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もも保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 もも保育園
所在地 神奈川県横浜市泉区中田西2丁目25-30
電話番号 045-806-2424
評価年度 平成29年度
評価機関 公益社団法人 けいしん神奈川
結果公表 2018年03月15日
結果に要した期間 5ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成29年9月12日~平成29年10月31日
領域ごとに職員が原案をまとめ、その結果を全員で討議・まとめを行い、園長が全体を集約した。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成29年10月31日~平成30年3月 15日
評価調査員2名が現場視察と書類確認、面談でヒアリング調査(園長、主任、各保育士、看護師)を行い、利用者アンケートも参考に評価した。
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成29年9月21日~平成29年10月10日
全利用者(園児)の保護者に アンケート用紙を保育園から手渡し、評価機関が準備したアンケート回収箱(各教室に5個)を準備し、保護者から直接投函、評価機関が直接回収する方法をとった。
利用者本人確認
(実施期間)
平成29年11月21日、22日
・観察調査は園内で実施した
・聞き取り調査は幼児を中心に、食事中、保育中を中心に実施した(0歳児から5歳児まで)

総評(評価結果についての講評)

施設の特徴
もも保育園は平成18年4月に開園した保育園で、社会福祉法人ももの会が経営する園です。場所は、地下鉄中田・立場駅から徒歩15分のところにあります。
敷地面積1000.10平方メートル、園舎構造は鉄骨造2階建て、延べ床面積約584.22平方メートルになっています。定員は0歳児から5歳児まで合計60名です.
 運営方針として、児童福祉法に基づく良質な保育及び施設運営の確保と継続を謳っています。保育理念は「食育を通した知育・徳育・体育」を掲げ、保育目標を「心も身体も健康な子を育てる」としており、子どもたちのすこやかな成長を願っています。また、家庭や地域社会と連携を図り、保護者と共に、子どもが健康、安全で情緒の安定した生活ができるように保育しています。環境を整え、自己を十分に発揮し、豊かな人間性を持った子どもの育成を実践しています。
 園の周りは閑静な住宅地があり、一部に田畑も多く季節感を感じれる静寂な場所で、高い安全性をもった環境にあります。

特に優れていると思われる点
1 利用者本人を尊重した保育を実践しています
・乳児保育から就学時保育までの保育を行っており、産休明けからの保育に関する知識と経験を保育に生かしています。そして現在を保育するだけでなく、子どもの育ちの未来をみて保育を行い、子どもたちの育つ力をサポートし伸びる手助けを行っています。
・食育に力を入れています。食の大切さを伝えるため、乳児の母乳哺育の推進を行っており、昭和57年からの冷凍母乳の哺育に取り組み実行しています。また、生まれて初めての一匙(ひとさじ)を栄養士の手作り離乳食でスタートしています。食材は安全安心の観点から国産の食材を厳選し和食中心の給食を実施し、園児の健康な体づくりの基礎となるようにしています。食の原材料を知ってもらうために園児は野菜を育てる事や、食材の下ごしらえを体験し、体験を通して感謝思いやりの心、知識・行儀・礼儀・マナーを学ぶようにしています。
・体育では体力能力を育て、異年齢保育・障害児保育を通して小さい子弱い子への労わりの心、思いやりの心を育て、大きい学年児への憧れや意欲を育てるようにしています。
・ただ預かる保育だけでなく、保育内容を家庭もよく認識していただける環境で一人の人間として気持ちを共感し、生活を伝えるなかで自己肯定感をもって活動できるよう保育士は努力しています。

2 計画に基づききめ細かいサービスを提供しています
・保育内容については職員会議を定期的に行い目細かく決めています。年間指導計画は年齢別に作成し、会議で図り確定し、保護者には年度始めの懇談会で連絡しています。年間を通して年間指導計画、週案、園目標等をクラスに掲示しています。行事は行事毎にプロジェクトを組み、丁寧な保育や職員行事では連携に努めています。
・年齢に合った育成への環境構成に配慮しています。職員間で各クラスのレイアウト改善を行う工夫をしています。また意見交換や園内研修を行うことで、よりよい環境づくりに努めています。
・障害児保育は集団生活を通して健全な発達が図られるように、日ごろからノーマライゼーションの精神に基づいて「共に育ち合うことの大切さ」が実感できる保育を心掛けています。
・食育について、当園では食事は肉体そのものを作り出す大切なものと考え、成長期に必要な健康に育つための食事、健康を促進させる食事を保育園の栄養士が献立をたて、給食室で心のこもった手作りの自園給食を行っています。食材は出来る限り国産のものを選んでいます。コメは精製されていないものを選びます。その他、黒砂糖の使用、低温殺菌牛乳の採用、食べ物アレルギーへのきめ細かい対応などに対応しています。
・保育施設等に初めて入所するご家庭には、ならし保育の必要性を説明し、子どもへの負担が最小限となるように保護者と相談し慣らし保育の期間を定めています。ならし保育中は担当保育士が付き、保護者の心情的不安定に配慮し助言、相談を受けるようにしています。
・異年齢保育を重視しています。早朝・延長保育は合同保育を行っており、行事や誕生日会などすべてのクラスが集まって、皆で楽しめるようにしています。また、ホールや保育室などで異年齢の交流を行いながら一緒に遊べる場所を設けており、土曜日保育は人数も少ないことから各年齢合同の異年齢保育を行っています。

3 地域支援を積極的に実践しています
・地域住民との交流として町内会・連合自治会の行事に参加するようにしており、町内会の盆踊り等の行事や、地域住民との交流の場で施設に対する話をしています。区の園長会や幼保小に参加しています。区で年一回開催される「いずみっ子広場」に参加し、子育て世代との交流・相談を行い、園内開放の際「育児相談」を設け悩みや要望を聞く機会を設けています。施設見学に来園される親子には要望に応じて「育児相談」も行っています。また子育て支援事業の一環で、園庭開放・園内開放を行っています。小学校とは接続時には接続がスムーズに行えるよう、小学校の公開授業等にできる限り参加しています。

4 人材育成・援助技術の向上
・保育園の理念や方針に適合した人材を育成することを目的に、各機関に求人を行い、運営の理念に則した人材の採用を行い補充しています。
・職員の経験に応じた研修計画を立て(研修年間計画)参加させています。又、園内研修の課題を細かく設定し、新人の理解、技術向上も図っています。
・年1回「自己評価表」「一年間の反省」「来年度の希望」のシートを提出し、達成度を確認し、フィードバックおこなって次の課題につながるよう面接を行っています。
・職員・非常勤職員含め、毎年法人系列園の職員・非常勤職員が一堂に集まり、園内研修を行うとともに、園外研修への参加、市の研修や、諸団体の研修に積極的に参加し、職員の希望で行きたい研修があればできる限り要望に合わせられるようにシフトを調整し参加しています。

特に工夫・改善が望まれる点
1 保護者との連携強化が望まれます
・園としては保護者への情報提供、保護者会、クラス懇談会などを通して園の考え方を説明していますが、保護者との意見が相違する項目が多々あります。これら相違点に対し、双方が納得する解決策が見いだされていない中、園の一方的な決定で物事が進められる結果、双方の連携がうまくいかない事態になっているようにみえます。
・入園時の見学は連絡がうまくいかない、他園に比べて閉鎖的などの意見があります。園の対応の仕方と保護者の知りたい情報が得られにくいといったギャップがあります。
・運動会等各種イベントの写真、ビデオに関しては個人情報の保護という観点から規制しています。保護者は自由に写真を撮りたいという希望がある中、園は園で決めた写真のみを販売し自由な写真撮影は禁止する、と双方の意見には開きがあります。
・園児が使う、ハンドソープ、テッシュ、雑巾、タオル、ナイロン袋、ビニール袋といったものが「持ってくる物リスト」が毎年保護者負担となっている点についても不満があります。
・面談やイベントが平日実施されるため保護者の都合がつきにくいことに対して、保護者の意見がなかなか通らないため不満が解消されていません。
・保護者が負担する経費について、マイカー費用、写真・ビデオの購入費用、貸出費用をはじめ徴収する費用の使途が公開されていないため、保護者に十分理解されていない点があります。
これら、保護者の不満に対しての解決を行い、園と保護者が今後更に連携を強めるための課題があります。

2 地域のニーズに応じた子育て支援サービスの提供の強化が望まれます
 地域の子育て支援ニーズを把握し、それに対応して施設の専門性を生かしたサービスの提供の強化が求められます。
当園は平成18年に開園して10年が経っています。その間地域のニーズに応じた子育て支援を数多く行っておられます。例えば町内会・連合自治会の行事への参加、町内会の盆踊り等の行事に参加、地域住民との交流の実施、区開催の「いずみっ子広場」へ参加し、子育て世代との交流・相談の実施等があります。その他、園内開放の際の「育児相談」、園庭開放などがあります。
しかし、第三者から見て、活動状況の広報が弱いためわかりにくい状態にあります。園には掲示板があり、園庭解放などの一部の表示はありますが、表示されていない項目もあり、地域の子育て支援に力を入れている割には、表示方法、活動内容、活動結果についての記録・説明が十分とはいえません。開園後10年以上の月日が経っており、地域に根ざした子育て支援の中核的存在としての脱皮を図る時期にきていると考えます。