本文へジャンプ - トップメニュー|検索
トップページ > 健康福祉局 > 横浜市 よこはま福祉ナビ > 福祉サービス第三者評価 > グローバルキッズ十日市場園 第三者評価結果 保育分野(保育) 総括(平成28年度)
グローバルキッズ十日市場園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成28年度)

基本情報

施設名 グローバルキッズ十日市場園
所在地 横浜市緑区十日市場町871-5
電話番号 045-986-0803
評価年度 平成28年度
評価機関 株式会社 フィールズ
結果公表 2017年03月03日
結果に要した期間 6ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成28年11月2日~平成28年12月13日
全職員が自己評価を実施し、その結果を施設としてまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成29年1月16日、平成29年1月23日
施設から利用者家族へ配布し、返送は直接家族より評価機関に郵送してもらった。
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成28年12月1日~平成28年12月15日
施設から利用者家族へ配布し、返送は直接家族より評価機関に郵送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
平成29年1月16日、平成29年1月23日
訪問調査時に保育見学、食事や活動場面を観察して行った。

総評(評価結果についての講評)

総合評価 (優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項)

[施設の概要]

 グローバルキッズ十日市場園は、JR横浜線十日市場駅から徒歩5分程の住宅街にあります。園は南側に各クラスの保育室がある平屋の園舎と道路との間に園庭があります。定員は0歳児から5歳児までの64名で、現在は62名が在園しています。
運営法人の株式会社グローバルキッズが2006年5月より認可保育所として開園しています。「子ども達の未来のために」という企業理念のもとにクレドと保育理念「豊かに『生きる力』を育てる。」、保育目標、保育方針を掲げています。
 法人の企業理念や保育目標を、「グローバルキッズ十日市場園の方針」「園の目標」に展開して、子どもを中心とした「チーム保育」に取り組んでいます。「誰もがきてよかったと思える保育園」「子どもたち一人一人の発達にあった『ちょうどよい』環境」を目指しています。


≪優れている点≫

1. 異年齢交流により子どもたちの自信や憧れを持てる支援を行っています

 園は子どもたちが自発的に率先してできるように取り組み、5歳児クラスの子どもは、「すいかぐみさんだからできる」と自信を持てるようにしています。5歳児で給食を早く食べ終わった子どもはくじ引きで訪問するクラスを決め、1歳児2歳児クラスの子どもの寝かしつけのお手伝いに行っています。傍に座って話しかけたり、優しくお腹をさすったりします。さらに、起きる時には優しく声掛けして、小さい子どもたちが泣くことなく起きることができるようなお手伝いも行い、布団の片付けも手伝っています。
 おやつの時間になると、配膳の手伝いも行っています。「すいかぐみ」の子どもはてきぱきと動き、小さい子どもたちは自分も大きくなったら「すいかぐみ」さんみたいに小さい子どものお世話をするんだと憧れの目を持って「すいかぐみ」さんを見ています。発表会の練習においても、各クラスの練習では「すいかぐみ」が見本となっており、子どもの憧れとなっています。「すいかぐみ」の子どもにも、異年齢交流などを通じて自負と自信が育まれています。
 普段から異年齢の子どもの面倒を見るような機会を多く作られているため、外遊びの場面でも年上の子どもが小さい子どもを守るような場面が多く見受けられます。氷鬼や大縄跳びなどを異年齢で行う場合にも、小さい子どもが捕まってもすぐに助けに行ったり、小さい子どもが跳びやすいようにするような配慮を行ったり、ルールを小さい子どもが分かりやすいようにして、ルールを守って遊ぶ楽しさを伝えています。「すいかぐみ」さんは子どもたちの憧れとなっています。


2. 安全管理の見直しを行い、災害や事故に備えています

 園は子どもの命を守ることを第一義に考え、これまでのマニュアルをさらに正確で具体的な行動ができるようにしています。園内で安全係となった職員を中心に避難の仕方や経路、園内の安全について再度確認したり、緊急時役割分担表を作成したりしています。年に1回は園外の避難場所に避難を行い、引き渡し訓練を行い、災害に備えて行動ができるようにしています。SIDSについても、乳児に対する細かな観察と記録を大事にしています。また、非常勤職員も含め全職員が消防署員による、救急救命研修を受け、心肺蘇生法とAEDの使用方法について学んでいます。散歩で出かけていても、いざという時の場合に備えて、近隣のAED設置マップを作成し、緊急時に対応できるようにしています。
 事故、ケガについては、子どもの発達上で仕方のないものか、不適切保育で起こったものかなどをクラス会議において職員同士で話し合い、今後の対策の検討を行っています。ケガの報告書は事務所内に掲示し、状況の共有を図っています。「意味のある怪我、意味のない怪我」について職員全体で考え、防げる事故は防ぐように努めています。


≪努力・工夫している点≫

1. 職員の自主性を引き出すため、権限移譲を行い、それぞれが責任を持てるようにしています

 園では職員の自主性を引き出すため、2名構成で7つの係(安全係、食育係、畑、園庭、備品、写真、職員交流)を作り、それぞれの係に権限の委譲を行っています。職員の資質やスケジュールに配慮して、常勤・非常勤を区別せず分担しています。月末ごとに、パートも例外なく園独自の達成度について自己評価を行っています。園長は職員の意見や提案を後押しして、職員が主体的に責任を持って役割を遂行できるようにしています。職員から出されてきた意見を基に透明性のある運営を目指しています。
園の後継者育成においても、職員への指導の役割を任せて指導しています。園長の代理として主任に指導的立場を任せ、園内全体のことを担当してもらっています。


≪課題や改善することが期待される事項≫

1. 地域との交流を積極的に行い、園の専門性を活かした地域支援を行うことが期待されます

 園は一時保育、交流保育を通して地域への働きかけを行っていますが、地域の団体、機関と定期的、計画的に交流を図り、地域の子育て家庭などの支援ニーズを把握するには至っていません。地域の子育て家庭が抱える不安や相談事などに対して、保育所が持つ専門的なスキルを地域に向けて発信し、地域の中で活かしていく取組みが期待されます


2.保育の質の標準化をめざし保育内容の再確認が期待されます

 職員は子どもの人権を守るため、温かい言葉がけを行ったり、急かしたりしないよう努めていますが、園舎のレイアウトの関係で、トイレ前での着替えを行ったり、予測できない子どもの行動により強い言葉で安全を確保する場合があります。常に子ども中心の視点での保育を行うようにしていますが、職員によっては、支援の方法が異なることがあり、対応の仕方が確立していない状況にあります。子どもの人権、保育の基本の再確認を行い、保育の質の標準化が期待されます。


3. 中期計画の明確化による関係者による協力体制が期待されます

 園では園長が中期ビジョンを持ち保育所運営を推進しています。自己評価の方法や会議の方法など課題を認識して改善に取り組んでいます。しかし、中期計画書として明文化されておらず、職員の意識に浸透されていないところもあります。園庭の改善や後継者、保育者の育成などこれらの中期計画をビジョンと年度ごとの目標達成に展開して明確に提示していません。今後は中期的に目標達成するためにも、中期計画を改革にして職員を含めた関係者による情報共有して協力体制を整えることが望まれます。