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横浜すきっぷ保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成30年度)

基本情報

施設名 横浜すきっぷ保育園
所在地 横浜市神奈川区金港町7-15 TKビル2階
電話番号 045-620-9771
評価年度 平成30年度
評価機関 特定非営利活動法人 市民セクターよこはま
結果公表 2018年11月14日
結果に要した期間 5ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2018年6月15日 ~ 8月31日
(1)常勤・非常勤全ての職員が、個々に自由な時間に自己評価をつけた。
(2)全員の評価を集計し、A・B・Cの項目別に話し合いながらまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
第1日:2018年9月21日  第2日:9月26日
[第1日]
(1)午前:各クラスで保育観察。
(2)昼食:幼児クラスで園児と一緒に食べながら、保育観察。
(3)午後:書類調査。園長・主任に面接調査。

[第2日]
(1)午前:朝は登園の様子を観察。その後、各クラスで保育観察。
(2)昼食:2歳児クラス、幼児クラスで園児と一緒に食べながら、保育観察。
(3) 午後:乳児・幼児担任保育士2名、非常勤職員1名に個別に面接調査。その後、園長・主任、運営法人担当2名に面接調査。
  最後に意見交換を行い、終了。
利用者家族アンケート
(実施期間)
2018年8月20日 ~ 9月3日
(1)全園児の保護者(49世帯)に対して、保育園側からアンケート用紙を手渡しで配付した。
(2)各保護者より、返信用封筒で、評価機関にあてて無記名で返送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
第1日:2018年9月21日  第2日:9月26日
(1)観察調査は、調査員が各クラスに分かれて実施し、園外での活動も観察した。
(2)幼児を中心に、観察調査や昼食で同席した際に、会話の中で適宜聞き取りを実施した。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】
 横浜すきっぷ保育園は、横浜駅東口から歩いて約6分、または京浜急行神奈川駅から歩いて2分の、ビルの2階にあります。オフィスビルや商店が並ぶ都会の中の保育園ですが、徒歩圏には複数の公園があり、子どもたちの散歩コースとなっています。
 横浜すきっぷ保育園は、平成25年(2013年)4月に、株式会社俊英館によって開設されました。運営法人は、横浜市内で、他に2園保育園を運営するほか、首都圏を中心に保育園や学習塾などを幅広く運営しています。
 園の施設としては、保育室(0・1歳児室、2歳児室、3・4・5歳児室)、厨房、事務室などがあり、1階には園庭があり、夏場には子どもたちがプールや水遊びを楽しんでいます。
 定員は50名(生後57日~就学前)で、開園時間は、平日〈月曜日~金曜日〉7時00分~20時00分、土曜日7時00分~18時00分です。
 保育理念は、「地域と手を取り合い、子ども一人ひとりを 暖かな眼差しで見守り育てていける保育環境をつくる」、保育方針は、「一人ひとりの育つ力に“働きかけ”、“信じる”“待つ”ことで花開かせる保育」、保育目標は、「自ら考え行動できる子ども」「生活や遊びを通して学び合える子ども」「他者を思いやり、自分も大切にできる子ども」です。

◆高く評価できる点
1、子どもたちは素直に自分を表し、遊びを通して様々なことを得ています
 保育理念に、「暖かな眼差しで見守る」を掲げ、保育士は先回りすることなく子どもの様子を見守り、子どもの気持ちや身体が自ら動くことを待つ姿勢で保育に臨んでいます。保育士は、子どもの何気ない言葉や態度から一人ひとりの子どもの気持ちを汲み取り、子どもが素直に自分の気持ちを表現できるように働きかけています。子どもがやりたくないという意思を示したときには、強制することなくその子どもに合わせた声かけをし、子どもが自らやりたいと思うまで寄り添います。このような保育士の働きかけの結果、子どもたちは素直に自分の気持ちを言葉や態度で表し、保育士に甘えています。幼児になると、自分たちで話し合って、活動の内容を決めたり、問題を解決したりすることもできます。
 自由遊び時間には、子どもたちは友達と一緒に人形遊びやままごと、ブロック遊びなどを楽しんでいます。傍らでは、図鑑を広げて熱心に見入る子どもや、ジグソーパズル・お絵描きなどに一人で取り組む子ども、虫をじっくりと観察している子どもや、自分たちでルールを作ってカルタ遊びを本来の遊び方とは違うゲームに発展させているグループがいます。このような姿から、子どもたちが遊びを通して、それぞれの興味や関心を広げ、社会性など様々な学びを得ていることが読み取れます。
 ビルの中の保育園ですが、天気が良い日には毎日散歩に出かけていて、かけっこをしたり、鬼ごっこをしたりと、身体をたっぷりと動かしています。室内でも0歳児から、子どもの年齢や発達に応じた運動用具を用いて身体を動かす機会を作り、子どもが遊びながら運動能力を養えるようにしています。また、音楽に合わせて体を動かし表現力を養うリズム遊びや製作、英語遊びなども取り入れ、子どもが素直に自分を表現できるようにしています。
 このような取り組みにより、子どもたちは素直に自分を表現し、園生活を楽しんでいます。このような子どもの様子は保護者にも確実に伝わっていて、今回の保護者アンケートでも「遊び」の項目への保護者の満足度が飛び抜けて高くなっています。

2、保育士は、園内研修などで理念への理解を深め、子どもに寄り添う保育を実践しています
 入園時オリエンテーションで保育理念、保育方針、保育目標を説明するとともに、園内の各所に掲示して、周知を図っています。年度初めの全職員が参加する職員会議で確認するとともに、毎月の園内研修でテーマに沿って話し合ったりしています。また、園長が職員会議の席で質問することもあり、保育士が常に理念や方針を意識して保育にあたれるようにしています。会議以外にも、保育士は、日常的にもコミュニケーションを交わし、目指す方向性を共有しています。
 園は自己評価シートを用いて人材育成を行っていて、半年ごとに、園長が個別面談をし、目標設定と達成度の評価をしています。自己評価表には理念に基づくチェック項目があり、理念や方針に立ち戻ることができるようになっています。
 このような取り組みを通して、保育士は一人ひとりの子どもを大切にという気持ちを共有し、連携して保育にあたっています。

3、子どもたちは地域住民に優しく受け入れてもらい、成長しています
 子どもたちは毎日のように近隣の散歩に出かけ、地域で働く人の姿を見たり、季節の自然に触れたりしています。散歩では、工事現場や商店、近隣のビルの管理人などと挨拶や会話を交わしています。今年度からは、同じビル内の企業や事業所と年2回合同の消防訓練を、子どもたちも参加して実施しています。
 世代間交流として、ほぼ毎月の頻度で地域の高齢者デイサービス施設を訪問し、4・5歳児の子どもたちが高齢者と共にひとときを楽しんでいます。このような交流は、高齢者に全てを優しく包み込んでもらっている子どもたちにとってだけでなく、高齢者たちにとっても楽しみとなっています。
 近隣小学校との交流も活発で、園児が小学校で1年生と一緒に運動をさせてもらったり、学校の祭りに招待されたりして交流しています。そのほか、地域の小規模保育所(0歳~2歳児)の子どもたちと1・2歳児の子どもたちが毎月2回程度の交流をしたり、地域のボランティアの読み聞かせを楽しむ機会もあります。
 子どもたちは、このような地域住民との交流を通して様々な経験を積み、成長しています。      

◆改善や工夫が望まれる点
1、地域への育児支援を工夫し、地域に園の専門性を還元していくことが期待されます
 地域への育児支援としては、夏場のプール遊びや音楽会・人形劇・絵本の読み聞かせ等の育児講座を実施していますが、利用者は在園児保護者の知人や見学者への口頭での誘いによるものに限られています。また、園見学者からの相談には応じていますが、相談日を設定した育児相談は行っていません。また、地域への情報提供についても、ホームページへの掲載に限られています。
 地域住民に子どもたちが優しく受け入れてもらえるようになったこともあり、今後は、園としてももう一歩踏み込んで、地域ニーズを分析して、育児支援や情報提供の方法を見直し、散歩先での公園で出会う親子連れへの遊びの提供やイベントのチラシを配付するなどの工夫をし、園の専門性を地域に還元し、地域の福祉施設としての役割を果たしていくことが期待されます。