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もみの木保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成28年度)

基本情報

施設名 もみの木保育園
所在地 神奈川県横浜市緑区長津田5-1-25 
電話番号 045-530-0400
評価年度 平成28年度
評価機関 株式会社 学研データサービス
結果公表 2017年01月17日
結果に要した期間 8ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成28年 6月 2日~平成28年 10月 21日
クラスリーダーが中心となり、クラスごとに評価項目に沿って話し合ってまとめました。パート職員も参加しています。乳児主任、幼児主任が取りまとめ園長が補足し作成しました。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成28年 11月 21日、平成28年 11月 25日
(1)第1日目
ガイダンス、施設見学、保育観察、事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士、栄養士)、書類確認
(2)第2日目
事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士)、保育観察
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成28年 9月 12日~平成28年 9月 26日
送付方法・・・園を通して保護者へ配付
回収方法・・・評価機関宛に保護者より直接郵送
利用者本人確認
(実施期間)
平成28年 11月 21日、平成28年 11月 25日
第1日目、第2日目の午前遊び、昼食、午睡の状況などを中心に、観察調査を実施しました。また、幼児とは会話の中で 適宜聞き取り調査を実施しました。

総評(評価結果についての講評)

《施設の概要》
 もみの木保育園は平成16年12月に設立された株式会社Berryが運営する横浜市の認可保育園です。JR長津田駅南口から徒歩1分ほどの住宅街にあり、近くに商店街があり、給食に使用する食材は地元の青果店、精肉店から購入しています。特に野菜は地元農家から直接仕入れ、旬の食材をたくさん使った食事を提供しています。周辺は公園が多く緑豊かな環境で、子どもたちはそれぞれの年齢に合わせた散歩を楽しんでいます。園では「子ども一人ひとりが安心して自分らしさを発揮できる生活環境をつくり、『思いやり』『意欲』『自主性』『集中力』を育てます」を保育方針としています。「異年齢グループ保育」で子どもと子どもの自然なかかわり合いによって、互いに違いを認めながら、協力し合う「育ち合い」の保育を目ざしています。玄関や階段のスペースは装飾の専門家が季節ごとに美しく飾り、子どもの感性を育てる一助になっています。
 定員は60名(0~5歳児・産休明け保育、延長保育、障害児保育あり)、平日:午前7時~午後8時(延長時間含む) 土曜日:午前7時30分~午後6時30分です。

《特に優れている点・力を入れている点》
○職員同士のコミュニケーションの良さが子どもと保護者との信頼関係を築いています
 異年齢保育の実施により職員間のコミュニケーションが活発になっており、職場の人間関係が良好である様子が見られます。そして、「子どもと一緒に活動を楽しむ」「保護者との連携を密にしている」などの職員の意識が、子どもや保護者に対する言葉がけやかかわり方に表れている様子も見られます。子どもや保護者との信頼関係は短期間で生まれるものではありません。日ごろから職員の意識が同じ方向を見ているからこそ園全体で子どもを見守る保育が実施され、これが子どもや保護者に伝わることで信頼関係が築かれています。職員は朝のミーティング時に各クラスの子どもの体調、けが、病気、与薬、家庭からの連絡、心身の注意事項、アレルギー食の確認、今日の散歩のコースなどについて情報交換し対応をしています。

○園生活に自然に溶け込んだ食育活動が行われています
 食育活動は、保育士と栄養士が協力して実施しています。栄養士は、子どもたちが食べるだけではなく、食と健康、料理と食、食と文化などについて興味を持ち、食べることを好きになって楽しんでほしいと願っています。そして季節の素材を「なぞなぞBOX」に入れて触って当てたり、自分たちが育てた野菜を給食で食べたりしています。園で収穫したにんじんを給食に使った場合などは、栄養士が「献立コメント」にその旨を記載して保護者にも食育について知らせています。食育の取り組みの一つとして、5歳児は、毎朝お米を研いだり、野菜の皮をむくなどしています。3つの栄養素については年齢に応じて伝え、5歳児は卒園記念として3つの食材を組み合わせて献立作りに参加しています。また、お泊まり保育でも調理を経験しています。

○利用者本人を尊重し一人一人を大切にした保育が行われています
 園の保育方針として「子ども一人ひとりが安心して自分らしさを発揮できる生活環境をつくり、『思いやり』『意欲』『自主性』『集中力』を育てます。『異年齢保育』(3~5歳児)子どもと子どもの自然なかかわり合いによって互いに違いを認めながら、協力し合う『育ち合い』の保育を目指しています」を掲げ、保育士は職員会議などで理念の確認をし、方向性を共有して保育にあたっています。小規模園の良さを生かし子ども一人一人の個性を大事に、一人一人が主体的に物事にかかわれるようにすることに力を入れた保育が行われています。異年齢保育の活動の中でも年齢に合わせた製作や英語などを取り入れています。計画に子どもを合わせるのではなく、どうしたら子どもがのびのび育つかを大切にして計画を作っています。

《今後の取り組みに期待したい点》
●保護者との情報交換、職員間の連携のさらなる向上策について、良い事例から学び、職員の知恵も出し合い改善すべき内容を検討すると良いでしょう
 今回実施した保護者アンケートの結果によると、「送り迎えの際の情報交換」では「満足」が55.3%、「どちらかといえば満足」が34%で、合わせると89.3%、意見や要望への対応は「満足」が55.3%、「どちらかといえば満足」が31.9%で合わせると87.2%という結果で、決して低いわけではありませんが、他の項目と比べると相対的には低い結果になっています。また、保護者への対応に当たっては、子どもの様子を職員間で情報共有することが必須です。職員間の連携も含め、職員会議で話し合い、職員の知恵も出し合い、良い事例を学び合ったり、改善すべき内容を検討すると良いでしょう。

●地域支援の取り組みを引き続き検討し具体化することが期待されます
 平成25年度の「横浜市子ども・子育て支援事業計画の策定に向けた利用ニーズ把握のための調査」によると、子育てに不安があり、自信が持てないと感じる保護者の割合は、出産後半年くらいの間では約75%に及んでいます。また、子育てで負担に感じることは、「子育てによる身体の疲れが大きい」「子どもから目が離せないので気が休まらない」などの割合がそれ以前の同調査の結果よりも高くなっています。このことは一時保育、育児相談、育児講座などの取り組みが地域に求められていることを裏付けています。園では子育て支援のニーズについて職員会議で話し合い、園でできることを実施し、育児相談や公園での地域の子どもへの絵本の読み聞かせ、作品展でのミニ育児講座「0~5歳児の『歩育』が大切なわけ」「食育指導~砂糖の量」を実施し、とても好評でした。育児相談、育児講座、一時保育など身の丈にあった地域支援の取り組みを引き続き検討し具体化することが期待されます。