本文へジャンプ - トップメニュー|検索
トップページ > 健康福祉局 > 横浜市 よこはま福祉ナビ > 福祉サービス第三者評価 > みなみ台保育園 第三者評価結果 保育分野(保育) 総括(平成27年度)
みなみ台保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成27年度)

基本情報

施設名 みなみ台保育園
所在地 神奈川県横浜市緑区長津田みなみ台1-38-7
電話番号 045-989-3731
評価年度 平成27年度
評価機関 株式会社 学研データサービス
結果公表 2016年01月27日
結果に要した期間 8ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成27年 8月 18日~平成27年 11月 16日
各職員がそれぞれ自己評価を実施してその後3~4人で話し合い、園長、リーダー保育士を中心に作成
評価調査員による評価
(実施期間)
平成27年 12月 17日、平成27年 12月 22日
(1)第1日目
ガイダンス、施設見学、保育観察、事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士、管理栄養士)、書類確認
(2)第2日目
事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士、看護師)、保育観察
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成27年 10月 1日~平成27年 10月 15日
送付方法・・・園を通して保護者へ配付
回収方法・・・評価機関宛に保護者より直接郵送
利用者本人確認
(実施期間)
平成27年 12月 17日、平成27年 12月 22日
第1日目、第2日目の午前遊び、昼食、午睡の状況などを中心に、観察調査を実施しました。

総評(評価結果についての講評)

《施設の概要》

 みなみ台保育園は平成16年12月に設立された株式会社Berryが運営する横浜市の認可保育園です。JR長津田駅からバスで約5分の閑静な住宅街にあり、周囲は公園も多く緑豊かな環境となっています。また、近隣には系列園が5園があります。園では、保育目標として「思いやりを育てる」「意欲を育てる」「自主性を育てる」「集中力を育てる」「創造力を育てる」の5項目を掲げています。子ども一人一人が安心して自分らしさを発揮できる生活環境を整え、異年齢のグループ保育による子ども同士の自然なかかわり合いを通して、互いの違いを認め合いながら協力し合う「育ち合い」を目ざしています。
 定員は80名(0~5歳児・産休明け保育、延長保育、障害児保育あり)、平日の保育時間は7時~20時です。

《特に優れている点》

○意欲、思いやり、自立をはぐくむ異年齢保育を実施しています
 3~5歳児は、異年齢のグループ(みかん、りんご、ぶどう)による活動を取り入れています。園では異年齢同士の触れ合いによって心を育てることに軸を置いています。年齢によって心身の発達状況が異なるため、異年齢グループで遊ぶときは活動がスムーズにできないときがあります。その中で、年上の子どもができることを年下の子どもが見て憧れ、「自分も頑張ろう」「お兄ちゃんやお姉ちゃんのようにやってみたい」と努力したり、年上の子どもが年下の子どもを褒めたり、いっしょにやってみようとお世話をするなど、相互のかかわり合いを通してがんばる気持ちや思いやる気持ちがはぐくまれています。また、年下の子どもにも年上の子どもにも我慢が必要な場面もありますが、その中でお互いに譲り合う気持ち、相手を認める気持ちなどが自然にはぐくまれています。「○○をしたい」という自立の心や、自分の喜びだけでなくほかの人のことも喜べる心も生まれています。園では0~5歳児全体での交流も実施されています。

○わが家のような外観、自然に配慮した施設整備と環境設定で子どもたちにとって快適な環境です
 園舎は窓に花々が植えられ、わが家のような外観です。園庭のけやきは夏には心地よい日陰を作り、砂場にはぶどう棚があります。園舎は地震や火災などに強い構造になっています。また、内装も安全性に配慮した材料を使用しています。床や腰壁は、木曽ひのきの無垢一枚板を使用し、塗装には化学物質の含まれていない蜜ロウワックスを使用しています。テーブルや椅子、ロッカーなどの家具、ままごとセットや積み木などのおもちゃは高知県産のひのきで作られています。保育室の配置にこだわり、各保育室には近隣の森の風が通り抜け、自然光が豊富に採り入れられる構造で、明るく保たれています。なお、保育室、ホールなどすべての部屋には床暖房を導入しています。不審者対策の面では、玄関をオートロックにしているほか、防犯カメラ、非常通報装置、防犯ガラスを設置しています。園内の季節ごとに変わるディスプレイで子どもの感性を磨いています。このようにさまざまな面で配慮がなされ、子どもたちにとって安心、安全な環境を整えています。園の畑では、四季を通じて子どもたちがさまざまな野菜を栽培しています。夏にはきゅうりやトマト、なすを栽培し、さらに大根やかぶ、ブロッコリー、はくさいの栽培などにもチャレンジしています。

○整備された保育マニュアルを活用し、業務が標準化されています
 園では、保育の理念や基本方針をはじめ、職員の勤務心得、登降園時の対応、衛生管理、健康管理、安全管理、文書や連絡帳の書き方など、幅広い内容についてまとめられた「みなみ台保育園業務マニュアル」を作成しています。表やイラストなどを用いてわかりやすくまとめられています。この業務マニュアルを職員、非常勤職員に配付しています。保育業務をだれでも同じように行えるよう手順などを標準化することで、職員のスキルアップをはじめ新人職員の育成などに役立てられ、業務の効率化にもつながっています。 定期的に職員会議などで研修を行うことで、マニュアルの内容の周知を図り、保育業務の質を一定水準に保っています。また、トラブルやクレームへの対応についても、過去の教訓に基づいてマニュアルが見直されているため、トラブルの回避につながっています。マニュアルは年に1度見直しされていますが、感染症などについては、随時更新され、最新の内容になっています。系列5園での経験も業務マニュアル作成に生かされ、充実した内容になっています。

《今後の取り組みに期待したい点》

○地域の保育資源として情報提供の工夫、ミニ育児講座の検討、実施をされてはいかがでしょう
 園で把握した休日保育、育児相談、育児講座などの地域の子育て支援のニーズを職員会議で話し合い、地域の子育て家庭支援の取り組みについて、園で何ができるか検討しています。園での育児相談は毎週木曜日に実施できる体制を整えていますが、実績がありません。そのため園では、散歩の際に、育児相談や絵本の読み聞かせ、紙芝居などの活動予定を掲載した小さなチラシを公園に来ている地域の親子に配付し、育児相談や園児と地域の子育て家庭との交流を図っています。地域に向けた講習や研修会は実施していません。地域の保育資源として、ホームページ、自治会などさまざまな媒体を利用して育児相談など地域の子育て家庭への情報提供をしたり、育児相談と関連付けて保育士、栄養士、看護師などの専門性を生かしたミニ育児講座の実施をするなど、さらなる地域支援の検討、実施をされることをお勧めします。

○課題を明確化し、保育士相互の学び合いなど、保護者とのコミュニケーションの改善に期待します
 園内研修は食物アレルギー、虐待防止、保護者とのコミュニケーションなどの内容で開催し、非常勤職員も参加しています。職員は前期と後期に分けた反省、アドバイスや面談記録からなる「自己評価」と子どもの発達援助、子育て支援、関係機関との連携など約200項目のチェック項目からなる「自己点検・自己評価のためのチェックリスト」に基づいた自己評価を行うしくみがあります。しかし、利用者アンケートでは、園の情報提供、話しやすい雰囲気やお迎え時の伝達などの評価は高くありません。保護者への接遇面について保育士同士で評価し合ったり、保護者への声かけの工夫事例を学び合い、「業務マニュアル」の該当ページについて繰り返し読み合わせをするなど、保護者とのコミュニケーションの改善を進めていくことを期待します。