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聖徳保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成28年度)

基本情報

施設名 聖徳保育園
所在地 〒221-0061 横浜市神奈川区七島町163
電話番号 045-421-2220
評価年度 平成28年度
評価機関 ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部
結果公表 2017年01月30日
結果に要した期間 7ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
:平成28年6月23日~10月5日 
全職員が自己評価票に記載したものを、職員会議などを通して検討し、その結果を園長・主任がまとめました。
評価調査員による評価
(実施期間)
:第1日目平成28年11月8日 、第2日目平成28年11月11日
評価調査員が2日間園を訪問し、現場観察、書類確認、園長、職員2名に面接ヒアリングし、および子どもの観察を行いました。
利用者家族アンケート
(実施期間)
:平成 28年9月21日 ~10月7日
全園児の保護者に、アンケート用紙と返信用封筒を園から渡して、園に回収箱を備え、無記名・密封の状態で評価機関が回収しました。
利用者本人確認
(実施期間)
:平成 28年11月8日、11 日
園児の1日の流れに沿っての保育園での生活状況を、観察を中心に行いました。また、園児と遊びや食事をともにしながら、会話の中から聞き取りました。

総評(評価結果についての講評)

【施設の特色】

・立地および施設の概要
聖徳保育園は昭和23年5月に開園し、戦後の焼け野原で青空保育を実践した地域の保育所として、開園から68年が経過しています。園は生後57日から就学前児童を対象としています。JR横浜線大口駅あるいは京浜急行電鉄子安駅から徒歩数分の下町の雰囲気が残り、地元住民の生活を支える大口通商店街の脇道を入ったところに園はあります。園舎は道を挟み、第一園舎3階建て(4、5歳児保育室他)、第二園舎4階建て(0~3歳児保育室他、)の二棟あり、第二園舎は平成27年に建て替えをしています。設置法人は社会福祉法人聖徳会で、保育所運営のほか、医療、高齢者の入所施設などさまざまな福祉サービスを提供しています。

・園の特徴
開園から68年の歴史の中、利用者は親子2代、3代にわたっており、中学生になった卒園児が体験学習で訪問したり、保育士を目指し、実習生として学びに来たりしています。選挙の際には投票所として地域の人々に利用してもらっており、地域の商店街の中にごく当たり前に存在しています。
園の定員は207名で現在213名(0歳児15名、1歳児34名、2歳児45名、3歳児40名、4歳児39名、5歳児40名)が在籍している大規模園です。各学年複数以上の担任を配しています。1、2歳児の学年はオープンフロアを各3クラスに分け、それぞれで日常の活動をしています。

【特に優れていると思われる

1.「笑顔で、優しく、丁寧」な大規模保育園運営
保育の理念、方針のほか、園長が今年度職員に伝えた「笑顔で、優しく、丁寧に」のメッセージを実践につなげられるよう定期的な学年会議、職員会議のほか、随時、あるいは必要に応じて開催するクラスミーティング、キャリアごとの会議など各種会議を通して全職員に浸透させています。さらに職員の勤務年数が長いことにも支えられ、職員間の風通しの良い関係とモチベーションの高さと共に、目指す保育への思いを統一し、在園児213名、職員数45名の大規模園の運営の円滑化に努めています。

2.子どもの成長を丁寧に分かりやすくとらえる記録
入園後の子どもの成長発達について、0~2歳児クラスは毎月、3~5歳児クラスは2か月ごとに経過記録として一人一人丁寧に記録されており、確認をしながら保育を進めています。特に成長発達の著しい0~2歳児クラスの個別指導計画は、子どもごとにA4の用紙の裏表に半年ずつ「子どもの姿」「保育の目安と保育者の援助及び配置」を記録しており、子どもの成長を時系列的に分かりやすくとらえることができるようになっています。
 
3.日常の保育の中で育てている子どもたちの食への関心
0歳児クラスは15名で月齢もさまざまなため、丁寧に援助をするために食事の時間を分けています。座る席には食事用エプロンを置き、乳児にも食事の時間が始まることが分かるようにしています。1歳児クラスになると、その日の給食の食材を見せ、野菜の説明や味覚の話をし、実際に触れる機会を作っています。給食の際は、見たり触れたりした食材がどのように献立になったのか再度話をするなど、低年齢児から日常の保育の中で食に対する関心を育んでいます。また、毎年3月は、卒園を迎える5歳児クラスの子どもたちにリクエストを聞き、出された様々なリクエストに応えられるような献立の特別月間となっており、子どもたちも楽しみにしています。第三者評価の保護者アンケートの、「子どもが給食を楽しんでいるか」の質問は100%の満足度となっています。

【特に改善や工夫などを期待したい点】

1.保育室の環境構成の検討改善
低年齢児クラスの保育室を仕切る衝立の使い方、広い空間のままとなっている4,5歳児保育室など、おもちゃ、教材、絵本などの配置や必要に応じたコーナー造りを含め、子どもがより主体的に活動できるような保育室の環境構成について。改善検討が期待されます。

2.幼児の戸外・園外活動の積極化
園庭遊びのほか、天気の良い日は散歩に出かけ、商店街や行き交う地域の人々と自然に挨拶を交わしています。商店街の人々は園に理解を示し、温かく子どもたちの成長を見守る関係性を築いています。しかし、乳児に比べ、幼児の戸外・園庭活動が少ないと思われます。平成27年の園舎建て替え前には行っていた午睡の後の散歩を含め、さらに積極的な活動が期待されます。

3.保護者の意見・要望に対する丁寧なアプローチの継続
行事後や1年の振り返りの保護者アンケートを行い、意見や要望の把握に努めています。アンケートはその都度集計し、玄関掲示で意見要望に対応できること、検討を要することなどフィードバックをしています。今回の第三者評価における保護者アンケートで満足度の高くない項目なども参考に、保護者の意見・要望に対し、丁寧なアプローチを続けられることが期待されます。