「市民の声」の公表


詳細内容

すべての家庭からPTAの資金を徴収するのはおかしいです

受付年月 2024年03月
要望区 全市
事業名 市民からの提案
内容分類 教育 > 教育内容 > PTA
対応区分 情報提供その他(既に実施済み・お礼お詫び等)
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投稿要旨

横浜市内の公立小学校でPTA代表数名と校長の連名で「PTAへの加入の有無にかかわらず、すべての在籍児童の保護者から学校への応援活動費を徴収します。集めたお金の使い方はPTAが決めます。」との通知がありました。

公立の小学校で、PTAという任意団体が決めたことをその任意団体に加入していない家庭にも適用するのはおかしいです。また学校外部の任意団体が使途を決めて使う金銭を校長の名の下に集金するのもおかしいです。さらに、このようなお金の徴収は、公立の学校間で格差を生みかねないものであるとも思います。

横浜市には、これが適切な活動であるか否かについて確認し、回答をしてください。

回答

PTAは、保護者と教職員が協力して子どもたちの健やかな成長を支え合うことを目的に、その趣旨に賛同する保護者と教職員によって運営される任意の団体です。各PTAの規約に基づき、組織や事業計画が定められ、活動しています。

いただいたご意見に関して、当該校に応援活動費について確認したところ、次の回答がありました。

「コロナ禍の数年間はPTAの活動がほぼできず、それまでに納入されたPTA会費は多く繰り越されてきています。そのため、今年度から納入金額を大きく金額を下げている状況です。コロナが落ち着き、PTAの活動が戻ってきている中、PTA活動や役員を引き受けることはできないためPTAには加入しない、という保護者もでてきています。そのような保護者から、次のようなご要望が何件もありました。

『PTA会費は、運動会の警備員の費用や防災備蓄品、卒業記念品などにも使われている。PTA会費を支払っていなくても、自分の子どもに対して同じように使われる。PTA活動や役員を引き受けることはできないため、PTAには加入しない。しかし、他の保護者のお金によって自分の子どもに対しても同じように使われているためPTA会費は支払いたい。』

そこで、次の方向性で検討しPTA総会にて決議をとり、承認されました。PTAに加入されていない方にも情報は共有していますが、PTAから3月中に改めて個別にお知らせをする予定です。

・PTAについては活動や役員を引き受けることを含め加入・非加入についてアンケートをとる。

・PTA会費については、切り離して保護者会費の位置付けで家庭数で任意で集める。

・これまで通り運動会の警備員の費用や防災備蓄品、卒業記念品などを従前どおり続けていくために、PTAが運用に携わる。

・PTA会費という名称では、PTA会員が支払うものと解釈されてしまうため、応援活動費として名称を変え、PTAの加入、非加入に関わらず全家庭数の保護者によって支えていけるようにする。

・PTAへの加入・非加入について回答していただくとともに、現在PTA会費の納入について承諾をとっていることと同様に、応援活動費についても新年度に納入の承諾をとる。

説明不足のためご不安にさせてしまい申し訳ございません。よりよい学校教育活動を今後も保護者様、地域の皆様と協力して進めていくため、丁寧にお知らせをしてまいります。」

教育委員会では、PTAの任意性について、保護者の皆様に正しい情報が伝わるように、継続的に学校への通知を発出していますが、引き続き、学校を通じた周知に努めてまいります。

なお、応援活動費については、当該校へ直接お問い合わせください。

問合せ先

教育委員会事務局学校教育企画部学校支援・地域連携課
    電話:045-671-3278  FAX:045-681-1414   Email:ky-gakkoushien@city.yokohama.jp

公表内容基準日

2024年3月28日   

※上記の内容はすべて公表内容基準日時点のものであり、現在とは異なる場合があります。


この件に関するご意見等がありましたら「市民からの提案」をご利用ください。

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