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ポピンズナーサリースクール鶴見 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 ポピンズナーサリースクール鶴見
所在地 横浜市鶴見区鶴見中央2丁目6-29
電話番号 045-716-9531
評価年度 平成29年度
評価機関 特定非営利活動法人 市民セクターよこはま
結果公表 2017年09月26日
結果に要した期間 5ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2017年4月28日 ~ 6月19日
(1)正職員に対しては、施設長が個別に受審の意図と評価項目の内容を説明。職員は個別に自己評価票に記入した。
(2)非常勤職員に対しては、趣旨を説明し、分かる範囲内で記入するよう依頼。職員は個別に自己評価票に記入した。
(3)(1)及び(2)の自己評価票の結果を集計し、施設長および主任が最終的にまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
第1日:2017年7月27日  第2日:8月2日
[第1日]
(1)午前:各クラスで保育観察。
(2)昼食:4・5歳児クラス及びホールで食事の様子を観察。
(3)午後:書類調査。施設長・主任に面接調査。

[第2日]
(1)午前:朝は登園の様子を観察。その後、各クラスで保育観察。
(2)昼食:ホールで、0~3歳児の食事の様子観察。
(3)午後:各クラス担任保育士5名、看護師1名、栄養士1名、非常勤職員1名に個別に面接調査。
その後、施設長・主任に面接調査。
最後に意見交換を行い、終了。
利用者家族アンケート
(実施期間)
2017年6月17日 ~ 6月30日
(1)全園児の保護者(51世帯)に対して、保育園側からアンケート用紙を手渡しで配付した。
(2)各保護者より、返信用封筒で、評価機関にあてて無記名で返送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
第1日:2017年7月27日  第2日:8月2日 
(1)観察調査は、調査員が各クラスに分かれて実施し、戸外・園外での活動も観察した。
(2)幼児を中心に、観察調査や昼食で同席した際に、会話の中で適宜聞き取りを実施した。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】
 ポピンズナーサリースクール鶴見は、JR京浜東北線「鶴見」駅、または京浜急行線「京急鶴見」駅から、徒歩約6分、商店街のはずれにあり、周辺には、高層住宅が多く建っています。平成27年(2015年)4月、株式会社ポピンズにより開設されました。
 園の施設は、3階建てビルの1階にあります。保育室、調理室、事務室などがあり、中央には、多目的に使用できるホール(園では、ピアッツァと称している)が設けられています。屋外遊戯場(園庭)は小さいですが、近隣には多くの公園があり、子どもたちの散歩や遊び場として利用しています。
 定員は60名(生後57日~就学前児)、開園時間は、平日7時~20時、土曜日7時~16時です。
 企業理念は、「最高水準のエデュケア(*)と介護サービスで社会に貢献します」です。理念に基づき、教育目標を「人生で最も重要な時期の人間教育を目指します。1.寛容な人間 2.聡明で愛情深い人間 3.探求心の強い人間 4.グローバル社会で活躍できる人間」としています。
(*)エデュケアとは、エデュケーション(教育)とケア(保育)を組み合わせた言葉です。
 「エデュケア」を実践するため、ポピンズアプローチという手法を取り入れています。ポピンズアプローチでは、子どもたちの知力(知能と学ぶ意欲)を「知力8(エイト)」として、「言語」「音楽」「論理数学」「空間構成」「身体運動」「自然科学」「社会性」「自己受容」の8つの領域に整理していて、日々の保育は、「エデュケアプログラム」として、これらの領域を意識した活動としています。

◆高く評価できる点
1、子ども一人一人が、楽しく、生き生きと園生活を過ごすことができるよう取り組んでいます
 朝や夕方の時間には、子どもたちが自由に遊べる時間を確保しています。ビーズ通しなど手指を使って遊ぶ玩具、ブロックやままごと遊び玩具、職員が手作りした玩具などで、自分の好きなことに熱中して遊んでいます。ブロックを使って高い塔を組み立てるなど,子ども同士で工夫している姿も見られます。
 晴れた日は、散歩に出かけたり、公園で遊んだりする時間を設けています。例えば、散歩のときに“ちょうちょが飛んでいるね”とか“カラスどこにいるかな”など、保育者が子どもたちに話しかけています。保育室では、カブトムシや金魚を飼育し、当番が餌をあげています。4・5歳児クラスでは、カブトムシを観察して気づいたことを紙に書いて、みんなの前で発表しています。ひらがな表を手にし、保育士に聞きながら、懸命に書いている姿が見られました。
 また、「リトミックレッスン」が、全クラスで毎週行われています。講師の弾くピアノの曲に合わせて、子どもたちが歌いながら、身体全体を動かして楽しんでいる姿が見られました。また、幼児クラスでは、マット運動や平均台、鉄棒、トンネル遊び、ゴムひも遊びなどを、週1~2回計画的に行っています。 
 さらに、「バイリンガルレッスン」という英語の時間が月1~2回全クラスであり、専任講師による生の英語に触れる機会があります。そのほか、全園児が集まる毎朝のつどいや、食事やおやつの前に、英語の歌を歌っています。今月の歌として、日本語の歌と英語の歌が毎月取り入れられ、子どもたちは、遊びの中や、次の活動に移る合間など、さまざまな場面で歌っています。
 給食では、各県の郷土料理や世界のさまざまな国の料理の献立が取り入れられています。また、4・5歳児クラスでは、バイキング形式を取り入れています。子どもたちは、配膳台の見本を見ながら、自分が食べられる量を茶わんや皿に取り分けています。
 遊びや食事などさまざまな場面で、保育者は、子どもの言い分をていねいに聞き取ったり、態度、表情や仕草から子どもの気持ちを汲み取ったりして、一人一人の子どもの個性に応じた対応をしています。「エデュケアプログラム」を実践しつつ、子ども一人一人が、楽しく、生き生きと園生活を過ごすことができるよう取り組んでいます。

2、保護者との効率的な情報交換システムが構築されています
 日々の家庭との情報交換ツールとして、連絡ノートではなく、ITシステムを利用したWEB連絡帳(ポピンズメモリーと園では称しています)を用いています。例えば、登園前に保護者がスマートフォンなどを通して昨日の様子や連絡事項を入力すると、担任が園のタブレットを通して、子どもが園に着く前に、状況を把握することができます。園からの連絡事項も、このシステムを利用して伝達しているので、夕方、保護者は、子どもを迎えに来る途上で、あらかじめ今日の様子を把握することができます。
 また、毎月発行するポピンズニュースレター(園だより)も、このシステムを通じて配信しています。さらに、保護者はこのシステムを利用して、園のさまざまな情報などを得ることができるようになっています。
 WEB連絡帳は、システムを通して、主任や施設長も内容を把握できます。良かった点や、連絡不十分や不適切な点などを、担当者に伝えることができるので、職員の励みとなるとともに、レベルアップにも役立っています。          

◆改善や工夫が望まれる点
1、地域の子育て支援に取り組むことが望まれます
 開園後約2年半を過ぎ、内部体制が固まってきたので、今後は、地域の子育て支援に取り組むことが課題です。子育て支援へのニーズがあることは、園としても把握しているので、何から始めるか、いつから行うかなど具体的な計画を立てることが望まれます。例えば、定期的な育児相談日を設けたり、育児講座を開いたりすることが考えられます。また、近隣の公園で、園児・保育者と地域の親子が一緒に遊ぶ機会を、日時を決めて行うことも考えられます。

2、研修のさらなる充実が期待されます
 本社主催の新人研修・職位別研修・職種別研修や、横浜市や鶴見区などが行う外部研修に、必要な職員が参加しています。また、正職員に対する園内研修を行っていますが、主にマニュアルの読み合わせや内容確認の場となっています。今後は、保育技術の向上を目指したテーマも取り入れることが期待されます。
 また、非常勤職員に対しては、日々の保育の中で、実践教育訓練(OJT)を主任が行っています。しかし、正職員が参加している本社主催の研修や横浜市などが行う研修に、非常勤職員が参加することは少なく、非常勤職員の資質向上への取り組みは今後の課題です。勤務時間の工夫をして、非常勤職員も正職員が参加している研修に参加できるようにしたり、園内で、非常勤職員全員を対象とした研修を行ったりすることが期待されます。