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鶴見あけぼの保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成27年度)

基本情報

施設名 鶴見あけぼの保育園
所在地 横浜市鶴見区鶴見中央1-18-10
電話番号 045-511-1304
評価年度 平成27年度
評価機関 特定非営利活動法人 よこはま地域福祉研究センター
結果公表 2016年02月18日
結果に要した期間 6ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2015年8月28日~12月14日
・職員会議で趣旨説明をして、常勤・非常勤すべての職員に配布、全員に記入してもらい、園長に提出してもらった。
・個々の職員から提出してもらった自己評価をもとに、園長・主任がひとつにまとめたものを、クラスごとに読んで、意見を出してもらい、それを最終的に、園長が園として一つのものにまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
2016年1月13日、15日
■第1日目
午前:各クラスの保育観察~園児と一緒に昼食をとる。
午後:書類調査~事業者面接調査(園長)
■第2日目
午前:各クラスの保育観察~園児と一緒に昼食をとる。
午後:職員ヒアリング(主任、乳児リーダー、幼児リーダー、栄養士、一時保育担当保育士、非常勤職員)~事業者面接調査(園長)
利用者家族アンケート
(実施期間)
2015年10月13日~10月31日
配付:全園児の保護者(60世帯)に対して、園から手渡しした。
回収:保護者より評価機関に直接返送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
2016年1月13日、15日
・訪問日両日とも各クラスの午前中の保育時間を中心に、食事、排せつ、午睡の状況、登降園の様子などを観察。
・乳児については主に観察調査、幼児については観察と食事の時間などに適宜聞き取り調査を実施。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】
鶴見あけぼの保育園はJR鶴見駅東口又は京急鶴見から徒歩5分、駅前の賑やかな通りを一つ中に入り、ビルに囲まれた住宅街の中にあります。平成17年4月に、社会福祉法人鶴見あけぼの会によって開設されました。交通に便利でありながら、近隣には、総持寺の境内や鶴見川の河川遊歩道などがあり、自然環境に恵まれた立地となっています。
園の1階は園庭に面して、0歳児、1歳児の保育室、沐浴室、乳児トイレ、事務室、調理室、多機能トイレがあり、2階には2歳児、3歳児、4歳児の保育室、幼児トイレ、一時保育室とホールがあり、自由遊びや誕生日会、行事等に使われています。また、3階には5歳児の保育室とルーフバルコニーがあり、藍などの栽培や夏はプール遊びをしています。2階、3階はバルコニーから外階段を通って園庭に出られます。
定員は60名です。延長保育、一時保育を実施していて、開園時間は、平日は7時00分~20時00分、土曜日は7時30分~15時30分です。
保育理念は「子どもの権利条約・児童憲章の精神に基づき、未来を担う子どもたちが、心身共に健康に育つことをめざし努力します。そのためには、子どもにかかわる全ての人々が安心して生きていける社会をめざします。」と定め、保育方針を「私たちは、長年の共同保育で培ってきた子育ての理念に基づき、子どもたちが心身共に健康に育ち、一人一人が尊重され生きる力が育つことをめざし保育に当たります。また、保護者が安心して子育てができるように職員が心をあわせ共に考え、共に喜び合える保育園をめざします。」とし、理念を基に保育目標を「・ぼくもわたしも一人一人が主人公、意欲をもって何事に挑戦しよう。・思いっきりからだをつかって遊ぶことが大好き、自然に触れながら五感をたっぷり育てよう。・お友だちがいっぱい、仲間といることが大好き思いやりの心を育て、失敗も成功もみんなの力にしよう。」としています。


1.高く評価できる点

● 一人一人が大事に見守られ、自然に触れながら生きる力を育んでいます

園では、保育士は生活の援助者として子どもと同じ立ち位置にいることを大切にしています。保育士は一人一人の子どもの様子に気を配り、日常の保育を通して発達の様子を把握するよう努めています。毎月のクラス便りには一人一人の様子が詳しく記載され、訪問日に開催されたお誕生日会で子どもを紹介する姿からも、保育士が子どもたちの性格や発達の様子をよく把握していることがわかります。日々の保育から子どもたちは基本的生活習慣を身につけ、発達に応じて生きる力を身につけています。
それは、遊びの場面でも見られます。例えば、幼児が「どろけい」をして遊んでいる時、次の刑事役を誰にするか、もめ始めます。口々に意見を言い、自分を主張しますが、ルールを再確認し、もめ事をまとめようとする子どもも出てきてゲームが再開します。園ではもめることも必要、子どものそれぞれの主張を大切にする、その後の関係を見ることが大事と考えています。このように子どもたちは、自分で考える力、相手の意見を聞きながら物事を解決できる力、コミュニケーション能力を身につけていきます。
5歳児の園外でのお泊り保育の時には、各クラスの子どもたちが作った紙粘土のキーホルダーや魚の絵、手紙などの「園外お泊り応援の品」が宝探しの宝となり、後日5歳児から感謝の手紙が送られるなど 日々の異年齢の交流から、年下の子どもは憧れを抱き、年上の子どもは年下の子どもの世話をしたり、教えたりするなど自覚を持って行動しています。
又、園では子どもたちが常に体を使って十分遊べるよう、様々な取り組みや体験を大切にしています。毎日の園外活動の他、幼児は六郷土手やザリガニ釣りなど、毎月の様にお弁当を持って遠足に行きます。園庭では、冬でも土に水を加えて泥団子作りをしたり、木登りをしたりしています。さんままつり、焼き芋会などでは、消防署の許可を得て、5歳児がマッチを擦って新聞に火をつけるところから火おこしの経験をしています。このように自然を身近に感じる配慮、都会で暮らす子どもたちが自然を感じる保育を実践しています。

●保護者と良好なコミュニケーションがとれ、連携が図られています

共同保育所から出発した鶴見あけぼの保育園は保護者の信頼が高く、利用者家族アンケートでも高い評価を受けています。子どもを真ん中に園と保護者が支え合うとして、様々な連携が図られています。緊急時の一斉メールは保護者会の提案で採用され、東日本大震災の時にも活用されました。また、夏祭りなどの行事やプール設置・解体などにも保護者が積極的に関わっています。法人・園・保護者の三者が出席する三者懇談会を開催して子どもたちがより良く育つための質問・要望を出して意見交換しています。年度末には全園児の保護者による1年間の子どもの成長が綴られた文集が発行され、保育園と保護者は連携して「あけぼのっ子(園児)」を家族の様に見守っています。こうした保護者会の思いなどは『【あけぼのの歴史】~つないでいこう未来へ~』という冊子にまとめられ、先輩の保護者から受け継がれています。

●積極的に地域子育て支援に取り組んでいます

一時保育室を用意し、専任の保育士を配置して一時保育を実施し、子どもの育ちや関わり方についての相談も受けています。また、園長が作成した“子育てワンポイントアドバイス”を一時保育室に置き自由に持ち帰れるようにしています。地域の子育て支援として、音楽会やおはなし会、和太鼓公演等の交流保育、食についての勉強会、絵本講座やスキンケア講座等の育児講座を開催し、月2 回午前10 時~12 時の間の園庭開放を行っています。“出張保育さくらんぼの会”に参加してわらべうたや手遊び等を子育て中の親子に提供するなど保育園の専門性を活かして積極的に地域子育て支援に取り組んでいます。


2.工夫・改善が望まれる点

● 書類の整備が期待されます

園では保育実践はマニュアルに頼ることなく、経験を重ねて身をもって知ることが大切だと考えていますが、今後は、経験や実践を伴っての積み重ねだけでなく、業務の標準化として基本となる衛生管理マニュアル、健康管理マニュアル、個人情報に関するガイドラインなどマニュアルのさらなる整備や見直しが期待されます。また、事故やケガの記録や苦情に関する記録が少なく蓄積されていません。これらを積み重ねることで検討・検証できる事から、小さな事柄も記録することが望まれます。よりより保育ができる様次代を見
据えた人材育成を計画的に進めるためにも、人材育成計画の作成など書類の整備が期待されます。

● 情報発信力の一層の強化が望まれます

今まで培った経験や理念が実践されている自分たちの保育や取り組み内容を、これからの利用者や地域に広く周知するためにも、ホームページやパンフレットの内容を見直したり更新するなど、積極的に情報を発信することが望まれます。