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バオバブ霧が丘保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成25年度)

基本情報

施設名 バオバブ霧が丘保育園
所在地 横浜市緑区霧が丘3-25-1
電話番号 045-921-6030
評価年度 平成25年度
評価機関 ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部
結果公表 2014年01月28日
結果に要した期間 8ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2013年7月10日~~2013年10月10日
全職員が自己評価票に記載したものを、職員会議などを通して検討し、その結果を園長・副園長がまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
第1日目 2013年11月6日 第2日目 2013年11月12日
評価調査員が2日間園を訪問し、現場観察、書類確認、園長・副園長・職員2名と面接ヒアリングし、子どもの観察を行った。
利用者家族アンケート
(実施期間)
2013年9月20日~2013年10月4日
全園児の保護者に、アンケート用紙と返信用封筒を園から渡して、園に回収箱を備え、無記名・密封の状態で回収した。
利用者本人確認
(実施期間)
2013年11月6日・12日
園児の1日の流れに沿って観察を中心に行った。また、遊びの中で園児と会話し、昼食も共にした。

総評(評価結果についての講評)

【施設の特色】
1.園の沿革と環境
バオバブ霧が丘保育園は、東京都多摩市に本部を置く社会福祉法人バオバブ保育の会の運営で、2006年4月に横浜市から民間移管されて開設8年目、定員106名の園です。設置法人は1972年に設立され、多摩市・稲城市・世田谷区で4園、他に多摩市で学童保育を運営しています。
JR横浜線「十日市場」駅からバスで7分の霧が丘グリーンタウンの中にあり、落ち着いた住宅街で、遊歩道や大小様々な公園に囲まれ、自然豊かな恵まれた環境にあります。園舎は、1982年3月に建築の鉄筋コンクリート造りの平屋で、園庭は広く、各保育室は南に面して広いテラスがあり、園庭から直接保育室へ出入りできる造りになっています。

2.保育の特徴
目標:『子どもたちが、「自分を大切に思える人」「柔らかに開かれた心をもち、様々な人と共に生きていける人」に育って行くことを願い、保護者とともに子育てをすすめる』  
学童期、思春期までも視野に入れながら、乳幼児期に育むべきことは何かを考え、発達過程に沿った課題・目標をもって保育にあたっています。
 
体験:子どもたちは思い切り戸外活動を楽しみ、おとまり保育での夜散歩、野菜づくりや稲作、梅干しづくり、さんまを丸ごと炭火で焼く、棒の先に巻きつけて焼く野焼きパン、焼き芋、もちつきやどんど焼きなどの体験を通して、自然の恵みや様々な不思議に触れて、子どもたちが感じることを大切にしています。

表現活動:2年前より法人全体で「アート表現」を課題として取り組んでいます。3~5歳児年間保育計画に「想像力と表現の世界(絵本・ものがたり・おんがく・描画・造形)」項目を設け、体験したことや感じたことを、様々な方法で自分なりに表現できるように年齢に応じて援助しています。また、園独自に講師(美術造形教室)の方を招き研修を受け、つくったもの自体がどうこうではなく、講師の方と子どもたちとの関わり方から如何に楽しみながら制作するかを学んで日常の保育に活かしています。
日々の保育の中では、0歳児が木製のテラスに水でお絵かきすることを見守ったり、5歳児は大きな紙の上に寝転び他の子どもが身体をなぞってできた等身大の形を自分でクレヨンや絵の具で自由に色づけして、体のかたちを楽しく知り感じる体験をしたりする事もあります。また、講師の方を定期的に招いて子ども達と造形活動をしていく中で、OHPにいろいろな物を乗せて壁に投影した影に大歓声をあげ、子どもが自分たちで作った魚を泳がせるなどの「表現あそび」も楽しんでいます。 


【特に優れていると思われる点】
1.遊びを通した子どもの育ちへの援助と、それを支えるエピソード記録
 子どもたちの主体性を大切にした保育を行っているため、子どもたちは朝から、一人一人、またグループでじっくりと好きな遊びに取り組んでいます。職員は園庭の遊具や保育室内の絵本・玩具や遊具の種類や配置を工夫して環境を整え、子どもの様子をよく観察し、言葉に耳を傾けて興味・関心を広げるよう関わっています。子ども同士の関係が育つよう配慮しつつ、外遊びのゲームなどで遊びが広がりすぎて危険な場合も言葉で制すのではなく、職員も遊びに加わってさりげなく援助しています。
 日々の暮らしのなかで、担任が子どもと一緒に「面白そう」を共有することで、遊びが広がっていったエピソードがたくさん保育日誌に記録されており、職員はそれらのエピソードを通して、日々保育を振り返りながら子どもの育ちを援助しています。

2.保護者とともに子育てをすすめるための園だよりの工夫
 毎月発行する園だより(きりがおか)は8ページ以上にも及び、たくさんの写真とともに、行事や職員の研修報告などを掲載しています。園長は、子どものエピソードを交えて園の大切にしていること・目標・保護者に子どものどんなところを見て欲しいかなどを、クラス担任は子どもの生き生きとした様子を伝えています。
中には看護師による保健だよりや、調理室からのMOGUMOGUレター(食育に関する)ページもあり、また、「ちょこっとトーク」として、職種を問わず毎月数名の職員のつぶやきを載せて、直接保護者と顔を合わせられない職員も保護者に親しまれるようにしています。また、保護者による「わが家の子育て日記」コーナーは、他の保護者の子育て観を知る機会となり、共感を呼んでいます。 

3.食の安全への配慮と食育活動
食を大切に考え、食材は旬の無・低農薬の安全に配慮したものを用い、一部を地方から取り寄せています。米は7分づき、極力化学調味料の使用はせず、毎日調理室から出汁をとるいい匂いが立ち込めています。ご飯はちゃぶ台でおひつからよそい、木製の箸やお椀で温かみのある雰囲気で、職員と一緒に会話を楽しみながら食べています。
2歳ごろより皮むきなど調理室の手伝いを通して食材に興味を持つことから始め、野菜や稲の栽培、屋外で炭などを使って調理をする経験など、様々な食育に取り組んでいます。

4.主体的に運営に関わる職員の育成
職員の勤続平均年数は約10年で、ベテランから新採用まで世代も幅広く、園の保育理念や実践が研修や日常業務、日々の振り返りの積み重ねで、丁寧に引き継がれています。
新人・中堅・ファシリテーターなど職員の経験に応じた研修計画が策定されており、職員の希望や自己目標を踏まえながら、外部研修への参加の検討や、園内研修や法人系列園との合同研修のテーマ設定がなされるなど、全職員が主体的に研修に参加し、学び続けられるような体制が組まれています。
日常の保育においても、クラスごと、乳児・幼児ごと、また全職員で計画的に様々な会議を持ち、子ども一人一人について、また保育のカリキュラムなどについて活発に意見交換がなされています。
また、職員有志が自主的に、年に数回、夕方に、お茶と手作りお菓子などを囲んで親子交流の場となる「こけし茶屋」を企画・運営しており、そのような取り組みを園が支援することで職員のモチベーションアップにつながっています。

5.地域に根差した保育園として
育児相談、お話会、育児講座、園庭開放と絵本の貸し出し、一時保育、交流保育などを行い、夕涼み会などの園行事を地域に開いて行っています。
地域子育て支援担当、みどりっ子まつり委員、自治会担当の職員を決め、地域ニーズを職員会議で話し合い、園として積極的に地域との関係構築に努めています。
民生委員・児童委員、高齢者施設、地域子育て支援拠点をはじめ関係諸機関(緑区福祉保健センター、北部地域療育センター、北部児童相談所)、地域の保育園・小・中・高・大学とも連携をもち、毎年卒園生と保護者主催の同窓会を支援したり、中学に入学する時と20歳になった時に「お祝いする会」を園主催で催すなど、地域に根差した保育園として多くの方を支え・支え合う体制が整い、有効に機能しています。


【特に改善や工夫などを期待したい点】 
1.不審者侵入防止策について
門扉は電子錠で、インターフォンでモニターを見て開錠していますが、利用者家族アンケートでは不審者侵入についての不安回答が38%あります。今後、保護者の不安軽減に向けた取り組みが望まれます。