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立場エンゼル保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

本人調査(平成27年度)

結果の特徴
【0歳児】
 0、1歳児クラスは同じ保育室で、空間を使い分けて過ごしています。床はクッションフロアになっており、転んでもけがをしにくいように配慮されています。保育室の奥には畳のコーナーが設置され、0歳児クラスの子どもたちはくつろぎながら保育士のひざの上で絵本を読んでもらったり、おもちゃで遊んでもらったりしてゆったりと過ごしています。畳コーナーの横にT字型に机を並べて、椅子に座っておやつをたべたり食事をとっています。訪問調査当日は、子ども6名に対して、保育士3名と看護師1名が保育にあたっていました。食事の場面では、スプーン2本が皿に添えられて調理室から配膳されてきました。子どもも保育士もそれぞれがスプーンを持ち、子どもの意欲を大切にしながら、しっかりと食事がとれるように保育士がタイミングを見ながら食事を子どもの口に運び介助しています。「○○ちゃん、はいどうぞ。おいしいですか?」「○○ちゃん、よく食べられるようになったね」など優しく声かけをしながら食事は進められています。食事の途中で泣き出してしまった子どもには「お魚先に食べて、なくなって怒っているのね。ほかのものも食べようね」と気持ちを汲み取りながら、気分が変わるように抱っこするなどして個別に対応しています。食事中も担任たちは、互いに子どもの様子や体調の情報を共有しながら、眠たそうな子どもや泣いている子どもの対応、おむつ交換、着替えなどを手分けして行い、子ども一人一人を大切にした保育が実践されています。

【1歳児】
 散歩に出かける前、保育士は子どもたちにトイレに行くように声をかけています。訪問調査当日は子ども8名に対して保育士4名が対応にあたっていました。トイレの前には低い椅子が用意されており、2人ずつ子どもが座って順番を待っています。保育士が見守る中、おまるやトイレに座ってみたあと、着衣が終わった子どもから帽子をかぶって散歩の準備をしています。全員が揃うのを待ちながら、別の保育士は歌や手遊びで子どもたちが楽しく過ごせるようにしています。子どもたちはにこにこ笑顔を見せながら保育士の方を注目して手を動かしながら歌っています。
 散歩から戻ると、保育士が順番に一人一人の手洗いをしっかり行っています。別の保育士は食事前のお茶の準備をしています。機嫌の悪い子どもを保育士が抱っこして個別に対応しています。食事の場面では、子ども2名に対して1名の保育士が横について介助しています。「○○ちゃん、じょうず!」「○○ちゃん、おりこうね」とほめながら、食べやすいようにカボチャをスプーンで小さく切ってあげるなどして「○○ちゃん、自分で食べてみて」と声をかけ、子どもが意欲的に食事ができるようにしています。食事の途中で眠り始めてしまう子どももいましたが、無理に起こすようなことはせず個別に優しく対応しています。お茶を飲むのを「イヤ!」と強く拒否する子どもに対しても叱ったりすることはなく、「○○ちゃん、お茶飲んだらご飯くるよ」と優しく声かけをしていました。

【2歳児】
 給食を終え、歯磨きをして、パジャマに着替えて午睡前の時間になりました。子どもたちは本箱から好きな絵本や図鑑を出してそれぞれ好きな所で読み始めました。間もなく保育士の一人が大きな絵本を広げ、「本を読みますよ。ここに集まりましょう」と声をかけます。子どもたちは読んでいた本を本箱に戻して、保育士の前に座りました。「題は、14匹のねずみです」と言って、保育士は本を読み始めました。子どもたちはしっかり保育士の本を見つめています。保育士が「これは何ですか」と問いかけると、何人かの子どもが「へび」とこたえます。「へびさんに見えるけど、本当はカエルの卵なんです。長くいくつもの卵がつながっています」と説明します。「ふーん、カエルの卵は長いんだ」と子どもも応じています。「この丸く白いのはたんぽぽのわた。たんぽぽの種だね。みんなでふーふーして遠くに飛ばしてみましょう」と保育士が言うと、子どもたちは一斉に「ふー、ふー」と口先を突き出して息を吹き出しました。「たんぽぽが行っちゃいました。おしまい。それでは、おやすみなさい。みんな歩いてお布団に行きましょう」子どもたちが布団に入ったのを確認して、保育士は明かりを消していきました。保育士の一人が絵本の読み聞かせをしている間に、もう一人の保育士がござを広げて、布団を敷きます。保育士同士の連携がしっかりできていました。

【3歳児】
 園の前の車の往来が多い道路の信号が青に変わると、子どもたちは手をつないだ反対の手を高く上げて横断歩道を渡り横道に入りました。通称「森の公園」へ散歩です。途中の道の脇に小菊やコスモスが咲いていて、柿の実った家並みを過ぎると梨やぶどう園に続いて急に畑が一面に広がっています。道で出会う地域の方には「こんにちは」と元気にあいさつを交わしています。途中できりん組(5歳児)さんに出会い、声をかけ合いました。公園に着くと子どもたちは林の中央へ駆け出しました。背の高い木が数多く茂り、さまざまな鳥のさえずりが聞こえ、木々の間に青空がのぞき、さわやかな風が渡ってきます。落ち葉といっしょにどんぐりがたくさん落ちています。「あ、虫がいる」と一人の子が言うと、ほかの子どもたちも寄ってきて木の根っこをのぞき込みます。「よく見つけたね」と保育士ものぞきます。「葉っぱに何かついてる」と枝を持ってきた子に保育士は「これは、どんぐりが付いていた帽子だよ」とわかりやすくこたえていました。少し強い風が吹いてきて、保育士が「あ、葉っぱが落ちてきた」と言うと、子どもたちも見上げて「あ、こっちも、あっちも」と両手を上げて落ち葉にさわろうと林の中を追いかけ回しています。休憩所のそばで鬼ごっこをして遊び、林を通って帰途につきました。若い笹の葉を交差して子どもたちと保育士が「はっけよい、のこった」と引っ張りっこを始めました。勝った子は「やった」と喜び、保育士は「やっぱり負けた」などと応じていました。道の正面に丹沢山系、左に富士山が見えました。子どもたちは自然の中で、のびのびと楽しく過ごしています。

【4歳児】
 食事当番の子どもは、保育士手作りの「食事当番ワッペン」をつけています。食事当番は一クラスに二人いて、一人の子どもがご飯を盛りつけ、もう一人の子どもが保育士から手渡された麦茶を配ります。ご飯当番の子どもは一生懸命ご飯を盛り付けていますが、盛り付けすぎてしまい、保育士から「多いね」と言われておひつに戻しています。おかずを配るときには、保育士が「両手でね」と声かけし、「はあい」と元気よくこたえます。そのほかの子どもたちははし箱をテーブルに置いて、楽しそうに話し合いながら、椅子に座って待っています。席は自由で、仲の良いお友達と隣り合って座ったりもします。ご飯、おかずを配り終わると、お当番の子どもの「ご飯ありますか」「味噌汁ありますか」「おかずありますか」「お野菜ありますか」との声かけに「あります」とみんな元気良くこたえていました。子どもたちの食べる速度はそれぞれ違いますが、順調に食べ進んだ子どもが、比較的ゆっくり食べていることもに「食べて」と声かけしたり、「早くなったね」と話しかけ、声をかけられた子どもは嬉しそうにうなずいていました。

【5歳児】
 食事が終わると、一人一人が歯磨きをして、口をゆすいだコップを引き出しに戻しています。午睡の時間が始まるまで、子どもたちは保育室の端の、自分たちの荷物の棚の横で、体を横にしたり、棚に背をあずけて座って絵本を読んだりしています。絵本を読んでいる子どもの隣で、楽しそうに読んでいる子どもに話しかけている子どもがいます。上半身だけ脱衣して、楽しそうに声をあげて走り回る子どもには、保育士が「風邪ひいちゃうよ」と声かけして、着衣を促していました。着衣を促されると、上半身にパジャマをかけて、また踊ったりしています。午睡の時間となり、絵本を読みながら寝ころぶ子どもは「眠くないよ」と言いながら、寝返りを打っていました。午睡の時間が始まっても、布団で絵本の続きを読む子ども、ひざや手を揺らしている子どもがいました。眠れなくても、ほかの子どもの邪魔をすることはなく、体を起こして、作業している保育士のそばに行き、小さな声で話しかけている子どももいました。