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横浜市十日市場保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成28年度)

基本情報

施設名 横浜市十日市場保育園
所在地 横浜市緑区十日市場町1296
電話番号 045-981-6470
評価年度 平成28年度
評価機関 公益社団法人 けいしん神奈川
結果公表 2017年03月27日
結果に要した期間 4ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
28年11月9日~29年1月6日
職員全員が自己評価票に基づいてそれぞれ評価を実施し、その後4つのグループに分かれ、園としての自己評価について検討をすすめた。さらに全体会議で審査し、園長が取りまとめ、結果を職員全員で共有した。
評価調査員による評価
(実施期間)
29年2月1日、3日
評価調査員(3名)が現地視察、書類確認、職員面接ヒアリング調査(園長、主任保育士、保育士)を行った。職員ヒアリングは2日目の午睡時に乳児担当と幼児担当の2グループ別に実施した。
利用者家族アンケート
(実施期間)
28年11月11日~11月21日
全利用者(園児)の保護者に事業者から手渡し、無記名にて記入していただき、クラスごとに回収箱(評価機関が設置)にて回収した。
利用者本人確認
(実施期間)
29年2月1日、3日
観察調査は、主に各クラスおよび園庭にて実施した。聞き取り調査は、幼児を中心に保育中(昼食時を含む)に実施した。

総評(評価結果についての講評)

施設の特徴 
横浜市十日市場保育園はJR横浜線十日市場駅から徒歩10分のところに位置し、昭和40年7月に開園されました。十日市場ヒルタウン、中学校、公園に隣接した緑豊かな閑静な丘陵地にあります。建物面積は874.3平方メートル、園庭面積は587.2平方メートル、園児の在籍数123名(定員122名)の大規模園で、延長保育、障害児保育、一時保育を実施しています。
保育目標を「生きる喜びと力を持つ子ども・自分も人も大切にする子ども」を掲げ、明るく元気な子どもを育んでいます。
日々の保育は、保育理念・方針、保育目標の実現に向けて、経験豊かな保育士のもと利用者から非常に高い評価を得ている保育が行われています。


特に優れていると思われる点
1.豊かな自然に恵まれた環境を保育に活かしています。
  横浜市にありながら豊かな自然に囲まれた環境を活かして、園児の自然にあるものに抱く興味・関心を保育や遊びの素材に使うようにしています。新治市民の森などなだらかなハイキングコースがあり、近くには小さな公園も点在しています。子どもの年齢や体力に合わせて選べる幾つもの散歩コースがあり、保育にとって大変恵まれた環境にあります。多種多様な昆虫や植物が生息し、これらが織り成す自然の営みに直に肌で触れ、見聞きすることによりテレビや絵本などの教材だけでは得られない迫力のある印象的な体験を日々積み重ねています。また、保育士もこのことをよく認識し、散歩のときなどに偶然出会う生きた学習チャンスを見逃さないように、周辺の自然環境や現象について日頃からよく調べ、勉強し、人間の土台を造る乳幼児期の子どもの成長をしっかり後押しできるように頑張っています。

2.地域との交流を大切にし、子育て支援や奉仕活動などで貢献すると共に、多くの貴重な支援を頂いています。
  育児相談,育児講座,交流保育,園庭開放等地域の子育てをしっかり支援し、地域の方々に感謝され、高い評価を受けています。さらに、奉仕活動として4,5歳児クラスが、近隣の公園のごみ拾いを定期的に実施し、公園愛護会とも交流するなど幅広い分野で継続的な貢献をしています。また、地域の和太鼓集団による太鼓指導や老人福祉施設とも交流し、こま回しやあやとり、竹馬などを教えていただくことで、伝統文化の継承や礼儀作法を学び、子どもの成長にとって大きな糧となっています。
食育においても、交流のある地域の「にいはる里山交流センター」から稲の苗をもらい、園で栽培しています。稲刈りのあと、天日干しをして藁の香りを体感し、子どもたちが瓶に入れて棒でつつくという昔ながらの方法で脱穀し、炊飯器で炊いて、全員が新米を一口ずつ味わうという、季節感溢れる年間サイクルの生活体験を提供しています。
このように、地域において幅広い分野で、多世代の方々と交流を図ることは、子どもたちにとって豊かな人間性育成の上で力強い後押しとなっていて、この良好な関係が今後も継続・発展して行くことを期待します。

3.全職員がしっかりまとまり、チームワークを発揮して保育の質の向上に努めています
  人材育成については市の中長期計画や「横浜市保育士人材育成ビジョン」などにより基本的な枠組みは定められていますが、これを受けて園として独自にさらにきめ細やかな各種施策を講じています。
園長の的確なリーダーシップのもと、全職員が園目標を理解すると共に、年度や各月ごとの振り返り等を通じ、各人の能力は着実に向上するシステムになっていて、それに加えて定期的に個人面談が実施されています。特に、年2回の園長による個人面談では、各人の目標や考え、希望を聞くと共に、組織から期待される役割、求められる能力などについても細かくアドバイスし、すなわち双方向の視点、さらには多面的な視点が養われるものと考えます。これらにより、モチベーションがアップし、個人の能力がしっかり向上すると共に、全体としても心を一つにしてまとまり、仲良く連携した組織が育成されていると思います。
今回のヒアリングでも園の特徴、自分たちの誇りとして多くの職員の方々から「仲が良い」、「助け合っている」、「信頼している」、「チームワークが良い」など、組織としてのまとまりを示す言葉が数多く聞かれました。これらは管理者の人材育成に対する情熱をはじめ、人事施策の一貫性など各種施策が結びつき、組織全体としての相乗効果、総合力が発揮されている証しであると考えます。
  今後も引続き、「チームワークの良い、まとまった組織」の育成に邁進され、保育の質の向上に努
めて行かれることを期待しております。

更なる改善努力が期待される点
1.防犯体制の向上のため、改善努力の継続が望まれます。
園の建物の配置上、園の入り口だけが道に面しており、入口から数十メートル歩いて園舎に入ることになります。この狭い通路の両脇は中学校と市有地で、高いフェンスに囲まれており、園舎から入口の状況が全く目視できません。現在入口への通路の防犯カメラと入口に入る時の人の映像が事務所で確認できるようになっていますが、高いフェンスで入口に面した道の様子は目視できず死角になっています。園としては不審者対応のシミュレーションや職員間の合言葉で確認していますが、防犯カメラ等が作動不良時などは、職員が入口に張り付かなくてはならない状況も考えられます。以前から、せめて入口が事務所から目視できるよう改善要求努力をしているところでありますが、防犯上、保護者の心配を少しでも軽減できるよう改善努力の継続が望まれます。

2.育児支援への参加者増加のための各種方策について、引続きの改善努力が期待されます。
十日市場保育園は、JR十日市場駅から離れていて、住宅地の中にあり、周りに商業施設やスポーツ施設も無いため、周辺地域の人々にとって日常訪れる機会はほとんど無いのが実情です。この様な立地条件から、育児支援への参加者が少ないことが課題となっています。このため、園外に出て子育てサークルや赤ちゃん教室に出向いたり、育児支援のPRポスターを近隣の関係施設に貼らせてもらう等の工夫をしていますが、なかなか参加者が集まらないのが現状です。この課題については地域の交通機関との調整や近隣の十日市場エリアの小・中学校、南側にあるヒルタウンの自治会などとも共通課題の発掘、合同事業の企画など他の組織との連携・協同も視野に入れ、引続き改善努力を継続されることが期待されます。