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新桜ヶ丘保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成29年度)

基本情報

施設名 新桜ヶ丘保育園
所在地 横浜市保土ヶ谷区新桜ケ丘2-41-9
電話番号 045-351-6087
評価年度 平成29年度
評価機関 特定非営利活動法人 市民セクターよこはま
結果公表 2017年10月23日
結果に要した期間 6ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2017年4月28日 ~ 8月10日
(1)常勤、非常勤すべての職員に自己評価票を配付し、各個人で記入してもらった。
(2)集まった自己評価票を、主任・副主任ら4名の実行委員が、それぞれ担当領域を集計した。
(3)全領域について、4名の実行委員が協議し、まとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
第1日:2017年9月5日  第2日:9月7日
[第1日]
(1)午前:各クラスで保育観察。
(2)昼食:幼児クラスで園児と一緒に食べながら、保育観察。
(3)午後:書類調査。園長・主任に面接調査。

[第2日]
(1)午前:朝は登園の様子を観察。その後、各クラスで保育観察。
(2)昼食:幼児クラスで園児と一緒に食べながら、保育観察。
(3)午後:各クラス担任保育士5名、栄養士1名、非常勤職員1名、主任に個別に面接調査。
その後、園長・主任に面接調査。
最後に意見交換を行い、終了。
利用者家族アンケート
(実施期間)
2017年7月10日 ~ 7月21日
(1)全園児の保護者(53世帯)に対して、保育園側からアンケート用紙を手渡しで配付した。
(2)各保護者より、返信用封筒で、評価機関にあてて無記名で返送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
第1日:2017年9月5日  第2日:9月7日
(1)観察調査は、調査員が各クラスに分かれて実施し、戸外での活動も観察した。
(2)幼児を中心に、観察調査や昼食で同席した際に、会話の中で適宜聞き取りを実施した。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】
 新桜ヶ丘保育園は、JR横須賀線「東戸塚」駅、または相鉄線「二俣川」駅から、相鉄バスに乗り、環状2号線にある「新桜ヶ丘保育園」バス停下車、徒歩約3分の住宅地にあります。昭和52年(1977年)9月、横浜市により開設され、平成20年(2008年)4月、社会福祉法人相愛会に民間移管されました。
 園の施設は、鉄骨造平屋建てで、保育室・調理室・事務室などがあります。園庭には、砂場、すべり台、ジャングルジム、登り棒、雲梯などが備えられています。また、子どもたちが登ることができる大きな木が植えられ、くぐって通り抜けられるコンクリート管が置かれています。
 定員は60名(生後4ヶ月~就学前児)、開園時間は、平日、土曜日とも7時~20時です。
 運営法人の理念は「こどもが幸せな社会の中でいきいきと成長していけるように、子どもの最善の利益を追求し、地域福祉の中心的役割を果たす。」です。これに基づき、保育目標を「明日を拓くこども 生きる力を育てる -たくましく、こころ豊かで、そしてよく考える子ども-」としています。保育の基本方針は「子どもの発達を保障できる人的、物的環境を作る」、保育姿勢は「子どもの今に合わせ、今を拓くことのできる保育の追及」です。      

◆高く評価できる点
1、子どもたちは、元気に遊びながら、さまざまなことを学んでいます
 天気の良い日は、園庭や散歩先の公園で、子どもたちは思いっきり身体を動かしています。園庭では、ほとんどの子どもが裸足になっています。登り棒を登ったり、雲梯にぶら下がったり、大きな木に登ったりしています。ジャングルジムは子どもたちに人気があり、上に設けられた山小屋風の建物に入り込んで遊んでいる姿も見られます。砂場で穴を掘ったり、山を作ったりしているほか、園庭の泥を皿に盛って水をかけたり、水たまりに足を入れたり、葉っぱや咲いている花を摘んでビニール袋に入れ水を注いだりしています。手足が汚れたり水に濡れたりするのも気にせずに熱中しています。
 室内の活動では、一人で落ち着いて絵本や図鑑を読んだり、友達と一緒に、ブロック組み立て、おはじき、ままごとなどをして遊んだり、自由に遊び込める時間が確保されています。
 園庭のプランターで、花や野菜・稲を育てているほか、近隣の畑で多種類の野菜を栽培しています。畑の管理者から教えてもらいながら、子どもたちは種まきや苗植えをし、草取りをしています。収穫した野菜を、調理室で調理してもらい食べています。また、飼育としては、蚕を育てています。子どもたちが桑の葉を採ってきて与え、繭となるまでを観察し、さらに繭から糸を紡いで作品にする体験をしています。
 地域との交流としては、横浜市西部地域療育センターや横浜療育医療センターを子どもたちが訪れ、障がいのある子どもたちと一緒に遊んでいます。また、近隣の高齢者グループホームにも訪れています。

2、職員は、子どもが自分で考えることを大切にした保育をしています
 職員は、子ども一人一人の自主性を尊重しています。例えば、鉄棒に挑戦している子どもが手こずっている場合には、「手の巾は大丈夫かな」などとヒントを与え、子ども自身で考えて工夫するのを見守っています。繰り返し挑戦して自信がついた子どもは、さらに難しい技に自ら向かっています。また、マットの上に渡した横棒をくぐる遊びでは、腹這いになったり、後ろ向きでくぐったり、仰向けになったり、さまざまに工夫しています。保育士は、危険のないように見守りながら、遊びの様子を見て、小さな台やバケツ・スコップを出してくるなど、さりげなく遊びが広がるようにしています。子ども一人一人のできることを把握し、必要なときだけ手助けし、“できた”“やった”という喜びを子どもが感じることができるようにしています。
 また、遊びが終わると、保育士の声かけがなくとも子どもたちは絵本やおもちゃを片づけ始めます。散歩や園庭での遊びが終わった後は、手や足を洗い、トイレを済ませて着替えをするなど、次に何をやるかを自分で考えて行動する習慣が身についています。
               
◆改善や工夫が期待される点
1、マニュアルの定期的な見直しが期待されます
 健康管理・感染症への対応・衛生管理・安全管理・事故防止など、さまざまな業務マニュアルを作成していますが、マニュアルの内容を周知・徹底させるための研修や、内容の見直しを定期的に行うには至っていません。また、マニュアルの制定日・改訂日の日付がないものも見受けられます。定期的(最低年1回)に、職員も参加して見直しを行う体制を取り入れることが期待されます。

2、人材育成のために、新たな仕組みの導入が期待されます
 毎月、園内研修を行っているほか、姉妹園との合同学習を年3回行うなど、人材育成に取り組んでいます。また、横浜市や保土ケ谷区が行う研修や運営法人が行う研修に必要な職員が参加しています。これらの研修に加え、自己啓発の一環として、一人一人の職員が、毎年自己目標を設定し、達成度の評価を行う体制を取り入れると、より効果的な人材育成への取り組みとなることが期待されます。その際に、経験・能力・習熟度に応じた期待水準を作成、明文化すると、一人一人の職員が自己目標を設定するときの目安となります。