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駒岡こども園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成27年度)

基本情報

施設名 駒岡こども園
所在地 横浜市鶴見区駒岡5丁目15番32号 1階
電話番号 045-584-6488
評価年度 平成27年度
評価機関 一般社団法人 アクティブケアアンドサポート
結果公表 2016年01月14日
結果に要した期間 6ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2015年7月15日~2015年10月23日
 評価機関が提供した手引きを参照しながら、園長が作成し、合議の上、自己評価をまとめました。
評価調査員による評価
(実施期間)
2015年12月8日~2015年12月9日
 事前訪問、提出書類、家族アンケート結果並びに訪問調査の結果に基づいて評価調査員が合議し評価結果をまとめ、評価委員会で決定しました。
利用者家族アンケート
(実施期間)
2015年9月30日~2015年10月23日
 保育園から家族へアンケート調査票を配布してもらい、記入後評価機関へ直接郵送する方式により回収しました(31世帯中22世帯、回答者割合71%)。
利用者本人確認
(実施期間)
2015年12月8日~2015年12月9日
 訪問調査において、評価調査員が分担して子どもの遊びや生活の様子を観察しました。

総評(評価結果についての講評)

〇 保育園の概要
 保育園は、株式会社こどもの森が運営し、最初の横浜市認可保育園として2004年4月に開園しました。東急東横線日吉駅・横浜市営地下鉄クリーンライン日吉駅からバスで15分ほどの所で、5階建てマンションの1階部分です。定員は30人、2015年12月現在35人が在園しています。近くを流れる鶴見川の土手は、草花や昆虫など自然に触れる子どもの散歩コースの一つになっています。小人数の保育園であることを生かし、職員全員が子ども全員を保育するという心構えで、子どもや保護者に対応しています。園内では薄着、裸足で生活し、外遊びに力を入れています。3、4、5歳児は、各年齢1人ずつ3人の異年齢グループを作って活動しています。
〇 特に良いと思われる点
(1)子どもが活動しやすい環境作りに努めています
 子どもの安全を考え、保育室の出入口に設けていた柵を取り払い、自由な空間としました。子どもたちと活動のスペースについて、約束をしたり、家具を移動させることによって、安全性を保っています。異年齢の活動時間になると、自分で椅子を持って移動し、次の活動に備えます。遊んだ玩具などをきちんと片づけられるように玩具や絵本の収納場所に写真を貼りました。片付けが得意でなかった子どもも、遊んだ後、元置いてあった所に戻すなど、次に使いやすい状態にできるようになってきています。朝夕の合同保育の環境整備について、机やマットを配置する見取り図を描き、活動しやすさや集中できるかなどを検証し、改善に努めています。
(2)穏やかな雰囲気の中で、子どもたちは保育園の生活を楽しんでいます
 登園後玄関で、保育士に迎えられ挨拶すると、幼児は保護者と分かれ、所定の所で上衣やタオルを掛けたり、持ち物を整理したり、シール帳にシールを貼ったりと、自分で生活の準備を行います。保育士は、その様子を見守っています。保護者は、保育士と言葉を交わし、仕事に向かいます。降園の際、保護者は玄関で保育士と子どもの様子などを話しながら、帰る支度を終える子どもを待っています。小人数の保育園の特徴を生かし、職員全員がすべての子どもを保育する心構えを持ち、子どもや保護者に対応していることから、全体に一体感があり、穏やかな環境の中で子どもは生活を楽しんでいます。今回の利用者家族調査の結果、「子どもが保育園生活を楽しんでいるか」という質問に、回答者22人(回答者割合71%)のうち、「満足」(16人、73%)、「どちらかといえば満足」(6人、27%)と回答し、「不満」、「どちらかといえば不満」はありませんでした。
(3)塗り絵に取り組む過程において、独自の指導を行っていました
 3~5歳児クラスで、塗り絵をしている子どもを見ました。好きな塗り絵の本を持ってきて、中の絵を書き写していました。指定した頁のコピーを用いるケースが多いと見られる中で、子どもが自分の手で白紙に書き写したうえで、色付けするよう指導していることが分かりました。色付けをする前の書き写しから色付けの仕上げまで、保育士は、子どもが制作に取り組む様子を見守っていました。こうした塗り絵のプロセスは、子どもにとって、良い形で残されていくであろうと実感しました。
(4)散歩活動のなかで、保育士の説明を聞き入る子どもの姿を観察しました
 3~5歳児16人が一緒に、近く駒岡堂ノ前公園へ散歩に出かけました。歩行中、保育士の指示に従い、手を上げて横断歩道を渡るなど、子どもらしい様子を観察することができました。行き交う近隣の人々に挨拶の言葉をかけ、嬉しそうに答礼を聞いていました。公園において、保育士が指導したことに従って、思い思いに動き回っていました。公園に隣接する駐車場に遊水池が設けられていました。帰り際、保育士がこの遊水池の由来を説明し、子どもはその話を聞き入っていました。
〇 さらなる改善が望まれる点
(1)子どもに影響を与えるリスクを想定し、保護者に理解と配慮を求める検討が期待されます
  幼児がフード付の上着を着ている姿が見られました。保護者へフード付上着の危険性を知らせていますが、徹底されていないように見られました。また、0歳児クラスの子どものかぶっている帽子にたれは付いていませんでした。小さい子どもほど地面からの紫外線の影響を受けやすいと考えられます。2歳以上の子どもは、園庭で遊んだり、散歩に出かける際、紫外線から身を守るためたれ付帽子を使用しています。子どもの安全や健康に影響を与えるリスクを想定し、保護者の理解と配慮を求めることが期待されます。
(2)掲示や伝達の効果に着目し、現状の方法を見直す必要性の検討が期待されます
 入り口の限られたスペースを有効に活用し、必要な掲示物を貼り出しています。このなかには、保育理念や保育方針、目標が含まれています。保護者に対し情報を提供する方法に関し、(ア)何を伝えたいのか、(イ)どのように配置すれば効果的か、(ウ)確実に伝わり、理解されているかなど、掲示や伝達の効果に着目して、現状の掲示・伝達方法を見直す必要がないか、検討が期待されます。
(3)職員にとって快適な就業環境を整える、新たな発想が期待されます
 充実した保育を実践していくうえで、指導計画や児童票、保護者とやり取りする連絡帳など様々な文書や記録を作成する仕事があります。職員は、日々の保育に励むととともに、いわば事務の仕事も怠ることなく努めています。現状、職員は、こうした業務を午睡中の照明を落した室内の限られたスペースで行ったり、また、子どもが降園し少なくなった時間に行ったりしていると見られます。今後、職員の定着やモチベーションを高める観点から、業務の簡素化・効率化とともに、良好な就業環境を整え、健康な状態を維持する改善に向けた取り組みに新たな発想が期待されます。