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ケンパ高田 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成24年度)

基本情報

施設名 ケンパ高田
所在地 神奈川県横浜市港北区高田東4-17-17
電話番号 045-540-0400
評価年度 平成24年度
評価機関 株式会社 学研データサービス
結果公表 2012年12月10日
結果に要した期間 7ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成24年6月28日~平成24年10月9日
園長が理事長の意見を聞きながら、評価項目に沿って作成
評価調査員による評価
(実施期間)
平成24年11月13日、平成24年11月15日
(1)第1日目
ガイダンス、施設見学、保育観察、事業者(職員)ヒアリング(園長、法人事務長)、書類確認
(2)第2日目
事業者(職員)ヒアリング(園長、法人事務長、保育士、事務員、調理員)、保育観察
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成24年8月28日~平成24年9月11日
送付方法・・・園を通して保護者へ手渡し
回収方法・・・評価機関宛に保護者より直接郵送
利用者本人確認
(実施期間)
平成24年11月13日、平成24年11月15日
(1)観察調査は主に第1日目・第2日目午前遊び、昼食、午睡の状況などを調査。
(2)0~2歳児については観察調査、3歳児以上の子どもについては、観察及び聞き取り調査を実施。

総評(評価結果についての講評)

《施設の概要》

 ケンパ高田保育園は、NPO法人ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会により、平成22年に設立された運営2年目の認可保育園です。現在は、0~5歳児までの定員60名を受け入れ、延長保育、障がいのある子どもの受け入れ、一時預り保育などを実施しています。また、保育の特色として、子ども一人ひとりの「個」を尊重して、カリキュラムには英語を取り入れています。
 横浜市営地下鉄の高田駅から徒歩5分ほどの住宅街に立地しています。鶴見川の支流である早渕川沿いにあり、川と園の間には歩道が整備されているため、窓や園庭からは散歩をする人や季節ごとに変化する川の景色が眺められます。園庭は、園舎に沿っており、どの保育室からもインタレストエリア(子どもが遊びこめるスペース)を挟んだ位置にあります。また、川沿いの歩道は車の往来がないため、お散歩でも利用しています。


《特に優れている点》

〇子ども一人ひとりの『個』を尊重することを起点とした理念に基づいて保育を提供しています

 「1. ひとり一人の「その人(個)らしさ」の育ちを応援します」、「2.わくわくする『個』育てを応援します」、「3.ありのままの『個』が互いに笑顔になれるコミュニティ創りを目指します」を、特に大切に考えて保育の実践に努めています。具体的には、これらの考えに基づいて、子ども一人ひとりの気持ちや要望をくみ取りながら、子どもの自主性を尊重して指導計画を柔軟に変更しています。日々の保育では、散歩の行先を子どもたちが決めたり、数種類のクラフト作品を提示して子どもたちが作りたいものを選んだりしています。また、午睡の時間は寝る自由も起きている自由もあることを伝え、子ども本人が決めています。このような子どもたちの自主性を伸ばす保育を、ほかの子どもへの影響にも配慮しながら職員が連携して行っています。


〇日常的に英語に触れる機会があります

 毎朝の「イングリッシュタイム」では、英語で歌をうたったり外国籍の職員がネイティブな英語で絵本を読んだりしています。外国籍の職員は常勤のため、子どもたちは毎日のように英語であいさつをしたり、日本語で質問したことの返答を英語でもらったりしています。M&M(ミュージック&ムーブメント)のプログラムでは、体を使う遊びの中で英語に親しんでいます。また、お誕生日会の給食では、「世界の食文化」をテーマに、特別メニューとして各国の代表料理を食べながら、その国の話をしています。このほか、園の行事を「イベント」と呼び、サマーフェスタ(夏祭り)、ハロウィン、クリスマスなど、英語読みを通じて、普段から英語に触れています。そして、子どもが遊びこめるスペースを「インタレストエリア」と呼び、子どもは「好きな遊びができる場所」として捉えています。このような活動を通じて、子どもは自然にアルファベットを書けるようになっています。


〇毎日のように散歩に出かけて、いろいろな体験をしています

 子どもたちは、天気のいい日には毎日のように散歩に出かけています。日によっては2回出かけることもあり、積極的に園外での活動を楽しんでいます。行先は、設置されている遊具や環境を考えて子どもと相談しながら、8か所の公園を使い分けて決めています。また、バスを見にバスターミナルに行くなど、子どもが興味を示す場所を提案することもあります。
 公園で遊ぶ前には、「公園で遊ぶ時の注意事項」をクイズにして、子どもたちがどうしてだめなのかを楽しく考えられるようにするなど、遊びのマナーが自然に身に付けられるようにしています。
 これらの活動を通じて、子どもたちは自分の気持ちを認められ、受け入れられながら、のびのびと活動しています。
 

《今後の取り組みに期待したい点》

〇法人の理念に基づいて、地域活動が展開することを期待します

 平成22年に開所してから、保育現場の安定と職員スキルの標準化に努めています。まだ課題は残されていますが、保育サービスの安定を確認した後には、地域交流や地域の子育て支援を積極的に行う必要性を認識しています。現在は子どもや職員に負担のない範囲で、会員(利用待ちの登録者)をイベントに招待して、子ども同士がいっしょに遊ぶほか、保護者から育児相談を受けるなどの支援をしています。今後はこの活動を拡充し、地域に向けた園情報の発信や子育て支援に発展させることを期待します。
 また、これと並行して保育サービスを支える職員の育成についても、個人のスキルに応じて計画的に育成する体制をさらに強化し、地域交流や地域の子育て支援に生かされるとなお良いでしょう。