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中村愛児園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 中村愛児園
所在地 神奈川県横浜市南区平楽133番地
電話番号 045-251-3870
評価年度 平成29年度
評価機関 株式会社 学研データサービス
結果公表 2017年10月17日
結果に要した期間 6ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成29年 5月 26日~平成29年 7月 27日
園長、主任を中心に作成
評価調査員による評価
(実施期間)
平成29年 8月 28日、平成29年 8月 29日
(1)第1日目
ガイダンス、施設見学、保育観察、事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士、栄養士)、書類確認
(2)第2日目
事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士、事務長)、保育観察
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成29年 7月 7日~平成29年 7月 21日
送付方法・・・園を通して保護者へ配付
回収方法・・・評価機関宛に保護者より直接郵送
利用者本人確認
(実施期間)
平成29年 8月 28日、平成29年 8月 29日
第1日目、第2日目の午前遊び、昼食、午睡の状況などを中心に、観察調査を実施しました。

総評(評価結果についての講評)

《施設の概要》
 園の運営主体は社会福祉法人白峰会です。開設は1949年6月ですので、はや70年近い歴史を持つ園です。横浜市営地下鉄の阪東橋駅から徒歩で15分ほどにあります。駅から園までの間には商店街があり、そこを通り抜け、平楽に上がる坂の途中に園舎があります。園舎からは空気が澄んでいれば富士山がのぞめます。
 園に隣接して「八幡町ふれあい広場」(横浜市所有)があり、そこを地域住民が管理しており、四季折々の花や野菜を育てており、子どもたちと地域の方たちとの触れ合いの場になっています。また、近隣には自然豊かな公園が多くあり、子どもたちの良き散歩コースになっています。
 定員は200名で8月末現在174名が在籍しています。園の特徴としては、外国籍の子どもたちが多く40名以上在籍しています。特別保育は延長保育や障がい児保育を実施しています。

《特に優れている点・力を入れている点》
○園内研修、園外研修が充実しています
 園内研修は毎年テーマを決め、実施しています。本年度は3つのテーマ、絵画、体操・音楽、運動です。テーマごとに取り組みたい内容を職員にアンケートをして決めています。絵画は「クレヨンに親しむ」という内容で行っています。そして、幼児クラスは、3か月に1回作品を貼りだし保護者に知らせています。運動は「異年齢で競技を行う」という内容で、運動会の時に披露しています。体操・音楽は「楽しく踊る」で遠足や運動会につなげています。
 神奈川県が法人の系列である横浜女子短期大学に保育センター(保育にかかわる調査研究機関)を委嘱しており、そこで体系的に立てられた研修を園外研修として全面的に受講するようにしています。初任者研修や経年研修、専門研修などそれぞれの職員にあった研修が企画されています。非常勤を含めた職員は全員受講し、報告会や報告書の提出などで理解を深めています。このように、園内、園外ともに研修を積極的に行い、職員の質を高めています。

○食に関する多彩な取り組みを行っています
 0、1歳児、2歳児、3~5歳児と3段階に分けて、4半期ごとに構成した年間食育計画を立てています。それぞれの年齢の特徴に合わせたきめ細かい食育指導が行われています。
 厨房の手伝いも1歳児から行っており、芋洗いや皮むきなど食材に触れることで食事に興味が持てるようにしています。また、4、5歳児には箸の持ち方をスライドを使い栄養士が指導しています。年に1回食育集会も実施しています。このほか、食育かるたやパクパク人形を作る計画も立てています。また、栽培にも力を入れ、生長の気づきや自分たちが育てた野菜に愛着を持ち、苦手なものの克服につなげています。さらに、近くの商店街に出かけ、八百屋やケーキ屋などで仕事体験として見学することで、食材や食べ物に興味を持つようにしています。このように、食に関する多彩な取り組みを実施しています。

○クラス会議やリーダー会議、職員会議を定期的に実施することでコミュニケーションが深められています
 園の主な会議体は月1回の職員会議、毎週金曜日にその週の活動内容に関する評価・反省や次週に向けてなどをクラス内でクラスリーダーを中心に話し合う金曜会議、そして、翌週の月曜日に各クラスの代表が集まって、それぞれの活動を話し合う月曜会議などがあります。これらの会議によって、互いの保育内容を理解し合ったり、クラス運営の悩みを相談し合ったりしています。そして、月末に開かれる職員会議では気になることや配慮を必要とする子どもについて、具体的に話し合い対応を考える機会を多く持っています。常勤職員の職員会議は夕方から、中番、遅番は昼間の会議に出席し、非常勤職員の会議も昼間に同じ内容で行っています。こうした会議を行うことで、情報の共有ができ、職員全員が同じ方向を目ざし保育・教育を行うことができています。そのうえ、職員たちが互いに信頼関係を深め、明るい雰囲気でコミュニケーションを取り合っています。

《今後の取り組みに期待したい点》
●外国籍の子どもや保護者の理解をより深める工夫を期待します
 園は外国籍の子どもたちが40名以上います。特に、中国の子どもたちが圧倒的に多くいます。以前は日本語が話せる保護者や子どもが多かったのですが、最近は、日本語がまったくわからず、コミュニケーションがとりづらくなってきています。園としては中国語や英語の翻訳を保護者に協力を仰ぐことや、保護者の理解を深める手立てをどのようにしたら良いか模索を重ねてきています。外国籍の子どもたちは生活習慣の違いがあり、保育で戸惑うこともありますし、保護者の感情を理解することも難しい側面があります。園長や主任は、懇談会後に保護者に中国語を教えてもらうことで保護者間のコミュニケーションを図ったり、園に講師を招いて職員が勉強する機会を作ったりするなどの計画を立てています。こうした催しを実践して、少しでも外国籍の子どもや保護者の理解を深めて行かれることを期待します。

●要望や意見、苦情に関する対応については、より詳しい記録のもとに分析していくことを期待します
 苦情解決制度に関しては、「苦情解決処理規程」が作成されています。そこには、目的、解決のための体制、解決責任者の任務、第三者委員の職務などが具体的に記載されています。このほか、受付相談窓口、相談解決責任者、第三者委員の氏名・肩書・連絡先などが記された文書を玄関ホールに掲示しています。さらに、玄関ホールに「意見箱」も設置しています。ただ、要望や意見・苦情などがあったときに、解決へ向けた対応を図り取り組んできていますが、その取り組みの記録はありますが、詳細にはなっていません。苦情解決制度の目的は苦情があった際に適切に対応することはもちろんですが、その苦情の取り組みを分析して再発防止に努めることが、より重要になってきます。今後は、取り組み状況について、より詳しく記録し、分析していかれることを望みます。