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やまゆり中山保育園 第三者評価結果 保育分野(保育)

総括(平成28年度)

基本情報

施設名 やまゆり中山保育園
所在地 横浜市緑区中山町322-4
電話番号 045-934-3897
評価年度 平成28年度
評価機関 特定非営利活動法人 市民セクターよこはま
結果公表 2016年09月23日
結果に要した期間 4ヶ月

評価方法

自己評価
(実施期間)
2016年6月15日~2016年7月8日
(1)職員会議で趣旨を説明し、分園・0、2歳児、幼児と小グループに分かれ、全職員に説明し、勤務時間内に記入した。
(2)各自が記入したものをもとに、クラス会議で意見交換し、1項目ずつ確認し合意した。
(3)クラスリーダーが自己評価票を持ち寄りリーダー会議で話し合いを重ね、最後に園長、主任で協議、合意しまとめた。
評価調査員による評価
(実施期間)
第1日:2016年8月5日       第2日:2016年8月12日
[第1日]
午前:各クラスで保育観察。
昼食:2歳児クラス、幼児クラスで園児と一緒に食べながら、保育観察。
午後:書類調査。園長、主任、事務に面接調査。

[第2日]
(1) 午前:朝は登園の様子を観察。その後、各クラスで保育観察。
(2) 昼食:幼児クラスで園児と一緒に食べながら、保育観察。
(3) 午後:各クラス担任保育士6名、看護師1名、栄養士1名、     
非常勤職員1名に個別に面接調査。
その後、園長、主任、事務に面接調査。
最後に意見交換を行い、終了。
利用者家族アンケート
(実施期間)
2016年6月20日~2016年7月1日
(1)全園児の保護者(92世帯)に対して、保育園側からアンケート用紙を手渡しで配付した。
(2)各保護者より、返信用封筒で、評価機関にあてて無記名で返送してもらった。
利用者本人確認
(実施期間)
第1日:2016年8月5日    第2日:2016年8月12日
(1)観察調査は、調査員が各クラスに分かれて実施し、戸外での活動も観察した。
(2)幼児を中心に、観察調査や昼食で同席した際に、会話の中で適宜聞き取りを実施した。

総評(評価結果についての講評)

【施設の概要】
 やまゆり中山保育園は、JR横浜線および横浜市営地下鉄グリーンライン「中山駅」から歩いて2分ほどの所にあります。周りにはクリニックや銀行、商店などが並んでいます。駅に近く街中にありますが、近くの恩田川沿いには豊かな自然があり、子どもたちの散歩コースとなっています。
 やまゆり中山保育園は、昭和53年(1978年)4月に社会福祉法人山百合会によって八朔乳児保育園として開設され、平成22年(2010年)4月に中山駅前に移転してやまゆり中山保育園と改名しました。平成27年(2015年)には近くに分園(1歳児)が開設されました。運営法人は他に緑区内に1園、港北区に4園保育園を運営しています。
 やまゆり中山保育園は、ビルの1階にありますが、窓が大きくて明るく広々としています。2階には、事務室や会議室があります。小さいながらも園庭、テラスがあり、子どもたちが夏にはプール遊びをしています。
 定員は110名(産休明け~5歳児)、開園時間は平日(月~金)は7時00分~21時00分、土曜日は7時00分~18時30分です。
 園目標として「元気に明るくのびのびと」「遊びを大切にして、集団の中で成長発達の芽を育てる」「一人一人の思いを受け止め、その子らしさを大切に」を掲げています。


◆高く評価できる点

1、子どもたちは保育士に優しく受け止めてもらい、園生活を楽しんでいます

 保育士は子どもたちに優しく話しかけて子どもの思いを受け止め、子どもができたことや見つけたことを一緒に楽しみながら、保育にあたっています。
 乳児は、集団を分けるなどの工夫をして、子どもが落ち着いて活動できるよう環境を整えています。保育士は、子どもの遊びをリードし、それぞれの子どものペースにあった遊び方ができるように支援しています。子どもたちは保育士に甘え、笑顔でたくさん話しかけてもらっているので、自分の気持ちを素直に言葉や表情、仕草で表現し、落ち着いて園生活を過ごしています。
 幼児は、保育士が子どもたちの興味や関心に合わせ、遊びの中でいろいろなことが学べるようにプログラムを工夫しています。散歩や園庭で見つけた虫や植物、小動物を子どもたちと飼育したり、子どもたちと一緒に図鑑で調べたりしています。また、子どもが好きなクイズを利用して紙芝居で安全教育や食育をしています。子どもが顔に興味を示したことから自分の顔を観察し描く練習をするなど、子どもたちは遊びながら様々なことを学び、成長しています。
 園は、絵本は「心の栄養」として絵本や紙芝居の読み聞かせを大事にしています。各保育室には、子どもの発達や年齢だけでなく、クラスの子どもの個性や興味、関心等を考慮して選別された絵本が置かれており、子どもたちは活動の合間に自分から絵本を取り出し、読んでいます。階段下には図書コーナーが設けられていて、敷物や椅子、ぬいぐるみなどが置かれ、子どもが落ち着いて絵本に親しむ空間となっています。活動の切れ目には、絵本や紙芝居を用いた読み聞かせを意識的に多く取り入れています。0歳児から絵本に親しんでいるため子どもたちは絵本が大好きで、賑やかだった子どもたちが保育士が絵本を取り上げると、一瞬にして静かになり集中する様子を観察時にもたくさん見ることが出来ました。


2、保育士は園目標の実現に向け、連携して保育にあたっています

 園目標に「一人一人の思いを受けとめ、その子らしさを大切に」を掲げ、保育士はクラス会議や職員会議で話し合って思いを共有し、理念の実現に努めています。保育士は、子ども一人一人の様子を観察し、子どものつぶやきや小さな発見、できたことなどを、会議だけでなくその場その場で共有し、連携して保育にあたっています。保育士は、笑顔で子どもに接し、子どもの小さな成長を喜び、保育を楽しんでいます。このような保育士の働きかけは、子どもたちの穏やかで落ち着いた様子からも伺うことができます。
 保育士は、運営法人の発表部会、研究部会、情報部会などの研修に参加し、自己研鑽に励んでいます。また、横浜市や緑区、横浜市北部地域療育センターなどの外部研修にも積極的に参加し、職員会議で伝達研修を行い、成果を保育に反映しています。園はベビーマッサージや幼稚園教諭、幼児体育指導員などの専門性を深めるための資格取得を推進していて、保育士のモチベーションにつながっています。


3、地域の子育て家族が仕事と家庭を両立できるような支援に積極的に取り組んでいます

 運営法人の経営理念に保護者が仕事と育児が両立するための支援を掲げています。駅近くにあるので、保護者が自転車を保育園に置いて仕事に行けるよう駐輪場を用意するなど、園は、保護者のニーズにきめ細かく対応しています。
 地域の子育て支援ニーズに対しても、積極的に取り組んでいて、1歳児の待機児童解消にむけて分園を開設したり、緑区からの要請を受けて休日保育を実施するなど、駅前保育園という園の特性を活かしています。これらの子育て支援事業を開始するにあたっては、緑区などの関係機関だけでなく、所属する商店会や保護者、地域の保育園などと情報交換をし、地域に向けたアンケート等で園としても情報収集をし、把握したニーズを客観的に分析した上で対応しています。
 また、一時保育や園庭・保育室開放、交流保育、育児講座などの地域向けの子育て支援に取り組むだけでなく、地域の中山中学校の職業講話で保育士が保育の仕事の意義や楽しさについて話すなど、地域社会と連携し、青少年の育成などの地域のニーズに応えています。
               

◆さらなる取り組みが期待される点

1、職員個々の自己評価を園としての自己評価につなげることが期待されます
 
 保育士は、年度末に自分自身の業務についての自己評価を行い、その結果を次年度に活かしています。また、年間の運営に関する振り返りをクラス会議やリーダー会議で行っています。年度末には保護者アンケートを実施して振り返り、結果を保護者にフィードバックしています。
ただし、このような素地が出来上がっているにもかかわらず、園としての自己評価は行われていません。今後は園としての自己評価を管理層がまとめ、園が抱える課題や今後の方向性について職員間で共有することが期待されます。