年07月 |
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要望区 | 中区 |
事業名 | 市民からの提案 |
内容分類 | 上下水道 > 下水道 > 下水道施設・排水設備 |
対応区分 | 要望等にお応えできません |
私の住んでいる地域では、下水道が合流式のため、雨量が多い時には配管内を流れる水の音や配管内圧の変動でトイレの蓋に水が跳ねることもあります。汚水の臭いにも悩まされているので、分流式にしてほしいです。
また、分流式に変更するまでの間、騒音や臭いなどについて簡易な対策をとることはできませんか。
1.分流式への変更について
本市では昭和20年代半ばから本格的に下水道整備を進めましたが、臨海部を中心とした地盤の低い地域の浸水対策を急ぐ必要がありました。それらの地区は、早くから市街地が発達しており、家屋が密集していることや道路が狭いなどの理由で、一本の管で雨水と汚水を集めることのできる合流式下水道が主に採用されました。その後、急激な都市化の拡大に伴う河川等の水質悪化に対処するため、昭和40年代から市内全域に下水道計画を広げ、郊外部や新たな開発地区を中心に分流式下水道を採用することとした経緯があります。
ご要望にある合流式下水道を分流式に変更する場合は、既存の合流管を汚水管とし、新たに雨水管を整備する手法が一般的です。しかしながら、以下に示すような課題があり、現実的に困難なため、全市域において合流式を分流式に変更する計画はありません。
【主な課題】
・本市で合流式下水道を採用している地区は、早くから市街地が発達しており、道路が狭いことが多く、既存の下水道(合流)管・水道管・ガス管等を考慮すると、新たに雨水管を整備するスペースがとれないことが多いこと
・雨水管整備に伴って多額の事業費がかかること
・排水設備(排水区域の土地・建物等の下水を公共下水道に流入させるために必要な排水管、排水きょ及びその他の排水施設のこと。個人所有範囲)も分流化する必要があり、相当額の個人負担が生じること
2.簡易対策について
ご要望の内容について、お客様の所有部分となる排水設備での対策が有効と思われますので、ご紹介します。
臭いの対策として、排水トラップの設置が挙げられます。封水の機能によって排水管又は公共下水道からの臭気を抑えるもので、管トラップやトラップます等の種類があります。排水トラップの詳細につきましては、「横浜市排水設備要覧」の3-59ページ「第3章 排水設備の技術上の基準_第1節 排水設備の設計_8 付帯設備_(1) 排水トラップ」(URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kasen-gesuido/gesuido/setsuzoku/haisui/youran.html)をご参照願います。なお、排水設備の工事に際しては「横浜市排水設備指定工事店」(URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kasen-gesuido/gesuido/setsuzoku/koujiten.html)でなければ施工ができません。配管内圧の変動および排水口からの騒音の対策として、宅内のます蓋を圧力開放仕様にすることが挙げられます。下水本管からの圧力で作動部が開閉する構造になっており、配管内圧の変動を軽減し、公共下水道本管からの空気の逆流によるトイレの水の跳ね上げを軽減することが期待できます。
下水道河川局マネジメント推進部マネジメント推進課
電話:045-671-2838 FAX:045-664-0571
Email:gk-management@city.yokohama.lg.jp
下水道河川局下水道管路部管路保全課
電話:045-671-2829 FAX:045-641-5330
Email:gk-kanrohozen@city.yokohama.lg.jp
2024年7月26日
※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。