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横浜市長津田保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成27年度)

基本情報

施設名 横浜市長津田保育園
所在地 横浜緑区長津田2-11-1
電話番号 045-981-2656
評価年度 平成27年度
評価機関 株式会社 フィールズ
結果公表 2016年03月08日
結果に要した期間 6ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
平成27年4月1日~平成27年12月21日
全職員が協議して自己評価を実施し、施設としてまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
平成28年1月21日、平成28年1月28日
評価調査員が訪問し、施設の見学、資料確認及びヒアリング等で実施した。
利用者家族アンケート
(実施期間)
平成27年12月1日~平成28年12月21日
施設から利用者家族へ配布し、返送は直接家族より評価機関に郵送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
平成28年1月21日、平成28年1月28日
訪問調査時に見学、食事や活動場面を観察して行った。

総評(評価結果についての講評)

[施設の概要]

横浜市長津田保育園はJR線長津田駅北口から5分程の所にある公立保育園です。駅にも近い住宅地にあり、近隣には長津田公園、恩田川や周辺の田園地帯も近くにあります。
定員は生後6ヶ月から5歳までの95名、6クラスで、延長保育、一時保育、障がい児保育も行っています。
保育理念は「すべての子どもたちが、自分を『かけがいのない存在』と感じ自信を持って生きていかれるように環境を整え、適切な援助をする」です。保育方針「心身ともに豊かに育ちあう保育」のもとに、子どもたちが様々な活動を通して、異年齢や地域の人々と関わりながら生活しています。また、地域の方々の協力を得て、子どもたちは様々な体験をして世界を広げています。横浜市緑区の子育て支援センター園の1つとして、地域の子育て支援事業にも力を入れています。


≪優れている点≫

1.職員全員が研鑚を重ね、チームとして保育のレベルアップに取り組んでいます

常勤職員の人材育成のために横浜市では独自の人事考課制度を確立しており、職員は年度初めに目標共有シート作成をして、目標に向けて取り組むことで資質の向上に努めています。園では新採用職員に対して園の独自のフォーマット「新採用保育士育成計画(4期)」や横浜市のトレーナー制度を活用し、より丁寧な人材育成を行っています。園では、園目標「いきいきと生きる子」「心の豊かな子」の実現を目指し職員全員が保育に取り組んでいます。園内に複数のコミュニケーションボックスや食育ボードを設置して、情報提供を多くして保護者との絆を深めています。
園内研修「異職種間実地研修」では、保育士が調理担当と一緒に給食を作って、調理担当と保育士の連携をおこないました。朝・夕担当の職員が日中の保育につく体験により、日中の子どもの動きを迎えの保護者に状況を伝えることができるようにしました。クラス担任以外の職員が保育室内環境を観察し、意見を出し合って改善につなげる試みも効果を生んでいます。これらの取り組みは全職員のモチベーションを向上させ、チーム「長津田」として団結し、保育の向上につなげています。


2. 園の特色ある取り組みで、子どもたちが自由でのびのびとしています

園は子どもが様々な絵本に接することが大切と考えています。絵本との出会いが心の栄養となるよう、絵本コーナーには興味に応じて絵本を選べるように揃え、好きな時に読めるようにしています。家に持ち帰る絵本を選んでバックに詰める子どもたちの楽しそうな様子を見ることができます。
保育士は、子どもたちの造形活動の作品掲示にも工夫を加え、保護者と子どもが作品を介して会話が弾むようにしています。食育計画は「丈夫な体つくり」や「人とのつながり」を目標に、年間を通して年齢別にねらいを定めて実践しています。テーマを持った栽培活動と調理保育で、子どもたちは野菜本来のおいしさを、五感を使って味わう体験をしています。食前食後の挨拶、食事の時の姿勢や配膳、3色食材ボードを使って栄養素についても学んでいます。日本の伝統行事と食との関係を話し、興味を持って聞くようになっています。
園は一年を通して多くの行事を行っていますが、行事は日ごろの保育の延長として考えています。5歳児はリズム運動の前にホールを雑巾がけして、ホールがピカピカだと気持ちが良いということを体で感じています。「おたのしみかい」では親しんでいる絵本から劇遊びに発展させ、劇ではクラスの仲間と練習を重ねやりとげる喜びが育っています。自由でのびのびとした園生活から、子どもたちは興味を広げ、大きく成長することに繋がっています。

3.創立50年の経験を大切にし、子どもたちの安全と安心を第一にした運営につなげています

平成26年に創立50周年を迎えた園は、2つのハートで命の重なりを表現し、絆をイメージしたロゴマークを作りました。子どもたちは「園の50歳お誕生日」と言いながら園歌「たのしいながつたほいくえん」をきれいな声で歌っており、いつまでも歌い続けていくことにしています。
子どもたちの安全と安心を第一に考え、職員全員で事故、ケガの予防・再発防止策を共有しています。外部の講師からリスクマネジメントに関してアドバイスを貰い、事故報告書とヒヤリハット報告を集計し、組織として事故を未然に防いでいます。健康管理、衛生管理や安全管理のマニュアルを、職員全員で見直し、最新版の読み合わせを行っています。
安全管理では緊急対応フォロー図も場面ごとに完備し、警察署や消防署、警備会社への緊急通報装置を設置して、その活用を確認しています。不審者への対応では、不審者の判断基準、通報のタイミング、合図などシナリオを作って訓練しています。想定シーンに沿った冷静な判断と行動が取れるようにしています。子どもの安全を確保する体制を整え、職員全員に徹底しています。

4.多彩な子育て支援事業を展開し、地域の子育て家族を支援しています

地域との深い絆づくりに力を入れており、地域の子育て中の家庭を応援する保育園として長く活動を続けています。横浜市の子育てセンター園として「地域交流マニュアル」に基づき、事業を主催しています。交流保育は年27回計画して、「ひまわり誕生会」は参加人数に制限を設けていません。2歳児との交流「グリーンカーテンの下で」、4歳児との交流「ミニうんどうかい」などを実施しています。
育児講座も年20回実施しており、そのうち3回は交流保育と育児講座を同時に行っています。育児講座のテーマにも「パパと遊ぼう」「離乳食でおしゃべりタイム」などが好評なことから、兄弟姉妹のいるお子さんと保護者の「おしゃべりタイム」も開催しています。
専門講師を招いて毎月連続して行う「おもちゃで遊ぼう」は年齢、人数の制限を設けず、広く地域の方から支持されています。地域の親子参加型事業「イベントみどりっこまつり」では、職員が出向いて相談を受けており、地域の子育て世代への情報提供に役割を果たしています。様々な企画が参加希望の親子に判りやすく、参加しやすいような情報発信であり、多くの事業は広報に案内されると、直ぐに申し込まれる方が多く、地域支援の実績になっています。


≪改善することが期待される事項≫

1.「苦情関係書類」ファイルの活用

保護者からの要望や苦情に対しては、担任が保育日誌に記録しています。さらにその日のうちに園長に報告し、他の職員にはミーティングでの周知や職員会議で報告、検討しています。過去の苦情・トラブルは保育日誌や会議録などに記録として残していましたが、最終的に「苦情関係書類」ファイルにまとめ今後に活かすこととしています。記録を継続してファイルし、蓄積・管理を行い、このデータを分析・活用することが今後に期待されます。


2.保育内容の特徴を再度認識して、保護者等に伝えていく工夫

園は優れている点や工夫している点が多くあります。特徴を持った活動として、食育や異年齢交流、リズムや体操指導、絵本の取り組みなど様々な取り組みを行なっています。それらは子どもたちの心身の発達を促しています。今年度からは園だよりに写真を掲載し、懇談会では日頃の保育を写真で紹介するなどして可視化に取り組んでいますが、保護者の理解は十分とは言えません。保護者へのアンケート実施時の回収率も高くありません。しかし、アンケート回答者からの園に対する満足度は良い状況です。園が実践する保育の特色や強みを保護者が共有して、多くの保護者から意見が寄せられ園に協力するような工夫が期待されます。