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立場エンゼル保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成27年度)

基本情報

施設名 立場エンゼル保育園
所在地 神奈川県横浜市泉区和泉町4088-1
電話番号 045-800-3356
評価年度 平成27年度
評価機関 株式会社 学研データサービス
結果公表 2015年12月18日
結果に要した期間 8ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成27年 8月 11日~平成27年 10月 19日
各クラスごとに話し合いまとめ、それを基に園長、主任が作成
評価調査員による評価
(実施期間)
平成27年 11月 17日、平成27年 11月 18日
(1)第1日目
ガイダンス、施設見学、保育観察、事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士、看護師、調理員)、書類確認
(2)第2日目
事業者(職員)ヒアリング(園長、主任保育士)、保育観察
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成27年 9月 9日~平成27年 9月 23日
送付方法・・・園を通して保護者へ配付
回収方法・・・評価機関宛に保護者より直接郵送
利用者本人確認
(実施期間)
平成27年 11月 17日、平成27年 11月 18日
第1日目、第2日目の午前遊び、昼食、午睡の状況などを中心に、観察調査を実施しました。

総評(評価結果についての講評)

《施設の概要》
 立場エンゼル保育園は、平成18年4月に特定非営利活動法人グランディールにより設立された定員54名の認可民営保育所です。産後57日目の0歳児から5歳児までを受け入れ、産休明け保育、延長保育、障がいのある子どもとの統合保育を実施しています。
 園舎は横浜市営地下鉄ブルーライン「立場」駅から徒歩およそ7分のところにあり、周囲は住宅街になっています。近隣には自然豊かな公園が数か所あり、子どもたちは毎日のように散歩に出かけ、自然と触れ合いながら思いきり体を動かして遊んでいます。外部講師による体操教室や英語教室なども取り入れられています。

《特に優れている点》
○保護者との信頼関係を築きながら「慈しみ育てる」保育が実践されています
 園長は、保育理念「慈しみ育てる」を繰り返し職員に伝え、職員会議ではどのような言葉かけがどのように子どもに影響していくかなどを事例を挙げて話しています。保育士の言葉かけはどの場面でも「ほめる」ことを中心に、一人一人のペースや自発的な意欲が大切にされています。毎月配付している園だよりには、保護者が子どもを紹介するページや職員の自己紹介ページなども設け、園全体での家族的な関係作りを意識した内容となっています。
 0~5歳の全クラスで毎日保護者と連絡帳をやり取りし、日常保育の中での出来事や子どもが一日何をして、だれとどこに行ったか、何を楽しんだかなどについて個別に伝えています。お迎え時には、一日の中で子どもが嬉しかったことや初めてできたことなどを保護者に口頭で伝え、家庭でも話題にしてもらえるように配慮しています。
 保護者との信頼関係を築きながら、園長のリーダーシップのもと、職員は熱心に保育に取り組み、保護者とともに子どもを「慈しみ育てる」温かみのある保育が実践されています。

○食の安全に配慮した給食を提供し、食育活動を積極的に展開しています
 園長は食の安全性には特に気を配っており、給食食材は無農薬栽培の野菜や米を使用し、みそなどの調味料も無農薬栽培大豆のみを原料とする自然食品に限定して使用しています。園だよりには子どもに人気のある給食のレシピを毎月掲載し、玄関に「給食ディスプレー」として当日の給食を展示し、ホワイトボードに食材の産地を明示して保護者に情報提供しています。年1回、3~5歳児クラスで実施する保育参加の日は、保護者にも給食を試食してもらい、園の食に対する取り組みについて理解を深めてもらう機会としています。
 0~2歳児クラスでは「食育年間カリキュラム」、3~5歳児クラスでは「食育計画」を立案して、年間を通して計画的に食育が行われてます。米や野菜の栽培・収穫、7月以降毎月のクッキング体験(保育士と調理員が協力して実施)、はしの持ち方指導など、子どもの自立を念頭においた活動が豊かに展開されています。毎年3月に実施する「エンゼルバイキング」では、ピラフやハンバーグ、ポテトサラダなど子どもが好きなメニューを用意して、子どもが自分でよそって食べる体験をしています。11月から3月にかけて、月1回家庭からお弁当を持参する「お弁当の日」を設定し、子どもたちは公園や園庭でお弁当を広げて、いつもとは違う雰囲気を楽しんでいます。

○日常的な異年齢交流を通して子どもの心を育てる保育に取り組んでいます
 2~5歳児は一つのフロアをパーテーションをしきって使用しており、同じ空間を共有しながら日常的に交流しています。5歳児クラスの子どもが、0、1歳児室を訪れてお手伝いをするなど、大きな子どもは小さな子どもをかわいがり、小さな子どもは大きな子どもに憧れをもって接する異年齢交流が日々展開されています。園行事として取り組んでいる「お店屋さんごっこ」では、4、5歳児クラスの子どもが小さな子どもたちも楽しめるように出品する物を考えて、アイデアを出しながら、廃材などを使ってお面や焼きそば、かき氷などを製作して楽しんでいます。3月には3、4歳児クラスの子どもたちが卒園を迎える5歳児クラスのために、「いっぱい遊んでくれてありがとう、頑張ってね」とおやつを作ってあげたり、「エンゼルバイキング」の際には、2~5歳児が机をたてに並べて好きな席について、異年齢でいっしょに食事をとっています。
 保育理念として「人に対する優しい思いやりと、そして人権を大切にする心を育てます」を掲げ、子どもの自尊感情や自己肯定感を高めながら、異年齢交流を通して、人を思いやる心を育てる保育に取り組んでいます。

《今後の取り組みに期待したい点》
○保育所の自己評価に取り組み、公表されるとなお良いでしょう
 保育士としての自己評価を業務全般を網羅した基準に沿って実施し、一人一人の自己評価については集計を行っています。しかし現在、保育所としての自己評価を総括し、公表するまでにはいたっていません。今後は保育所全体としての自己評価を作成し、保護者や地域に向けて公表されることを期待します。

○園の専門性を地域に還元する取り組みに期待します
 現在、地域子育て支援事業として育児相談やプール開放、園庭開放を開催していますが、園舎、園庭のスペースが限られていることもあり、積極的とはいえない状況です。今後は、在宅子育て家庭のために、園の強みである食育を生かした情報提供や育児の悩みに答える相談支援など、保育の専門性をいかした地域育児支援サービスを提供されることを期待します。