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わおわお東寺尾保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 わおわお東寺尾保育園
所在地 横浜市鶴見区東寺尾5-18-5
電話番号 045-716-8019
評価年度 平成29年度
評価機関 株式会社 R-CORPORATION
結果公表 2018年09月05日
結果に要した期間 6ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成29年11月18日~平成30年1月19日
各自、自己評価したものを全職員2グループに分かれ、ディスカッションをした。お互いの相互理解を深め、共通認識を行った。各グループで、まとめたものをさらに1冊にまとめ、最終的に全職員で確認を行った。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成30年2月26日 平成30年2月27日
評価調査者2名が、2日間を通し、保育園内の視察、保育内容、園児の観察、書類確認および園長、職員との面接、ヒアリングにより評価を行った。乳児、幼児の食事の観察を行い、保育環境、子どもの遊びの様子および延長保育の観察を実施した。
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成30年1月9日~平成30年1月26日
アンケートを配付し、直接園に設置したポストに投函。
利用者本人確認
(実施期間)
平成30年2月26日 平成30年2月27日
0歳~5歳児対象に1日の生活を通して観察を行い、園生活、食事、遊び等を場面観察から考察をまとめた。

総評(評価結果についての講評)

●わおわお東寺尾保育園の立地・概要

●わおわお東寺尾保育園は、鶴見区の北西部の丘陵地に位置し、JR鶴見駅からバスで15分の寺尾小学校入口で下車し、園の前は寺尾小学校の正門であり、マンションや戸建ての住宅が建ち並ぶ閑静な住宅街の一角にあります。鶴見区は、臨海部は工業地帯、中心部は商業、住宅地域が主体となり、住工混在地区が見られます。丘陵部は鶴見区内では数少ない自然が残された住宅地となっており、工業地帯としての顔ばかりでなく商業都市、住宅都市としての顔も兼ね備えた地域です。また、東京・横浜への通勤が便利であり、国道が東西に横切り車でのアクセスも良く、利便性にも優れています。園の周辺には、「岸谷公園」、「ふれあい樹林」や「白幡公園、「馬場町公園」、「馬場花木園」等、公園も多く、四季折々の自然に触れる環境下にあり、小・中学校も点在し、鶴見川河口等では約10万年前の化石(ナウマンゾウ)が出土する等、縄文時代の歴史も身近にあり、教育、文化に恵まれた環境にあります。

●わおわお東寺尾保育園は、社会福祉法人わおわお福祉会(以下、法人という)の経営であり、横浜市に6園、川崎市に1園の認証保育園を運営し、関連のワオジャパン株式会社では学童保育を横浜市、川崎市に11拠点展開し、2017年にも2拠点開設しています。わおわお東寺尾保育園は平成25年4月1日に設立され、現在、在籍児童67名(定員60名)の保育を実施しています。わおわお東寺尾保育園は、シンボルゲートの門扉の壁にCIカラーの緑、赤、青の3色が鮮やかに彩られ明るい印象の園舎です。門を入ると園庭が広がり、園舎は平屋建てで、玄関からすぐ左手が事務室になっており、右へ長い廊下沿いに3歳~5歳児の保育室が個別に設けられています。 L字型に沿った奥は、乳児保育室となり2歳児から順に角部屋は0歳児の保育室が設けられています。平屋建ての園舎は、事務室から全クラスに目配りができ、子どもの声も届き、職員同士のコミュニケーション・連携が図りやすい利点があります。園庭側にはデッキが各部屋に沿ってL字型に敷設され、保育室から子どもが靴を履き替えて遊びやすくなっており、子ども本位の工夫がされています。園では、法人の基本理念である「ほめて」、「みとめて」、「はげまして」に沿い、職員一人一人が心を込めて保育にあたっています。

●わおわお東寺尾保育園の保育の方針

わおわお東寺尾保育園の基本理念は、「ほめて・みとめて・はげまして」を行いながら、~やる気を育て、自分で考えて行動できる子どもを育てる~とし、法人の基本理念に沿って掲げ、全職員で共通認識を図り、保育を展開しています。また、園独自の「知育」、「体育」、「絵画」の他、ネイティブスピーカーの先生による「英会話」、音楽を使った「リズム遊び」や「食育」教育等、幅広い独自カリキュラムを加えながら子ども中心の保育を展開しています。

≪優れている点≫

1.【ガウディア保育理論に沿った保育】

わおわお東寺尾保育園では、「ガウディア保育理論」に沿った保育を実践しています。ガウディア保育理論とは、社会が変化し、初めて直面する状況が常に発生している現在、過去の知識や、決められたことを正確に早く処理する能力だけでは初めて直面する状況には役に立ちません。初めて出会う問題に対し、何をすれば良いか理解し、いかに解決するかという能力であり、必要以上に教え込むことは、子どもが自分で考える機会を奪ってしまうことを鑑み、子どもの様子を観察し、その子に適切なヒントをあげたり、よく読み・考えてみるようになる問いかけをすることで、自分で“気づく”手助けをするのがガウディア保育理論です。子どもが本来持つ「学ぶ喜び」を引き出すことで、子ども自身で学ぶ姿勢が育ち、学習意欲が高まります。これに沿って、7つのカテゴリー「言語」、「流暢」、「数」、「空間」、「知覚」、「推理」、「連想記憶」のカリキュラムを構築し、子ども自身で体験できる、考える学習を実践しています。

2.【6つの特徴ある活動の展開】

わおわお東寺尾保育園の保育の特徴に6つが挙げられます。それは、「知育」、「体育」、「英会話」、「絵画」、「食育」、「リズム遊び」、です。「知育」についてはカウディアの保育理論を展開し、「体育」では体育指導者検定有資格者から指導を受け、「英会話」は外部のネイティブな講師が歌と遊びを通して体を動かしながら、英語のリズムや発音で話し、英語への興味・関心を育てています。「絵画」については研究発表会を6年間継続し、子どもたちが様々な画材や素材に触れることで観察力、創造力、表現力を養っています。「食育」活動では野菜等の栽培から調理体験を行い、「食を営む力」の基礎を身につけています。「リズム遊び」は音楽を使って、身体的、感覚的、知的に優れた子どもの育成を目指しています。これら6つの取り組みは、法人系列園全てで展開している特徴的な項目です。

3.【職員間のコミュニケ―ションによる保育への好影響】

わおわお東寺尾保育園は開園して5年目を迎え、保育体制も安定化し、保育士間の連携が良好に図られています。園舎平屋建ての利点を生かし、保育中も園長・主任が在中する事務室やクラス間で連絡・連携が取りやすく、助け合う体制が構築されています。また、厨房の上の中2階の部分にロフトが設備されており、10人程度がテーブルを囲み座れる大きさの空間で、職員の憩いの場所として設けられています。休憩や昼食を摂ったり、報告書を書く等、職員が落ち着ける空間作りが成され、職員間の情報交換の場所にもなっています。委託業務で食事を提供している栄養士とのヒアリングでは「いろいろな事業所を知り、わおわお東寺尾保育園ほど保育士が仲良く和気藹々の雰囲気は他に類はなく、気兼ねなく話ができ、食育計画も保育士の方から積極的に提案があり、食育計画が立てやすい」とのコメントを受け、職員間のコミュニケーションの良さが裏付けられました。わおわお東寺尾保育園の職員は明るく、元気いっぱいに保育に楽しく取り組み、子どもたちにも良い影響を与え、元気な子どもが多く、園の大きな強みになっています。

≪さらなる期待がされる点≫

1.【さらなる地域の子育て支援について】

地域子育て支援では、園庭開放、育児相談、一時保育、交流保育の支援事業を実施していますが、参加人数が少なく、園では地域の子育て支援の強化について課題に挙げています。地域の子育て支援に関するニーズを明確に把握するために、今年から「保育園新聞」を発行し、園内の行事や子育て支援事業の案内を地域の自治会や町内会に掲示し、地域の子育て親子に向けて参加を促すよう取り組んでいます。また、研究発表会のテーマとしても取り組む等、地域の子育て支援ニーズを多角的に把握できるよう努め、さらなる展開が期待されます。