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マーマしのはら保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成26年度)

基本情報

施設名 マーマしのはら保育園
所在地 〒222-0026 横浜市港北区篠原町974-25
電話番号 045-439-0048
評価年度 平成26年度
評価機関 ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部
結果公表 2014年12月14日
結果に要した期間 5ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2014年7月30日~9 月24日
7月末に園長・主任・副主任・職員に記載方法の説明を行い、全職員の提出を受けて、園長・主任・副主任が協議の上、それを1冊の自己評価票にまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
2014年10月4日、16日  0~1歳児 2014年10月21日
初日は事務局と2名の調査員が訪問。午前中は園の管理資料の閲覧と園内と子どもの観察。午後は主任と職員2名のヒアリング。2日目は2人の調査員による主任ヒアリング。園長は11月7日にヒアリング。
利用者家族アンケート
(実施期間)
2014 年9 月6 日~20 日
園の全保護者に対し、アンケート用紙、返信用封筒を園長からのアンケート依頼書と共に園より渡し、園に回収BOXを用意して、無記名・密封の状態で提出いただき、そのままの状態で評価機関が回収した。
利用者本人確認
(実施期間)
2014年10月4日、16 日
初日は5歳児のマーマ・キッズキッチンのサンマを七輪で焼く料理体験に参加。一緒に昼食・子どもとの会話をした。2日目は子どもの遊びを観察。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要・特徴】

1 立地
マーマしのはら保育園は、JR「新横浜」駅篠原口から出て、歩いて15 分ほどの古くから開発された
高台の西原住宅団地の入り口に2階建ての園舎があります。園の手前は戸建て住宅があり、園を囲む環境は全体的には静かな住宅に囲まれています。

2 概要
社会福祉法人遊育会「マーマしのはら保育園」は2003年8月1日に開園されました。前身は1986年、産前産後のサポート「マーマ」より始まっています。2歳~5歳児定員120名で、現在129名が在籍しています。(0,1歳児46名を約1000m離れた建物で保育しています)
 
3 特徴
遊びと職員のあるべき姿の両面で「子どもにとって何がベストか」を考えて実行しています。
(1) 遊びでは、園庭設備(建築段階から計画)やおもちゃ類の揃え方、食育では「マーマ・キッズキッチン」、運動では「運動遊びの年間予定」で、子どもの成長を考えた1年間の計画を立てて実行しています。
具体的には園庭には身体の機能を充分使うよう工夫された遊具や、園庭に隣接する山の斜面を利用して遊び場を作るなど工夫しています。近隣の公園、近隣の古民家を訪ねたり、武道館や農水池も含む運動公園などを散歩で利用しています。
保育室は全室南向きとなっています。クラス内には収納棚、パーテーション、タオルかけなど用務員手作りの温もりを感じるオリジナル木製家具が多く用意されています。ままごと用のキッチンセットも子どもが使いやすいように、年齢ごとに高さを変えるなど手作りで工夫されています。
(2) 職員教育では、前年度より計画し、今年新たに実行している「マーマ保育園・保育士のための自己評価票」はその視点において、「子どもに対しての保育士のあるべき姿168項目」を設定、職員に自己評価を提出させて、それに基づき園長が個別面接を行っています。

【特にすぐれていると思われる点】

1 子どもの育ちの連続性を大切にしています
(1)家庭との連続性を大切に
保育園が一人一人のもうひとつの家、保育室を部屋と考え、家庭の生活の流れと連続性を大切にしています。
0~2歳児クラスでは、一人一人の登園時間や家庭での時間の過ごし方、生活パターン、習慣などを把握して、個々の生活リズムを大切に、発達過程を踏まえて少人数で、グループを作るなどし、ゆとりある保育をしています。その日の登園時間などにより、昼食の時間をそれぞれずらしたり、排泄、睡眠時間にも配慮し、きめ細かい対応をしています。園での様子、家庭での様子は0~2歳児は個別の「生活連絡票(複写式)」を使い、3歳児以上も全員連絡ノートを持ち、毎日のエピソードも織り込みながら熱心に、情報交換をしています。

(2)進級時の引き継ぎについて
クラス進級時の引き継ぎには「進級用引き継ぎシート」を活用しています。「進級用引き継ぎシート」には一人一人の「健康・食事・睡眠排泄・遊び・発達・家庭状況」について、詳細な内容や担任の視点が記入されています。経過記録にとどまらず、子どもの育ちの連続性を考慮しています。クラス担任間の引き継ぎ後、職員会議でも新入園児も含め、全員分の内容を報告し、全職員が情報共有し誰でもが同じ対応ができるようにしています。さらに、クラス担任が一名は持ち上がりになるよう配慮し、事前に進級クラスの保育室で子ども達が過ごすなどして、不安がないようにしています。

2 職員の資質向上への熱意ある取組みが行われています
(1)会議等での職員間の情報共有を徹底しています定期的に行われる職員会議(昼間しのはら園で開催し夕方から西園と合同で全体会議とする)、給食会議、カリキュラムミーティング、週案会議、チーフミーティング(系列園3園のクラスのチーフ職員が参加)、クラスミーティングなどで、園の状況、保育内容の検討などを活発に意見交換しています。会議に出席していない非常勤職員に対しては各会議の翌日にサポート会議を開き、内容を伝え情報共有の徹底をはかり、常に、子どもにとってベストの保育を目指しています。
さらに、毎朝の業務伝達事項は「朝礼ノート」を必ず出勤職員が目を通すこととし、クラスにもコピーを配付して、伝達のもれがないよう工夫しています。

(2)新しく自己評価表を策定し活用しています
日々の保育の実践を重ねる中で、保育士一人一人の振り返りと課題を明確にし、資質向上と園の保育運営につながるように、今年度、自己評価表を作り直しました。
「自己評価表」は「保育理念・子どもの発達援助」「保護者支援」「組織基盤」の4分野にわたって総計168項目にわたる冊子となっています。「具体的な取り組み、考察」を記述する欄がそれぞれに設けられています。また自己評価における「評価表の視点」が書かれたシートも同時に配付され、2冊セットで活用されています。

3 地域とのつながりを大切にしています 
2001年より続いている、「篠原・岸根地区地域交流教育推進会」(すこやかサークル)」は、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校、養護学校、PTA、自治会が連携し、音楽交流会や「すこやか祭り」などの活動および交流をしています。当園では開園後の翌年より参加し、10年目となっています。職員も実行委員会のメンバーとなっており、地域のニーズの把握や情報を得る機会ともなっています。
さらに、港北区社会福祉協議会主催の、保育園紹介イベント「わくわく子育て広場」に参加し地域の子育て中の親子に、手作りクッキーについてなどの食育講座やおやつの試食、わらべ歌や体操といった遊びの紹介を行っています。また、近隣の自治会の会合・敬老会・新年会には園舎を提供しています。
地域住民や教育関連機関の様々な年代の人との交流、連携により子ども達の豊かな人間形成が育まれています。

【さらに改善、工夫がのぞまれる点】
 
1 中長期計画の策定を
社会環境や時代の変化に即した保育園の役割と責任を果たすべく、現在、単年度ごとに綿密な実施事業計画を作っていますが、中長期計画は文書化されていません。持続的・継続的な施設運営を可能にするため、園の進むべき方向が明確に記された中長期計画の設定が期待されます。

2 さらなる安全への対策を
園の門扉はオートロック式となっており、防犯カメラの設置もされていますが、駐車場側の柵が低く、子どもでも乗り超えられます。送迎時以外は駐車場管理職員が不在となり、保護者からも不安の声が聞かれます。さらなる対策が望まれます。
また地震等を想定し、保育室内の棚やロッカーの転倒防止、棚の上に置いた物の落下防止についての安全対策に一部不十分な面が見受けられました。防災マニュアルに転倒防止策などについて記載するとともに、さらなる安全対策を講じることが期待されます。