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もりの風保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成27年度)

基本情報

施設名 もりの風保育園
所在地 神奈川県横浜市緑区長津田みなみ台2-12-12
電話番号 045-507-9779
評価年度 平成27年度
評価機関 株式会社 学研データサービス
結果公表 2016年02月10日
結果に要した期間 8ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成27年 8月 18日~平成27年 11月 10日
各職員がそれぞれ自己評価を実施してその後3~4人で話し合い、園長、リーダー保育士を中心に作成
評価調査員による評価
(実施期間)
平成27年 12月 10日、平成27年 12月 21日
(1)第1日目
ガイダンス、施設見学、保育観察、事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士、管理栄養士)、書類確認
(2)第2日目
事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士)、保育観察
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成27年 9月 24日~平成27年 10月 8日
送付方法・・・園を通して保護者へ配付
回収方法・・・評価機関宛に保護者より直接郵送
利用者本人確認
(実施期間)
平成27年 12月 10日、平成27年 12月 21日
第1日目、第2日目の午前遊び、昼食、午睡の状況などを中心に、観察調査を実施しました。

総評(評価結果についての講評)

《施設の概要》
 
 もりの風保育園は2013年4月1日開所の株式会社Berryが運営する認可保育園です。JR長津田駅からバスで約10分、徒歩5分の閑静な住宅街にあり緑豊かな環境です。近隣には系列園が5園があります。園庭にはぶどうやみかんなどの果樹もあり、池には鯉が泳いでいます。園では、保育目標として「思いやりを育てる」「意欲。子ども一人一人が安心して自分らしさを発揮できる生活環境を整え、異年齢グループ保育にを育てる」「自主性を育てる」「集中力を育てる」「創造力を育てる」の5項目を掲げていますよって子ども同士の自然なかかわり合いが生まれ、互いの違いを認め合いながら協力し合う「育ち合い」を目ざしています。
 定員は90名(0~5歳児)で、産休明け保育、延長保育、障害児保育があり、平日の保育時間は7時~20時です。

《特に優れている点》

〇自然に配慮した施設整備と環境設定で子どもたちにとって快適な環境です
 園庭には柿やみかん、ぶどうなどの果樹があり、毎年多くの実をつけます。みんなで成長を楽しみ収穫しました。また、竹林や子どもたちが野菜を栽培している広い畑もあります。保育室の配置にこだわり、全保育室に森の風と自然光が導かれる構造です。自然の日の光が降り注ぐ広いテラスには落葉樹を植え、新緑、木陰、落葉、陽だまりなど四季の変化が楽しめます。玄関や階段などのディスプレイは専門家に依頼し季節ごとに変わり、子どもたちの感性をはぐくみます。災害時に使用できる井戸があり、園庭への散水や池の水に使用しています。建物は、地震・火災などに強い構造になっています。また、内装建材にも安全性に配慮した建材を使用しています。特に、床や腰壁は無垢一枚板、テーブルやイスなどの家具や、ままごとセットや積み木などのおもちゃには、高知県の檜を使用し、塗装も化学物質が含まれていない「未さらし蜜ロウワックス」を使用しています。なお、保育室・トイレなどすべての部屋には床暖房を導入しています。不審者対策の面では、玄関をオートロックにしているほか、防犯ガラスの導入、防犯カメラや非常通報装置を設置しています。このように多面的な配慮がなされ、子どもたちにとって安心、安全な環境を整えています。

〇喜び、意欲、思いやり、自立をはぐくむ異年齢保育を実施しています
 3~5歳児は、異年齢のグループ(みかん、りんご、ぶどう)があります。異年齢の触れ合いによって心を育てることに軸を置いています。それぞれの年齢で心身の発達状況が異なるように、異年齢では、一つのグループとして遊びをするとき、スムーズな活動ができないときがあります。保育士はそれぞれの年齢だけの活動も大切にし、子どもの心が満たされるように配慮しています。その中で、大きい子どもは~ができる、小さい子どもはそれを見て憧れ、自分も頑張ろう、お兄ちゃんや、お姉ちゃんのようにしてみたいと自主的に努力したり、大きい子どもは小さい子どもをほめたり、いっしょにやってみようと世話をしたり、自然に思いやる気持ちが生まれてきます。いっしょに活動する中で、小さい子どもにも大きい子どもにも我慢が必要になってくる事もあります。しかしその中でお互いに譲り合う気持ち、相手を認める気持ちなどが自然にはぐくまれ、~をしたいという自立の心や、自分の喜びだけでなく、ほかの人のことも喜べる思いやりの心がはぐくまれる保育を実践しています。

〇食生活は子どもにとって大切なものとして、子どもの心と体を育てる食育活動に積極的取り組んでいます
 園の畑では子どもたちが冬には大根、かぶ、じゃが芋、いちご、夏にはトマト、きゅうり、なす等を栽培しました。 年間食育計画で「食を営む力」を育てるを目標として、月に1度「食と健康」「食と文化」など栄養士による年齢に適した食育指導を行っています。例えば、2歳児は日常の給食のメニューで赤色の食品、黄色の食品、緑色の食品を選ぶなど、自然に食と健康について触れています。日本の郷土料理の紹介もしており、9月には岡山県の「むらすずめ」10月には兵庫県の「そばめし」などをメニューに取り入れています。また、伝統行事のメニューにも力を入れています。お彼岸のおはぎや七草粥、また柚子の風味を冬至の給食に取り入れ、味覚に対する経験をするなどいろいろな方向から食に対する興味が豊かになるような取り組みをしています。調理保育では、さつま芋の収穫後にスイートポテトを作りました。ほかにも梅ジュース作り、お月見団子作りなどにチャレンジしています。0~2歳児クラスではとうもろこしの皮むきやそらまめのさやむきにもチャレンジしています。子どもたちは、とうもろこしのひげやそらまめのさやの中のふわふわした感触に驚いたり楽しんだりしています。このような食に関する充実した取り組みが、子どもの生活をより豊かにしています。

《今後の取り組みに期待したい点》

〇接遇面を保育士同士で相互に学び合い、保護者とのコミュニケーションの改善を期待します
 園内研修は感染症の予防、虐待防止、保護者とのかかわりなどの内容で実施し、非常勤職員も参加しています。職員は前期と後期に分けた反省、アドバイス・面談記録からなる「自己評価」と、子どもの発達援助、子育て支援、関係機関との連携など200弱のチェック項目からなる「自己点検・自己評価のためのチェックリスト」に基づいた自己評価を行う仕組みがあります。しかし、利用者調査の結果では、話しやすい雰囲気やお迎え時の伝達などの評価は高くありませんでした。これらの要因は保育士の保育技術やコミュニケーションスキルのバラつきにあると思われます。チェックリストの内容を相互評価し保護者への接遇面を保育士同士で評価し合ったり、保護者への声かけの工夫事例を学びあったり、「業務マニュアル」の該当ページについて繰り返し読み合わせをするなどを通じ、保護者とのコミュニケーションの改善を進めていくことを期待します。

〇地域の保育資源として、育児相談のさらなる情報提供、ミニ育児講座の実施・検討をお勧めします
 育児相談の中で把握した一時保育や交流保育の要望など、把握した地域の子育て支援のニーズを、職員会議で話し合い、地域の子育て家庭支援の取り組みについて園では何ができるのか検討を行っています。園での育児相談は常時行える体制を整えていますが実績がありません。そのため園では、散歩の際に、育児相談や絵本の読み聞かせ、紙芝居などを記載した小さなチラシを、公園に来ている地域の子育て親子に配布し、育児相談や、園児と地域の子育て家庭との交流を行っています。しかし地域に向けた講習や研修会は実施していません。地域の保育資源として、ホームページ、自治会などさまざまな媒体を利用した育児相談の地域への情報提供、育児相談と結んだ保育士、栄養士、看護師などの専門性を生かしたミニ育児講座の実施など、さらなる地域支援を継続的に実施・検討することをお勧めします。