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パレット保育園牛久保西 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成28年度)

基本情報

施設名 パレット保育園牛久保西
所在地 神奈川県横浜市都筑区牛久保西3-12-21
電話番号 045-910-0149
評価年度 平成28年度
評価機関 特定非営利活動法人 よこはま地域福祉研究センター
結果公表 2016年11月15日
結果に要した期間 4ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成28年7月19日~9月16日
・全体会議時に趣旨等を説明し、常勤、非常勤すべての職員が取り組んだ。
・個々の自己評価をもとに会議等で意見交換し、まとめた。
・その後、施設長がまとめ、職員全員に配布し、確認した。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成28年10月20日、10月21日
■第1日目
午 前:各クラスの保育観察~園児と一緒に昼食をとる。
午 後:書類調査/事業者面接調査(施設長)
■第2日目
午 前:各クラスの保育観察~園児と一緒に昼食をとる。
午 後:職員ヒアリング調査
(副施設長・保育士3名・非常勤保育士1名・新入保育士1名・栄養士1名)
事業者面接調査(施設長)
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成28年7月11日~7月25日
配 付:全園児の保護者(53家族)に対して、園から手渡しした。
回 収:保護者より評価機関に直接返送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
平成28年10月20日、10月21日
・訪問実地調査の両日とも各クラスの午前中の保育時間を中心に、食事、排せつ、午睡の状況、登降園の様子等を観察。
・乳児については主に観察調査、幼児については観察と食事の時間等に適宜聞き取り調査を実施。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】
パレット保育園牛久保西は、横浜市営地下鉄線「センター北駅」から14分ほど歩いたところにあります。 平成27年(2015年)4月に株式会社理究によって開設されました。周囲は静かな住宅街で多くの公園があり自然環境に恵まれた立地となっています。
園は、1階に0、1、2歳児の保育室、調乳室、沐浴室、乳児用トイレ、事務室があり、2階に3、4、5歳児の保育室、給食室、幼児用トイレ、多機能トイレがあります。幼児の各保育室はスライドドアで仕切られていて、誕生日会や行事等のときは、ホールとして使っています。広い芝生の園庭があり、子どもたちは転ぶことを恐れず走り廻ることができます。朝夕の送迎に使用する玄関前の駐車場は車を10台停めることができ、保護者がゆっくり登降園の準備をすることができます。
定員は60名(生後6ヶ月過ぎから就学前まで)です。延長保育を実施していて、開園時間は7時00分~20時00分、土曜日は8時00分~16時00分です。
保育理念は、「“ひとりひとりに生きる力を!”1.ひとりひとりを「大きな家族」の一員として認め、役割を認識させ、愛情を持って育てます。2.ひとりひとりの子どもを見極め、発達段階に応じ、「感性・知性・体力を培う」三位一体のバランス保育・教育を信条として育てます。3.ひとりひとりが意欲的な生命力を発揮できるよう「自立と自尊と自律」の精神を大切に育てます。」と定め、保育の方針は、『「保育所保育指針」に準じ、保育・養護の視点と発達・教育の視点で、「健康」・「人間関係」・「環境」・「言葉」・「表現」の五領域を縦断的にとらえ、子どもの成長に合わせ、子どもの力を最大限に引き出すよう努めます。』としています。

1.高く評価できる点  
●子どもたちは保育士に見守られ、元気にのびのびと園生活を送っています
園の周囲には大小多くの公園があり、四季の変化を楽しみ、時には遠くの公園にも子どもたちは散歩に出かけています。公園では5歳児の縄跳びしているのを見て、保育士に教えてもらい挑戦する4歳児や、氷鬼のルールがわからない3歳児に4、5歳児がやって見せ3歳児が楽しそうに参加するなど、元気に遊んでいる姿が見られます。保育室からすぐ出られる園庭では時間があるときに短時間でも外で体を動かすことができます。乳児はボールを転がし、追いかけたり、よーいドンで向こう側まで走ったりしています。幼児はボールを蹴ったり、ダイナミックに走ったり追いかけたりしている姿が見られます。園では発達に応じて運動能力を高められるよう運動プログラムを作成して実施するなど子どもたちが活発に、元気に遊ぶ環境が整えられています。
乳児クラスでは発達に応じて少しずつ自分のことが自主的にできるよう保育士は働きかけています。幼児クラスでは保育士との関わりの中で生活の流れをつかみ、自分でできることを増やしていきます。子どもたちは年齢に応じて生活習慣を身につけ、保育士は見守って子どもができないところを手助けしています。また、子どもの表情やしぐさを見て子どもの気持ちを代弁したり、言葉でうまく自分の思いを表現できない子どもに対しては、励まして言葉を足したりして子どもの気持ちを引き出すよう配慮しています。このように子どもたちは、「大きな家族」の一員として保育士に見守られ、のびのびと園生活を送っています。

●施設長を中心に職員が連携して、より良い保育を行うよう取り組んでいます
日々の保育や、毎月の全体会議などで、施設長の助言をもとに理念に立ち返り、職員同士が振り返りを行う仕組みができています。子どもやクラスの状況について振り返り、次月の計画につなげています。
職員は毎年、年度初めに「スタッフできたかな表」(自己評価表)に個人目標と研修計画を記入し、年2回、達成度の評価を行っています。研修を受けて向上した点を記載し、施設長のコメントをもらうなど自己研鑽に努め、モチベーションを高めています。また、研修も盛んで、園外研修や全園研修にも積極的に参加し、それを基に園内研修も実施され、研修の成果が保育に活かされています。
園では、正職員と非常勤職員の区別なく、会議や研修に出席し、昼礼ミィーティングや引継ぎノートなどで連携を密にしてどの保育士でも同じような対応ができるように努めています。保育士は全体会議や週ミーティングなどで子どもの情報を共有することで、担当クラス以外の子どもの様子を知り、異年齢でいるときも声を掛けあい、見守る姿勢ができています。利用者家族アンケートでも、クラスに関係なく名前で声を掛けてくれる、多くの職員に見守られ子どもが保育園を楽しんでいると支持する声があります。

●各種の書類が整備され、保育の記録を有効的に活用しています
園は各種マニュアルや記録などの書類が整備されています。乳児の「生活チェック表」は、毎日の食事の摂取量、睡眠時間、排便の時間・状態などをチェックし、その日の様子が一人一人具体的に記載され、子どもたちの毎日の様子を丁寧に記録しています。「離乳食面談シート」は 保護者と面談しながら必要なことを漏らさず記入し、「成長発達記録『こんなに大きくなりました』」は、1年を4期に分けて健康(健康生活、運動)、人間関係(情緒、社会)、言葉(話す、聞く、理解する)、表現(感性、意欲、創造性)などの細かな項目について記録され、次年度への課題などと併せて記載し、子どもたちの成長が一目で解るようになっています。またこれらの記録とともに「保育者引継ぎ連絡表」は園児の日常の様子、食事、排泄、など保育の参考になる注意点を記載し、次年度の担任に申し送りされる際に活かされています。職員は「人権感覚チェックリスト」の虐待や差別、性差、言葉使いなどの項目をチェックすることで日々の保育の振り返りをすることができます。より良い保育を行うためのマニュアルや書類が整備されています。

2.独自に取り組んでいる点 
●「パレット学習タイム」を実施しています
専門講師と保育士が連携して、毎週1回「パレット学習タイム」の時間を設けています。0歳児から5歳児まで年齢に応じて20分間から40分間集中して取り組んでいます。元気な挨拶で始まります。プロジェクターを使った壁面に広がる大きな画面の絵本を子どもたちは見ています。その後、0歳児は指先を使ってシールをはがしたり、乳児はクレヨンの筆圧や描き方、紙の押さえ方、数の数え方などを教えてもらっています。子どもたちは絵本の中の月の味を空想して色を塗ったり、長い・短いを手を広げることで気付いたり、同じ形を探したりています。5歳児は絵本を通して教えてもらったことを講師にたずねられ、考えたことを言葉にして答えるなど発達に応じて経験しています。この取組を通して、子どもたちの「言葉」や「表現」を引き出すよう努めています。

3.工夫・改善が望まれる点 
●さらなる地域子育て支援への取組が期待されます
町内会に加入し、職員が地域の盆踊りや行事に参加する等、地域住民との交流を通して保育園に対する要望などを把握するよう努めています。育児相談日は週1回設けており、相談日以外でも見学時等、随時受け付けるよう配慮しています。このように、園は地域に根ざした保育園を目指して取り組んでいますが、今後は、さらに、園が培った育児に関する知識、職員の豊富な経験と技能を活かして、離乳食の進め方、読み聞かせの方法、幼児体操などをテーマに講習・研修会を開催したり、育児相談の案内について周知方法を工夫するなどの取組が期待されます。