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さくらの郷みらい保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 さくらの郷みらい保育園
所在地 226-0003 横浜市緑区鴨居4-52-15
電話番号 045-936-0039
評価年度 平成29年度
評価機関 特定非営利活動法人 よこはま地域福祉研究センター
結果公表 2018年01月18日
結果に要した期間 5ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成29年9月12日~11月24日
・評価機関より第三者評価の主旨説明を受けた後、すべての職員各々が自己評価に取り組んだ。
・個人が記入した自己評価票を、まず項目ごとの各評価(ABC)の数を集計、その後、それを基に、2回の職員会議で、各項目ごとに、A・B・Cとした根拠を話し合い、集計結果にばらつきのある項目についても意見を統一した。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成29年12月5日、12月8日
■第1日目
午 前:各クラスの保育観察~園児と一緒に昼食をとる。
午 後:書類調査/事業者面接調査(園長)
■第2日目
午 前:各クラスの保育観察~園児と一緒に昼食をとる。
午 後:職員ヒアリング調査(主任・保育士2名・管理栄養士)
事業者面接調査(園長)
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成29年10月16日~10月30日
配 付:全園児の保護者(97家族)に対して、園から手渡しした。
回 収:保護者より評価機関に直接返送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
平成29年12月5日、12月8日
・訪問実地調査の両日とも各クラスの午前中の保育時間を中心に、食事、排せつ、午睡の状況、登降園の様子等を観察。
・乳児については主に観察調査、幼児については観察と食事の時間等に適宜聞き取り調査を実施。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】
さくらの郷みらい保育園は、JR横浜線「鴨居」駅から徒歩約6分、県道109号線沿いにあり、平成21年(2009年)4月、株式会社みらいにより開設されました。約200m離れた場所に、平成22年(2010年)4月、分園が開設されています(以下、本園、分園と称します)。
本園の施設は、5階建てビルの1・2階を使用し、保育室(1歳児~5歳児)・事務室・厨房・ホールなどがあります。1階保育室外に園庭があるほか、ビル5階に屋上園庭があり、「たいこばし」や「すべり台」などを備えています。ビルの3~4階は、有料老人ホームとなっています。
分園の施設は、5階建てビルの1階を使用し、0歳児保育室・事務室・厨房などがあります。
定員は(本園・分園合わせて)117名(産休明け~就学前)、開園時間は平日7時15分~19時45分、土曜日7時15分~18時30分です。
「保育への思い」を、保育のしおり(重要事項説明書)に次のように記載しています。「”大きな輪の中で” さくらの郷みらい保育園では、子どもたちが毎日使う家具やおもちゃの一部や個人マークの木製キーホルダーを、横浜市内の障害者地域作業所の方々に、ひとつひとつ、丁寧に作っていただいています。私たちは、保育園の子どもたち・保護者・お年寄り・障害をもった方たちも、全てのひとが、この社会の中で、それぞれの役割を持ちながら生きていることを共感しながら、ひとつの大きな輪の中で、命に寄り添う保育を行ってまいります」
これに基づき、保育理念を「”子どもの”」育つ力”を信じて、みらいの種を育てよう」とし、保育方針を「・子ども一人ひとりの”ありのまま”を受け入れ、穏やかで丁寧な保育を行う ・保護者の気持ちに寄り添い、信頼関係を築く ・地域に根差し、地域の中で子どもを育てる」、保育目標を「・豊かな感性と優しい心を持つ子ども ・人と物を大切にする子ども ・おいしく食べて、健康な身体を持つ子ども」としています。
 

1.高く評価できる点
  
●子どもたちは、元気に遊び、友だちとの触れ合いなどさまざまなことを学んでいます
天気の良い日は、近隣の公園へ出かけ、すべり台・雲梯・鉄棒で遊んだり、鬼ごっこで走り回ったりするなど、子どもたちは好きな遊びに熱中しています。落ち葉やどんぐりを拾うのに夢中な子どももいます。3~5歳児クラスが一緒に来ることも多く、園との行き帰りの道では、4・5歳児が3歳児と手をつなぎ、必ず年上の子どもが外側(車道側)を歩くことが身についています。また、3~5歳児クラスは、月2回程度、外部講師による体育教室があります。屋上園庭で、ランニング・縄跳び・ドッジボールなど、クラスごとに、思いっきり身体を動かしています。室内の活動では、自由におもちゃで遊んだり、絵本や図鑑を読んだり、絵を描いたりしています。一斉活動では、クリスマス会に向けて、ハンドベルや劇の練習などをし、友だちと一緒にやる楽しさを味わっています。紫色の紙を丸めてテープに貼り付け、みんなで引っ張って、お芋ほりの思い出遊びをしている姿も見られます。月1回、絵画・造形教室があり、講師の指導を受けながら、絵を描いたり、制作をしたりして楽しんでいます。また、英語教室が、月1回、2~5歳児クラスで行われています。
子どもたちが、園と同じビル内にある老人ホームを訪れ、歌を歌ったり、お年寄りと話をしたりすることも、日常的に行われています。また、近隣の保育園の子どもたちとの交流や、法人が運営する学童保育の子どもたちとの交流も積極的に行うなど、子どもたちは地域の中で様々な人と触れ合いながら園生活を楽しんでいます。日々の園生活においても、不得手なことがある友だちがクラスにいるとき、子どもたちは自然に手助けをするなど、仲間として受け入れ触れ合うなかで、さまざまなことを学んでいます。

●一人一人の子どもに、寄り添った保育をしています
園長は、職員会議・全体会議・園内研修など、さまざまな場面で、保育理念や保育方針などを説明し、職員間に浸透させています。日常の保育の中では、保育方針にある「子ども一人ひとりの”ありのまま”を受け入れ」を重視しています。職員は、子どもの気持ちを尊重し、「次は何をしたい?」と問いかけたり、制作の場面では「ここから先は、自分で考えて」などと伝えたりしています。職員会議・全体会議は頻繁に開かれ、園児一人一人の状況が報告されています。職員間で情報が共有されているので、異年齢児クラスで一緒に活動する際も、どの職員も一人一人の子どもに適切な対応ができています。

2.力を入れて取り組んでいる点 

●配慮や支援を要する子どもを積極的に受け入れています 
保育のしおり(重要事項説明書)に次のように記載しています。
「障害児保育、医療的ケアが必要なお子さんの保育については、ご家庭・医療機関・療育センター・福祉保健センターなど関係機関と連携しながら、お子さんの状況に合わせて進めていきます。必要に応じて、専任の保育士や医療職の職員を配置しながら、集団の関りの中で成長していく保育を目指します」
この方針に基づき、配慮や支援を要する子どもを積極的に受け入れ、開園以来、申し込みを断ったことは無く、すべての子どもを受け入れています。「子どもが主体」を考え、専任保育士などを配置し、クラスの一員として日常を過ごせるように配慮しています。

3.さらなる工夫が望まれる点 

●地域の子育て支援サービスを、さらに充実させることが期待されます
地域の子育て支援として、園庭開放を月1回を行い、育児相談を平日(月曜日~金曜日)に受け付けています。一方、運営法人が、子育て支援の場として、親と子のつどいの広場を開設し、子育てや保育に関する講習・研修会などを開いています。そのため、これらの取り組みと重複せず、園としてどのような地域の子育て支援サービスができるかを検討中です。職員が地域の子育て支援に関わることは、保育のやり方を振り返り、レベルアップにつながる機会ともなりますので、いつから、どのようなことをおこなうか、具体的検討をすることが期待されます。

●保護者への情報伝達の工夫が期待されます
園では、行事終了後に毎回アンケートを実施し、保護者からの意見・要望を収集し、内容を検討して次年度の行事に反映するなど、保護者の意見・要望を聞く努力をしています。また、園の考え方などを保護者に理解してもらえるよう、お便り、掲示などで詳しく説明しています。しかし、今回の利用者家族アンケートにおいて、「年間の保育や行事に、保護者の要望が活かされているか」「園の行事の開催日や時間帯への配慮」「送り迎えの際、子どもの様子に関する情報交換」などの項目で、「不満」「どちらかといえば不満」の回答が多くなっています。保護者が、どのような情報をどのような形で伝達してもらいたいと考えているかを把握し、対応することが期待されます。