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市場保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 市場保育園
所在地 〒230-0004 横浜市鶴見区本宮1-17-33
電話番号 045-581-6169
評価年度 平成29年度
評価機関 ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部
結果公表 2018年03月30日
結果に要した期間 8ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
:平成29年8月1日 ~平成29年11月30日 
全職員に自己評価票記載方法を説明し、その後職員全員が自己評価を行った結果を持ち寄り、職員会議等で検討しました。その結果を園長、主任で園の今ある姿としてまとめました。
評価調査員による評価
(実施期間)
:第1日目平成30年1月12日 、第2日目平成30年1月18日 、第3日目平成30年1月16日
評価調査員が3日間園を訪問し、現場観察、書類確認、園長、職員4名に面接ヒアリングし、子どもの観察を行いました。
利用者家族アンケート
(実施期間)
:平成29年11月9日 ~平成 29年11月22日
全園児の保護者に、アンケート用紙と返信用封筒を園から渡して、園に回収箱を備え、無記名・密封の状態で評価機関が回収しました。
利用者本人確認
(実施期間)
:平成 30年1月12日、16日、18 日
園児の1日の流れに沿っての保育園での生活状況を、観察を中心に行いました。また、園児と遊びや食事をともにしながら、会話の中から聞き取りました。

総評(評価結果についての講評)

【施設の特色】
・立地
市場保育園本園・分園は京浜急行線鶴見市場駅またはJR南武線尻手駅より徒歩約10分の場所にあります。古くからの町工場や住宅、商業施設、新興住宅などが立ち並んでいます。道路を挟んで市場小学校があり、卒園児の9割が入学しています。

・施設の概要
昭和15年(1940年)に「市場保育園」の前身である「市場幼稚舎」を開園し、昭和24年(1949年)に横浜市からの要請を受け、幼稚園舎の一部に50名定員の「市場保育園」を開設しました。園舎は平成7年に改築された鉄筋2階建てで屋上があります。園庭が600平方メートルあり、子どもたちが走り回ったり、固定遊具や砂場、平らなスペースでドッジボールをして自由に遊んでいます。園庭には、畑、実のなる樹木や草花・植木が多くあり、季節を楽しんでいます。
平成28年(2016年)に、近隣に木造2階建ての分園を開設し0、1歳児26名(定員26名)が在籍しています。既存の園舎は本園として、2~5歳児104名(定員104名)が在籍しています。

「市場幼稚舎」は現在「市場保育園直接契約部(3~5歳児)」(認可外保育施設)として本園内別棟に併設されています。
平成23年(2011年)から「市場保育園・市場保育園分園おひさま」「市場保育園直接契約部」は、個人経営から、新たな社会福祉法人ICA(Ichiba Child Association)運営に移行しました。
 
・園の特徴
保育目標に「なかよしの子ども(人と関わる力の育つ保育)」「健やかな子ども(子どもの主体性が尊重される保育)」「夢を持つ子ども(自主性を育む保育)」「見守られる子ども(異年齢保育・チーム保育)」を挙げ、子どもたちが自ら主体性をもって行動できるように、環境作りに園を挙げて取り組んでいます。

【特に優れていると思われる点】

1.社会性を育む子ども同士の交流
保育目標の「なかよしの子ども(人と関わる力の育つ保育)」「見守られる子ども(異年齢保育・チーム保育)」をもとに、異年齢合同の活動や、交流を日常的に行っています。幼児クラスでは、3~5歳児混合縦割りのクラス編成をしています。職員の見守りの中で遊びや生活を一緒にして色々なお友だちと交わり、模倣や刺激を受け、意欲を高めたりしています。譲り合ったり、悔しい思いをしたり、話し合ったりする経験を重ねて、思いやりや感謝の気持ち、どう行動したらよいかなどを自分で考えられるようになり、年齢に応じた役割も自然にできるようになっています。

2.開かれた運営と地域コミュニティへの働きかけ
当園は積極的に園を開放し地域と交流を図り、地域の保育園として理解を深めています。
 (1)開かれた運営
1)未就園児とその保護者向けに、2歳6か月未満対象の「親子であそぼう会」を分園のホールで年5回、2歳6か月以上対象の「みんなであそぼう会」を、本園の多目的ホールで年10回開催しています。
2)多目的ホールを近隣の人たちの書道教室・ダンス教室に開放しています。
3)園庭を毎週火曜日10時00分~11時30分に開放し、毎回5組~20組程度の親子が来ています。そこではいろいろな育児相談も受けています。
4)地域の方々を運動会に招待し、30人くらいの方々が見学又は参加しています。
5)地域の夏祭りでは、御旅所として園庭を開放し、子ども神輿、大人神輿を招いています。職員も神輿担ぎに参加しています。
 (2)地域コミュニティへの働きかけ
1)近隣の高齢者施設(通所デイサービス)に5歳児が訪問し、お年寄りにソーラン節やダンスを披露しています。

3.職員の資質向上への努力
職員は設置法人の研修(保育の専門家を招いての講演会)参加や、鶴見区主催、横浜市主催、横浜市社会福祉協議会主催の研修を積極的に受講しています。園内の「資質向上委員会」の係が内部研修を企画・担当し、「見守り保育についての話し合い」「保育所新保育指針について」「子どもとの関わりをビデオにとり検証する」などを行いました。
職員一人一人の資質向上のために、全職員が「個別目標シート」で、「職場での役割」「担当クラスについて」「保育について」「目標の達成のためには」「5年後の姿」などを設定し、半年ごとに自己評価を行っています。
非常勤職員は研修に参加するほか、「資質向上」「危機管理」「環境整備」などのグループワークや、各行事係担当に入るなど、常勤職員と同様の活動をし、クラス運営に携わっています。

【特に改善や工夫などを期待したい点】
1 送迎時の保護者対応
第三者評価保護者アンケートの「送り迎えの際のお子さんの様子に関する情報交換について」では、保護者回答で不満足度が38%(不満12%、どちらかといえば不満26%)となっています。保護者とともに、子どもの成長を共感できるように、その日の子どもの様子を伝えるための工夫が期待されます。

2 相談、要望・苦情の記録
園庭開放や園見学時、地域住民向けの「遊ぼう会」や子育て支援事業において、育児上の相談や質問を受けていますが、記録が確認できませんでした。また保護者からの意見や要望、苦情などについては、全職員に周知し、対策を講じていますが、これについても記録が確認できませんでした。日常寄せられる細かな要望、意見なども記録に残し、蓄積・整理して、解決や、地域の子育て支援に活かすことが期待されます。