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あいあい緑園 第三者評価結果 障害分野(障害者施設(就労移行支援事業所以外))

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 あいあい緑園
所在地 〒245 -0003 横浜市泉区岡津町2528-37
電話番号 045-410-9555
評価年度 平成29年度
評価機関 ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部
結果公表 2017年10月30日
結果に要した期間 7ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成29年3月16日~6月10日
全職員が対象の評価項目につき自己評価を実施し、全職員の検討会で協議して、事業所の自己評価として取りまとめました。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成29年7月5日、14日
評価調査員が2日間施設を訪問し、現場観察、書類確認、施設長、職員2名に面接、ヒアリング、および利用者の観察を行いました。
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成 29年5月8日~31日
全利用者の家族に、アンケート用紙と返信用封筒を事業所から渡して、事業所に回収箱を備え、無記名・密封の状態で評価機関が回収しました。
利用者本人確認
(実施期間)
平成29年7月5日、14日
利用者の1日の流れに沿った施設での生活状況について、観察を中心に調査を行いました。また、利用者25名のうち、その日のコンデイションが良い方で、言葉でのコミュニケーションが可能な方、3名を対象に、1対1の個別面接を行いました。

総評(評価結果についての講評)

【施設の特色】
・立地および施設の概要
特定非営利活動法人いずみ福祉会が運営する「あいあい緑園」は障害者総合支援法に基づく生活介護事業を提供しています。開設は平成24年2月1日で、現在25名が通所しています。相鉄いずみ野線緑園都市駅から徒歩15分の住宅街の一角にあり、林もあり緑豊かで、近隣には公園や老人ホーム、大学、小・中学校があります。

・施設の特徴
「ここはみんなが元気になれる場所だから」をキャッチフレーズに、コミュニケーションの取り方を工夫して利用者一人一人にスポットライトが当たるよう寄り添い、利用者個々の特性の理解に努め、日々支援を行っています。当初は月曜日から金曜日の開所でしたが、利用者・保護者の意向も踏まえ、現在は、土曜日・祝日も開所しています。室内環境には自然素材を多く取り入れ、柱、床、ドアに無垢材を利用したり、エコロジー壁紙を使用し、テーブルや椅子も木材製で、木のぬくもりが感じられる環境になっています。また、自治会に加入しており、事業所広報誌「あいあい緑園新聞」を回覧してもらったり、利用者が自治会の合唱団サークルに見学に行ったり、アルミ缶回収の協力を得るなど、地域交流にも取り組んでいます。

【特に優れていると思われる点】

1.一人一人の特性を把握し、さまざまな作業種目や日中活動を提供
日中活動は個別支援計画に基づき、利用者の意向や特性に合わせて計画的に行っています。個別支援計画作成時に、利用者本人、家族、通学していた学校等から情報を得て利用者の得意なこと、苦手なことを把握し、利用者一人一人の特性に応じた活動を実施しています。
作業は、園芸用の水苔やチップの袋詰め、公園清掃、アルミ缶回収活動、ポスティング、スイーツマグネット、くるみボタンのストラップ、割箸の加工・袋詰めなど様々な種目を用意しています。作業は、何回か参加してもらう中で利用者の特性や理解力、態度、やる気、こだわりなどを把握し、評価をしながら本人に合わせて設定しています。利用者が意欲的に参加し、また、活動がなるべく偏らないよう工夫し、活動状況の記録をして、支援に役立てています。
利用者が楽しめるような行事を毎月行い、利用者がやりたいことを意欲的にできるよう支援をしています。区内の地区センターで行われるのど自慢大会では利用者が曲名を選んで歌ったり踊りを楽しんでいます。泉区軽スポーツ大会では、パン食い競争などに参加し、事業所の球技大会ではボーリング、サッカー、風船バレーなどを楽しんでいます。また、外出プログラムを用意し、フードコートやファミリーレストランで自分の好きなメニューを選んで食べています。

2.一人で作業したり落ち着いて過ごせる場所を提供し、利用者のペースで活動
利用者一人一人の目標や目的に合わせて、より意欲的に参加できるよう落ち着けるスペースを用意して支援しています。本館と別館がテラスでつながっており、作業や活動に合わせて利用しています。本館では、利用者の特性に応じて、数人で作業できるテーブルや、個別に仕切られた机を用意しています。作業に取り組めない様子の時は2か所ある相談室で休息したり簡易ベッドに横になることもあります。旧館をリニューアルした別館は、音楽プログラム、パソコン作業、木工作業、紙芝居の読み聞かせなどの活動の場となっています。1階には木製の椅子とテーブルを数か所に設置した食堂があり、必要な利用者には個別支援を行っています。

3.他機関と連携した自立支援
利用前に、通っていた事業所や、身近な相談員、より専門的な相談ができる二次相談支援機関、特別支援学校、病院などと、情報収集や連絡調整を行っています。通所後は、ケースワーカー、相談支援事業所、二次相談支援機関と支援会議を開催するなど、連携が必要な機関と日常的に情報交換しています。泉地域活動ホームや瀬谷活動ホームから、グループホーム入居など地域移行について情報提供を受けています。利用者や家族からの相談はケース記録、面談記録に記載し、また、関係機関との支援会議の結果は、「カンファレンス議事録」にまとめています。入院患者の社会参加リハビリ目的での通所利用や児童施設から成人施設への移行対象者の体験実習を受け入れ、各機関と常に連絡を取って利用者の情報交換をし、無理のないように通所に繋げています。

4.施設長のリーダーシップのもと、職員間で支援方法を共有して支援
施設長は、日常的に職員とコニュミケーションを取りながら、リーダーシップを発揮して業務を指揮しています。朝の打ち合わせで職員に1日の流れや注意事項を伝え、職員は送迎時に随時施設長に連絡を取り適切な指示を仰いでいます。また、自ら、作業、レクリエーション、食事など、できる限り利用者への支援に関わり、職員に支援方法を示しています。全職員が参加する職員会議では、職員の意見や提案に耳を傾け、今回の第三者評価受審を契機にマニュアル類を見直して不足の部分は新たに策定して職員に周知するなど、職員とコミュニケーションを密に取りながら、支援方法の共有化に取り組んでいます。

【特に改善や工夫などを期待したい点】
1.個別の課題を明確にした人材育成と研修への参加
常勤職員は厚生労働省のジョブ・カード制度(職場での仕事振りの評価に関する機能を担うツール)を利用してチェックし、非常勤職員は非常勤職員用評価シートで年2回、個々の支援技術の振り返りを行っています。それらを生かし、現在行われている職員との個人面談などを利用して、個々の職員の資質向上に向けた目標を定め、達成度評価を行い、人材育成に活かすことが期待されます。
「年度研修計画・実績表」に基づいて、常勤職員・非常勤職員が出席して年6回程度内部研修を行っていますが、今後は職員の外部研修への積極的参加が期待されます。

2.ヒヤリハットを活かした事故防止に向けたさらなる取り組み
ヒヤリハット報告があり、ヒヤリとした状況、結果と対応、大きな事故につながる可能性、再発防止に向けての対応などについてまとめ、職員会議で報告しています。ヒヤリとした事例があった場合は、状況をスタッフノートによりすぐに共有できるようにして、職員会議(全職員参加)で話し合い、利用者の行動特性を把握したうえで再発防止策を図っています。今後は、ヒヤリハット事例をまとめて蓄積して分析するとともに、利用者の安全を保つための日常点検の項目を明記したチェックリストを作成し、施設の安全面やサービス内容を常にチェックするなど、事故防止に向けたより一層の取り組みが望まれます。

3.実習生の受け入れ
「実習生受け入れマニュアル」があり、実習の基本姿勢、服装、利用者に対する注意事項などを明記し、受け入れ体制は整っていますが、まだ実習生の受け入れ実績はありません。今後、指導体制の整備に努め、実習施設および実習指導者としての要件を満たした後、積極的に受け入れを行い、利用者一人一人に向き合った支援方法を実習生に伝え、福祉に関する普及や啓発を促進することが期待されます。