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横浜市鴨居保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 横浜市鴨居保育園
所在地 横浜市緑区鴨居1-3-19
電話番号 045-933-2101
評価年度 平成29年度
評価機関 公益社団法人 けいしん神奈川
結果公表 2018年03月29日
結果に要した期間 5ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
29年6月8日~29年11月13日
会議にて自己評価の意義、取り組み方を共通認識した。その後クラスごと職員全員が自己評価票に基づいて話し合い評価した後、会議にて、クラスの話し合いを基に園としての自己評価について検討を進めた。まとめたものを基に主任保育士と園長が取りまとめ、結果を職員全員で共有した。
評価調査員による評価
(実施期間)
29年12月6日、29年12月7日
評価調査員(3名)が現地視察、書類確認、職員面接ヒアリング調査(園長、主任保育士、保育士)を行った。職員ヒアリングは2日目の午睡時に乳児担当と幼児担当の2グループ別に実施した。
利用者家族アンケート
(実施期間)
29年10月16日~29年10月31日
全利用者(園児)の保護者に保育園から配布し、無記名にて記入していただき、回収箱にて回収した。
利用者本人確認
(実施期間)
29年12月6日、29年12月7日
観察調査は、主に各クラスおよび園庭にて実施した。
聞き取り調査は、幼児を中心に、保育中(昼食時を含む)に実施した。

総評(評価結果についての講評)

評価結果についての講評
施設の特徴 
1.沿革と立地環境
横浜市鴨居保育園は1977年10月1日に開園し、約40年の歴史を有する保育園です。JR横浜線鴨居駅から徒歩5分のところに位置し、幹線道路からやや奥まった、緑消防署鴨居消防出張所の裏手にあります。園の裏側は自動車学校とJR横浜線がありますが、気になる騒音や振動は殆どありません。園舎は鉄筋コンクリート造り平屋建てで、南側には園庭が広がり、日当たりが良く、閑静さと相まって良好な保育環境下にあます。
2.保育面での特色
保育目標「元気な子 心の豊かな子 生き生きした子」を掲げ、一人一人を大切にするとともに、地域の子育て家庭を積極的に支援しています。保育の特色としては、横浜市立保育園として保育人材が豊富で、育児支援センター園として、園庭開放・交流保育・育児講座・育児相談・育児サークルへの職員派遣などを実施し、その他来園する子ども達の身体測定や絵本貸し出しなどを実施しています。

特に優れていると思われる点
1.子どもを尊重し、子どもの心に優しく寄り添った保育が実践されています。
  保育方針に「子どものありのままを受け止め、一人一人のこどものこころに寄り添い、十分な信頼関係を築いて心の安定を図る」他をあげいずれも利用者本人を尊重するものとなっています。保育の現場でも、子どもと保育士の会話、子ども同士の会話やその時のしぐさ、行動を日々観察、把握し、それを積み重ねることによって、子どもの本当の気持ちや意思をくみ取ろうと努力している保育士の姿を見ることができました。保育士は子どもの人権を尊重し、「~しましょうね」など優しい口調で接し、子どもの言葉に目線を合わせて気持ちを受容することに努めていました。子どもも保育士を信頼し、喜怒哀楽を素直に表していた姿を度々目にしたところです。
 今回のアンケート調査でも「遊び」や「生活」など保育に関する項目は肯定的(「満足」「どちらかといえば満足」)な回答がほとんどで、自由意見記述欄にも「子どもを思い、心にやさしく寄り添った保育」に対する感謝の気持ちを表した記述が多く寄せられています。今後もこの保育方針のもと、益々の保育の質の向上が期待されます

2.事故や災害に備えた体制の構築に努め、着実な強化・向上を図っています。
  安全対策については、マニュアルを作成し、担当者も指定し、不断の対応に努めています。地震、火災、風水害など脅威となる主要な災害を想定し対策を講じています。特に地震に対しては、家具の固定など業者に依頼し、より安全性の高い転倒防止策を講じると共に、園独自でも備品、設備の縛着などにより転倒、落下防止の処置を的確に進めています。また、全ての窓やガラス部分には飛散防止フィルムを貼るなど安全性の向上に努めています。 
避難訓練、不審者対応訓練は年間計画に基づいて毎月実施し、年1回は隣接の緑消防署鴨居出張所に依頼し、訓練実施状況を見てもらいアドバイスを頂いています。基礎救急救命の研修に参加した職員は研修報告を兼ね、AEDの使い方を全職員に周知しています。当園の避難場所は鴨居小学校に指定されていますが、発災時の交通混雑や水害などを考慮し、道路向かいで近傍の高台のお寺の協力も得て境内を避難場所として確保し、迅速・確実な対応可能な避難対策も講じています。これらは日頃から地域との良好な関係が築かれ培われている証左でもあり、今後ますますの災害対処体制の着実な強化が期待されます。

3.幅広い子育て支援サービスが地域の子育て家族に信頼され、絆を深めています
  地域の子育て家族を支援する保育園として、長く活動しています。施設・園庭開放、交流保育、育児講座、育児相談、絵本の貸出、「あかちゃんの駅」、「離乳食ランチ交流」、「みどりっこまつり」などの地域子育て家族との交流のなかで、参加された方との話し合いやアンケートから地域における保育ニーズの把握に努め、子育て支援サービスに反映させています。
 実に、きめ細かな子育て支援サービスが提供されており、子育て家族は困ったときなど、あれこれ悩むことなく、気軽に相談できる仕組みが整っていると思われます。今後とも、園と子育て家族の絆が、ますます深まることが期待されます。

更なる改善努力が期待される点
1.保育園としての(指導計画の「振り返り」や)評価の更なる可視化が望まれます。
年度末には、それぞれの保育士が自分の保育等の「振り返り」を行い、結果を会議等で発表・審議・検討しそれを総合して園として共有しています。
前年度の課題をいかに改善・克服したか、今年度見出した課題は何か?次年度それをいかに解決するかなどを明確にし、保護者にも説明会や懇談会で公表し周知を図ると共に、掲示しています。ただし、公表内容は現状では「結果」が主体となっています。今後は要図化や写真、グラフなどを取り入れながら、それに至る「過程」についてもう少し詳しい説明が付け加われば、さらに解りやすく、見やすくなると共に、可視化が進み保護者の理解がさらに深まるのではないかと考えます。園としてもすでにその方向で検討が進められていますが、旺盛な企画力、実行力をもってしっかり進めて頂きたいと思います。

2.非正規職員のスキルアップに頑張って下さい。
  当園の職員は、正規職員・嘱託職員・非正規職員で構成されています。非正規職員向けのマニュアルもあります。職員のスキルアップのために、緑区ネットワーク事業で計画した研修や主任保育士が企画した内部研修などがあり、非正規職員も参加が可能です。非正規職員は勤務時間が合えば参加が可能となるようですが、緑区ネットワーク事業で計画した研修への参加はなかなか難しいようです。正規職員と非正規職員は、常にペアを組んで保育にあたることで、非正規職員の資質向上に取り組んでいます。全職員間で、言葉の日常指導や気付いたことをお互いが言える関係づくりをして、非正規職員の資質向上に取り組んでいます。
 非正規職員をスキルアップさせるためには、系統的な研修が必要になると思われますので、内部研修の一工夫をお願いします。